第174話について 

『第174話 遠い雷鳴』

gaku-174-01.jpg九戸合戦には政宗は参戦しておらず、そのため治家記録には詳細な記録がありません。
なるべく数字で追える記録を追っていますが、政宗の戦果を浅野が誇大に伝えたことを考えると...。
それから、正直言って、北東北の勉強が全然追いつかなかったです。
戦闘の状況など、発掘記録から読めるところは読みましたが、それは、最後に何が起きたのかの話。
どんな世界でどうしてこうなったのか、北東北の歴史を知りたいと願いつつ。九戸戦はここまで。


最上義光の兜の前立は、最上義光記念館にある兜を参考にしています。
あの前立は後世のものだろうなあとは思いつつ。

蒲生氏郷の陣羽織は、
袖にブルーのフリル、胴が赤で胸の白は鳩の形にしてあります。
青、赤、白。
新聞掲載ではほぼ見えないんだけれど、キリシタン大名の陣羽織のつもりです。
後ろからついてきているのは、これも説明していないけれど岡佐内のつもり。
なので前立てが大判です。


駒姫の年齢

駒姫の年齢についてはいくつかの説があるようですが、こういうときは最上義光記念館の情報をあてにして描いています。
最上義光記念館はいいですよお。
あれで入館無料だなんて。

新聞の時とは計算し直してこの戦闘の時の年齢を11歳としました。

九戸では、これまでの時代だったら出合うことのなかったであろう南部と蒲生の縁約も起きました。
秀次が駒姫を側室に望んだというのは、これまで奥州名家に伝手がなかった秀次が、最上を舅として、後身(うしろみ)にしようとしたという考えではどうでしょう。
秀次については後付けの醜聞がひどすぎて、駒姫についても好色の魔手をのばしたみたいに見えますが、関白の甥が羽州探題の娘を側室に求めるのは不釣り合いでもない。
また、駒姫の婚姻を了承した最上義光、これも何の不思議もないと思うのですが。

でも、この縁約がなかったらなあと、やっぱり思います。