これまでのあらすじ・弐

『これまでのあらすじ・弐』(マンガ2へ)

先回に続いて本日は これまでのあらすじ・弐。
こうやって圧縮してみると、自分が政宗をどう見ていたのかも再確認できました。


まず、政宗は奥羽にいきなり現れた革命児じゃないですね。
あらすじ壱の稙宗あたりから見ていった方が判りやすいです。
それから、伊達の強さのもとは、家督の交代がうまくいって(晴宗Vs輝宗があったにしろ)、
政宗まで家を渡せたことではないでしょうか。
代替わりはチャンスにもピンチにもなることをよく知る輝宗、実元、遠藤基信の周到な
動きにも注目すると面白いです。

資料名はなるべく挙げておきますね。

このマンガは資料や史料をたくさん使っています。
そういうタイプのマンガなんだと思って下さい。
それがえらいわけではありません。
思いっきり現実を離れ、それでもどこか政宗らしい、そういう創作劇もあります。パロディもあります。目指すところが最初から違います。

このマンガは、次に創作する人たちにとっても便利ではないかと考えています。
政宗は存命中から逸話が作られ、その逸話をもとに次のネタが作られ、延々と続く伝言ゲームのようになって元の像がわかりにくくなっています。
元ネタが知りたいと思う時があるでしょう?
描くときの大変さのひとつは信頼できる資料探しです。私が恵まれているのは、何を読めばいいかを教えていただけること。
ですから次に描く人のために、なるべく資料名は上げます。
私が間違っていたり、研究が進んで政宗像が塗り替えられたりするとき、「このネタ元はどこか」に悩まなくていいようにです。


創作って、どうしても自分の経験(それまで読んだほかの小説や漫画も含めて)から外のものは描きにくいですね。原資料に当たると、それが少し広がったりします。
それに、原資料から見えてくる政宗も面白いですよ。