川柳(1/12掲載)

【水戸一志 選/評】

◎年齢には逆らえずガタがきた体を、このように明るく詠めることに拍手を送りたい。中七のオノマトペ(擬声語)と漢字熟語のマッチングも楽しい。川柳は単なる言葉遊びや語呂合わせとは一線を画するが、言葉の切れ味、響き合いは技巧とみる。

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◎ どの部位もポキポキ古希と音がする  (石巻市須江・市川つね子)

  あんこ餅正月来たぞ舌笑う  (石巻市桃生町・佐藤俊幸)

  初詣で健の一字を祈るのみ  (石巻市蛇田・鈴木醉蝶)

  年賀状余り川柳投句する  (石巻市向陽町・佐藤功)

  お年玉もらいバイバイ孫帰る  (石巻市桃生町・高橋冠)

  甘く見て暮れにゴーンと逃げられる  (石巻市築山・飯田駄骨)

  初ごよみ外科歯科眼科そろい踏み  (東松島市赤井・川元とき江)

  インフルエンザ施設の母を遠ざける  (石巻市蛇田・大山美耶紀)