第137話について

『第137話 小高城の朝霧』

137gaku-01.jpg#136の後編です。
少し前編の補足をします。
相馬高胤の前立は、北斗七星のうち剣先星にしてあります。
相馬は妙見信仰の家です。

「今まであの猪武者ぶりに救われた時も」は、奧相茶話記に「度々の勝利に誇りて」から。
それから、奥相茶話記に言う高胤のどこかいけなかったかについて、人の話を聞かないなどいろいろあるなかで、「相馬の御一門には合馬の下手は近代までも承らざる...この殿は合馬下手なるゆえに」とあって、ここ、一番手厳しいかも。
同書の中で、相馬義胤は自分の侍道の中で葛藤しています。悩んでいる部分は原文がすごく長いです。父の盛胤も、生き残るためには伊達に服属するしかないというし、義胤自身もそれが道理だとわかっていて、なおそれが出来ないのです。
その義胤に、昇る朝日のもと家中が再結集し、小高の妙見神社の御神水を飲んで伊達との最後の戦を試みます、が、伊達はいなくなっている...。
今日のお話の流れは、だいたい奥相茶話記によりました。

小高川は小高城のすぐ足元を流れる川です。現在は、一番上は小高神社。城の遺構は少し自然に帰っていますが、縄張図があれば往時をしのぶことができるかもしれません。
相馬の主城というと、今は相馬市役所のお向かいの中村城を思い浮かべるかもしれませんが、このお話の時代は小高城です。


小高城のふもと直近に137gaku-02.jpg南相馬市小高区役所があって、1階に10時から2時半まで喫茶とお弁当のお店、caféいっぷくやが開いています。震災前から活動しているNPO法人ほっと悠さんの活動のひとつです。
おいしいですよ。