第135話について

『第135話 成実の留守番』

この回は掲載時に大変な間違いで、gakuya-132.jpg大里城、落ちたと描いてしまいました。最後まで落ちませんでした。大里城関係の皆様、ごめんなさい。
描きなおしました。

政宗が小田原に行っている間、成実が留守を預かっていました。
知恵の小十郎と部の成実というキャラがステレオタイプ強化されると、
成実が武ばかりであんまり賢くない描かれ方をしてしまいます。

政宗に同行を願ったらしい成実がなぜ小田原に行かなかったのかを考えると、政宗が小田原で殺された場合、伊達を仕切れるのは成実だという家中の認識がうかがえます。

また、何故小次郎を排除したかについて、小次郎を擁立する派閥の危険ということに加え、成実の下に集権しやすくするため、とは考えられないでしょうか。

政宗がいない間の成実の働きは見事です。
領内の騒動は、ただひとりの処罰...処刑ですが...で収めてしまいます。
この流言の源を突き止める手腕はすごい。
朋輩や兄弟を訴人する者たちへの領地の分配も見事。
そうして、大里城への刺客の送り込みも...。

私は政宗の周りを見て、血筋と実力を備えた「もうひとりの政宗」がいるなあと時々思うことがあります。
世代は違いますが、立場を得れば留守政景。もうひとりが伊達成実です。
ただこのふたりは、ともに輝宗が拉致されて横死する現場にいた、政宗に対して生涯の負い目を持つふたりでもあるのです。

日本史をざっとみると、小田原に政宗が行って詫びを入れて日本は統一されたかに思えますが、まだまだです。