お知らせいろいろ

先週の表紙はエスカルゴさんでした。ありがとうございます。
今週はマー君とお酒を飲みたかったというe...さん。写真を組み込みました。どうでしょう。
はっちゃけ宴会ではなく、政宗が何かを偲んでいます。
手もとの杯は漆でなくかわらけにしてみました。

なんと第2版『伊達政宗と時代劇メディア』
売れ行きが良くて、店頭に並んだのが11月初旬、1月半ばにはほぼ売り切れに近かったという
時代考証学会の『伊達政宗と時代劇メディアー地域の歴史・文化を描き、伝えることー」の、第2版が出ます。
かさい大崎の「かさい」の文字を直したり...この文字、フォントによってはちゃんと出ないのです。
私のところでは、校正もれがあった、成実木像の製作年を直したりしています。
悲しいのは、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』のプロデューサー・吉村芳之さんのプロフィールに没年を入れることになったことです。

一般の店頭に並ぶのは5月15日くらいになりそう。
今手に入るのは仙台市博物館の売店に、まだあるかなあ。年末に閉館していた分、残っていたはずです。
GWには間に合わなかったけれど、政宗命日には間に合いそうです。

政宗yearの今年、参考書として中身も価格(1000円!)もおすすめです。
今野印刷のHPからも購入できますので、チェックしてみてください。
http://www.konp.co.jp/pub/products/list.php?category_id=1



扱えなかった話、もったいないあれこれ
新聞掲載の漫画を描いて、web版に掲載までだいたい1年あります。
この間見つかった間違いや、もっとこうしたいという訂正を入れて原稿を描きなおします。
ただ、描きなおす以前に、「この話題は面白いんだけれど、話を早く進めるために、あきらめるしかないなあ」と、
描かなかったネタがあります。

保春院から鉄砲プレゼント
例えば、天正16年5月5日、保春院から政宗へ鉄砲50丁が贈られています。
近日御出陣についてご祝儀なり、とあります。
近日出陣とは、郡山合戦(久保田合戦)ですね。
端午の節句にあわせて息子に50丁の鉄砲プレゼント!このお母さんやっぱりすごい!
郡山合戦では鉄砲が大活躍しました。
郡山合戦時の政宗の手紙がちょうど仙台市博物館に展示中。

保春院、どのくらいお金持ちなんだろうとびっくりしましたが、手掛かりとして天正12年の下長井田銭帳に
ひがしさまという記載が何箇所かあります。
『山形県史 古代中世史料1』(昭和52年 山形県)。
これなんか研究として面白い題材だと思いますが、漫画には入れ込めませんでした。

政宗と「幸村」の出会い?
電子版ではもう少し先になりますが、奥羽仕置の際に秀吉が奥羽の奥まで下向します。
このさいに、馬周りが同行したという記録も治家記録にありました。
昨年の大河ドラマでは、真田信繁が秀吉の馬周りだったという最新の研究成果が、
ストーリー上に大きく反映されて、小田原で政宗と信繁が出会っていましたね。
伊達治家記録をもとにすると、信繁が秀吉の奥羽下向に随行して政宗と会っていた、
奥羽での政宗の力を見ていた、という展開も考えられます。
でも、私はこれも描き込めませんでした。
もったいないネタなので、ここに出しておきますね。

そうやって、マニアックすぎるとか難しすぎる話題は先に進むために泣く泣くあきらめているのです。
でも、来週掲載の第126話のタイトルが「土の城 石の城」だったりする。
多分どこかにこのタイトルだけで「おおおおお!」となる人もいてくれる。
ちらっと出るぞ、安宅船!