第148話について

『第148話 成実 証人となる』

政宗が一揆に関与していると疑った蒲生氏郷は、政宗と共闘しないで名生城に籠城。
秀吉に、「政宗に謀反の疑い」と連絡し、秀吉の命令を受けた政宗討伐の軍が奥州に向かっています。

氏郷は、名生城から出る条件として「留守政景か伊達成実」を証人として名生城に差し出すよう要求します。
ここはマンガで描いてあるところ。描き切れなかった前段はこんな感じ。
「留守政景か伊達成実」と指名されたのに、政宗は最初、国分盛重を送り込みます。
氏郷、激怒。
政宗は改めて成実を送り込みます。

信頼関係がないんだから、違う人を送り込んじゃだめだよ。
拒否された盛重さんも気の毒だ。
資料によっては、盛重は返されたと書くものもあり、盛重と成実が2人で証人になったと書くものもあります。
ふたり証人はこの時のバランスとして重すぎるんじゃないかな。あまり政宗が証人を出し過ぎると、関係が対等でなくなります。
国分盛重は仮にも政宗の叔父です。
ということで、成実ひとり証人の表現にしました。

なぜ留守政景でなく成実を証人に送ったか

マンガでは、氏郷とのダンスgaku-030201.jpgバトルを期待する留守の気配を察して、政宗が寸止め。
これ、話を短くするためです。
 氏郷の故郷、日野は、猿楽発祥の地という説があると、教えていただきました。氏郷と留守政景の乱舞バトル、疲れ切って倒れて友情が...という黄金展開は、今回は無しです。
真面目な話としては、一揆の城をひとつずつ投降させるのに、大崎地域に縁がある留守政景を、前線から抜くわけにはいかなかったのではないかと考えています。
政宗の戦いは、今回は調略戦です。





毒入り菓子


この元ネタも『氏郷記』。gaku-030202.jpg蒲生逸話は先祖の話も含め、毒殺の話が多くないですか?
政宗もあるけど。

 

 

 

 

毛虫の前立

これについては、番外マンガ 『毛虫のおもひで』をご覧ください。表紙の「リンク集」から入ると、マンガと動画一覧があります。
でもこのマンガは目次に入れるのを忘れていたのでした。
http://blog.kahoku.co.jp/dokuganryu-masamune/2017/08/post-405.html

 

氏郷。雪国の領主として

蒲生氏郷が政権中枢の地を離れ、会津の領主になったのを嘆く逸話があります。
逸話です逸話。
でも、会津でお聞きしたら、地元ではいい殿さまとして人気だということでした。
私がいいなと思ったのは、会津塗や会津蝋燭など、後に名産となる元の漆の木は、氏郷が故郷の日野から取り寄せて植えたという話。
漆は植えてから使えるようになるまで何年もかかります。
氏郷が会津の人となろうと心を定めたのはいつだったのかと思ったりします。

 

木村父子も手紙を書いた

一応書いておきますが、「政宗は無実だ」という弁護を木村吉清がしていて、これも氏郷の疑いを解き、宇都宮まで北上していた政宗討伐軍を止める力になりました。