シネマに包まれて-映画祭報告

presented by 河北新報

(1)東京は二度目/審査員長ロジャー・コーマン氏

2012/10/23

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 第25回東京国際映画祭が10月20日夜、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の上映から開幕、22日の午後、六本木ヒルズの会場で審査員の記者会見が開かれました。

 今年の審査員は、プロデューサーで映画監督のロジャー・コーマンを長として、イタリアの映画監督エマヌエーレ・クリアレーゼ、プロデューサーのリュック・ローグ、日本から、映画監督の滝田洋二郎、美術監督の部谷京子の5人。ロジャー・コーマンは1994年に京都で開催された第回東京映画祭でヤングシネマ部門の審査員長を務めており、そのときの体験が素晴らしかったので、もしまた機会があれば東京に戻ってきたいと思っていたのことでした。

cine_tokyo2012_0102.jpg エマヌエーレ・クリアレーゼは昨年ヴェネチア映画祭のコンペで『大陸(テッラフェルマ)』で審査員特別賞を受賞していますし、映画監督のニコラス・ローグのご子息であるリュック・ローグは、昨年カンヌ映画祭のコンペに出品されたリン・ラムジーの『少年は残酷な弓を射る』を製作し、注目を集めている若手プロデューサーです。お二人は初来日で、映画でしか知らなかった日本の発見を楽しみになさっていました。

 また、滝田洋二郎監督は、2009年に『おくりびと』がアカデミー外国語映画賞を受賞したことも記憶に新しい、今の日本を代表する監督の一人で、現在最新作の『天地明察』が公開中。部谷京子さんは、周防正行監督作品や滝田洋二郎監督作品などの美術を多数手がけた他、新藤兼人監督のレトロスペクティヴなどの上映活動でも活躍されている方です。

 写真上は恒例の六本木ヒルズ入口の映画祭の飾り付け。
 写真下は審査員記者会見後に行われたフォトセッションの模様で、左からエマヌエーレ・クリアレーゼ、部谷京子、ロジャー・コーマン、滝田洋二郎、リュック・ローグの各氏です。
(齋藤敦子)