採用担当 喜怒哀楽記 河北新報社
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「採用担当 喜怒哀楽記」にようこそ!! このコーナーは、河北新報社の採用担当が、就活中の皆さんに送るメッセージ集です。募集から試験までのスケジュールやセミナーなどの採用情報のほか、採用業務の舞台裏や、担当者が日々の仕事で感じたことなど、採用現場の「今」をつづっていきます。社内での行事や出来事、珍現象(?)なども随時紹介! 採用試験のヒントもあるかって? それは…。 残念ながら合格への近道を保証することはできませんが、たまにのぞいてください。

2011年11月 5日

採用1次試験お疲れさまでした

こんにちは。7年間乗っている愛車の走行距離が10万キロに達した、採用担当のとっしーです。

本日、河北新報社の採用1次試験が行われました。受験された方、大変お疲れさまでした。問題は難しかったでしょうか。

出題、特に時事問題の狙いは、新聞を読んで、気になったキーワードや出来事を、少し深く調べているかどうかを見ました。

例えば「TPP」の記事はたくさん出ていますが、日々のニュースを追っかけるだけでなく、「TPPとは何か」「自分はTPPに賛成か反対か」などを調べたり、考えたりしてもらいたいと思っています。
それは、新聞記者になってからも必要なスキルですし、ニュースにより深く関心を持っている人を採用したいと思っているためです。

また用語、用法のところも、引っかけ問題を出しました。言葉を扱う仕事である以上、正しい用語、用法を知っていることが基礎の基礎であるためです。

案の定というか、多くの方が間違ったのは、「危篤との知らせに、おっとり刀で駆けつけた」の正否。
「あの人はおっとりした人だ」の「おっとり」でなく、急な出来事で刀を腰に差す暇もなく、急いで手に持って~という「押っ取り」から来ている言葉です。つまり、危篤との知らせに急いで駆けつけたという意味で、正解なのです。

また「一人、反対意見を言った彼女は、会議の流れに棹をさした」とはどうでしょうか。
世間では、流れに逆らうという風に使われていますが、広辞苑第6版に「誤った用法」と書かれています。本来は時流に乗ることの意味ですので、気をつけてほしかった設問です。

あす日曜日は休日返上で、採点業務を行います。結果を早くお伝えできるように頑張ります。結果は、もう少々お待ちください。


2011年10月 6日

ジョブズ氏と座右の銘

米アップル前CEOののスティーブ・ジョブズ氏が死去しました。56歳。Mac&アップル派でない私でも(ウィンドウズ派でもないが)、彼のプレゼン本などは立ち読みしたことがあります。

ジョブズ氏といえば、私は2年前、偶然にも彼から「座右の銘」をいただきました。
彼が2005年、米国スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの日本語訳を、インターネットで探していたとき、出会ったのがマハトマ・ガンジーの言葉でした。

明日死ぬつもりで生きなさい。
永遠に生きるつもりで学びなさい。

ジョブズ氏のスピーチにも似たフレーズが出てきます。

「17歳のとき次のような一節を読んだ。『毎日を人生最後の日であるかのように生きていれば、いつか必ずひとかどの人物になれる』。私は感銘を受け、それ以来33年間毎朝鏡を見て自問している。『今日が人生最後の日だとしたら、私は今日する予定のことをしたいと思うだろうか』。そしてその答えがいいえであることが長く続きすぎるたびに、私は何かを変える必要を悟った。」
出典:https://sites.google.com/site/himazu/steve-jobs-speech

1日1日を大切に生きること、そして学び続ける大切さを諭した言葉だと理解しています。
私が大学生のときには、時間は永遠にあると思っていたけど、年を取るにつれて、時間は加速度をつけて流れていって、しかも有限なんだなあって思ってきました。そんな時に出合った言葉。17歳のときに出合っていればジョブズ氏のようになれたかも!?

みなさんの心には、人生の指針となる言葉は宿っていますか。


2011年9月29日

とぼとぼレインボーブリッジ

みなさん、こんにちは。
blog1109292.JPG東京の飲み屋に上着を忘れたまま、仙台に戻ってきたとっしーです。店の名前を覚えていたのが幸いでした。ふぅ~

さて東京に2日間(出張+有休)行ってきましたが、その時、思いつきでレインボーブリッジ(東京都港区)を渡ってきました。
首都高や、鉄道「ゆりかもめ」が通り、自動車・列車専用道路の印象がありますが、橋の下層には都道が走り、歩道も整備されているのです。

私は台場側からスタート。左手にフジテレビの建物を見ながらスロープ状の道を歩いていきます。
下から天に伸びる太いワイヤーを横目に見て、いよいよ吊り橋部。外側に高さ2メートルほどの鉄柵があり、海に落ちる心配はないのですが、トラックが通るたび、震度2くらいの揺れを感じ、街路灯が小刻みに揺れます。blog1109291.JPG
吊り橋の中央部は海抜60メートル。陽光が乱反射する水面を、ミニチュアのような観光船が行き来していました。30分ほどかけて橋を渡り切り、芝浦側から「脱出」しました。

今回は、お台場側がよく見える橋の南側を通りましたが、東京タワーや高層ビル群が見える北側も違った光景を楽しめます。外から眺めるレインボーブリッジが一番きれいですが、徒歩で見る光景も乙なものですよ。

 


2011年9月26日

就活生の質問に答えます その4

ご無沙汰しています。先日腰を痛め、ようやく治ってきたとっしーです。
みなさん、お体は大切に。

【本日の質問】新聞記者のやりがいって何ですか?

これは、100人いれば100通りの答えがあると思います。
16年間の新聞記者経験を通して、とっしーはこう考えます。
1)名刺1枚で誰とでも会える
2)魅力ある人と出会えて話ができる
3)書いた記事で社会を動かせる
4)日々の新聞記事が自分の「作品」になる

1)と2)は、市井の人のほか、県知事や市長、政治家、芸能人らにも会うことができます。時には首相にもインタビューできます。取材目的と名刺と熱意があれば、ほとんどの人に会えると思います。正攻法で会えなければ、突撃取材もあります。こういう経験は、記者だからこそできるものでしょう。
また取材する相手は記事にできるような「何か」を持っている人です。ハートが熱かったり、行動力がすごかったり、人間的な魅力が豊かだったりして、取材している自分が勉強になります。自分自身の成長にもつながります。
なぜ記者は会えるのか。それは「読者の代表」だからです。取材相手も、記者の後ろに「読者」がいるから会ってくれるのです。決して記者個人の実力で会っている訳ではありませんので、誤解しないでください。

3)について、実例をひとつ。自転車の路上駐輪に邪魔されて点字ブロックが使えず、困っていた視覚障害者がいらっしゃいました。河北新報に電話が掛かってきました。記者はその方から話を聞き、現場を見に行き、施設管理者にも取材して、新聞記事を掲載しました。するとわずか数日後、あれだけあった違法駐輪がなくなり、点字ブロックが安全に使えるようになっていました。
困っている人を助けたい、世の中をもっと良くしたい、地域の課題を解決したいと思って、記者は動いています。自分の書いた記事で、社会がより良く動いていく経験は必ずします。記者のやりがいの一つですし、まだまだ新聞の影響力は大きいな、と感じる時でもあります。

4)について。画家や作家は、それぞれの時代、世論、交友した人の影響などを受けて、作風が大きく変わることがありますね。展覧会などでは「作品」を見ることで、その人の生涯をたどることができます。
新聞記事も一緒で、自分の書いた記事を見ると「この時代はこんなことに関心があったなあ」「こんなちっちぇーことで怒っていたなあ」とか、まざまざと思い出されます。読者の皆さんにとっては、1日過ぎれば「古新聞」ですが、記者にとっては日々の新聞が「作品」です。仕事を作品として残せるのも、他の仕事にはあまりない魅力かなあと思います。

ほかにもいろいろあると思います。自己成長ができ、社会的な責任を果たすこともできる新聞記者。大変なことも多いけど、やりがいも大きいこの仕事を、ぜひ目指してください。


2011年9月15日

就活生の質問に答えます その3

こんばんは。今日はまた、東日本の広範囲でグラリと揺れましたね。
前回は、就活と関係ない話題になってしまったので、本題に戻します。

本日の質問「全国紙と地方紙の違いって何ですか?」

「就職先」として新聞社を考えたとき、出てくる疑問ですね。ちなみに、全国紙とは全国に取材網と販売網がある新聞、地方紙とは取材網、販売網が、その地域に限定している新聞とします。

記者という仕事(取材し、記事を書く)自体は、全国紙も地方紙も同じ。ただし読者が「全国」か「地域限定」か、という点が大きく異なります。
全国民が関心あるニュースもあるでしょうし、地域限定で関心の高い情報もあります。「その地域住民に向けて、住民の関心が高いニュースをより大きく取り上げる」ことが、地方紙の特長のひとつです。

全国民が関心あるニュースに、日本の政策を決める省庁(霞が関)や国会(永田町)の動向があります。税制改革の行方や震災復興、政局など...  いきおい、全国紙は霞が関や永田町に関心が向かいます。
一方、地方紙は「霞が関や永田町で決めたことが、地域にどう影響するのか」を中心に考えます。例えば、東京で考えた震災復興のプランが、地方の意向をくんでいるのか、市町村長はどう思っているか、住民の反応は...などを伝えます。
ニュースを見る視点が、そもそも違いますね。
新聞は、地域のニーズや住民の思いをくみとり、東京に向けて発信する役目もあります。

全国紙は発行部数が数百万部に上りますが、地域単位でみると、地方紙の方が多いです。
例えば宮城県での河北新報の発行部数は約43万部。宮城県の全国紙(朝日、読売、日経、毎日、産経)の総合計の2.5倍に上ります。それは、河北が地域で一番読まれ、信頼されているあかしでもあります。

一方で地方紙は、その地方から逃れられない宿命を背負っています。一例を挙げれば、事件事故の被害者も、その加害者も、取材する記者も、地域の住民です。「被害者やその親族が読むかもしれない」「加害者の関係者も読む可能性がある」との意識を持ち、興味本位の野次馬的な内容は避けるなど、節度ある報道を心掛けています。

また地方ならではのテーマを息長く取材、報道できるメリットもあります。東日本大震災は、河北新報にとって10年も20年も続く取材テーマになります。転勤はありますが、河北新報なら原則東北地方に限られます。北海道や九州への転勤はありません。

全国紙との違いを際立たせる表現になった面もありますが、地方紙には地方紙の魅力があります。河北新報の採用試験は、10月11日まで応募を受け付けていますので、よろしくお願いします。


2011年9月14日

きょうから新入社員半年研修第2弾

コンビニでは、もうおでんと肉まんの季節。アイスコーヒーとおでんを一緒に買った採用担当です。blog110910.JPG

今日から新入社員6カ月研修第2弾。新入社員の5年~10年後を見越して成長するための土台を作ることが狙いです。また報告します。

本文とは関係ないですが、写真は先週末行われた仙台ストリートジャズフェス。音楽が上手い!ビールも旨い!!夜になっても大いに盛り上がっていました。


2011年9月 9日

就活生の質問に答えます その2

こんにちは。採用担当のとっしーです。
今週末は仙台市中心部で
ストリートジャズフェスが開催されます。
利府では桑田佳祐さんの復興支援ライブもあります。
Kスタでは東北楽天のホーム戦もあります。
大震災から半年という節目の週末、
被災地のことを思いつつ、復興に向けて
弾みをつけていきたいですね。

さて、就活生の質問に答えます その2です。

【本日の質問(前回の続き)】
新聞記者の具体的な仕事内容を教えてください。

しばし寸劇にお付き合いを。
新人「デスク、ニュースです。まだ誰も知りません!」
デスク「大きな声を出すな! この前もそれで隣の社に
 情報が漏れただろう」
新人「すみません」
デスク「で、何なんだ、そのニュースとは」
新人「うちの近所の犬が、子どもを4匹産みました」
デスク「...バカ野郎! その何がニュースなんだよ」
新人「...デスクの方が声がでかいんですけど...」
(注:このシチュエーションはフィクションです)

世の中には、人の数だけニュースがあります。
例えば飼い主にとっては、ペットの出産は一大ニュースでしょう。
ただし「個人的ニュース」は、他の人は関心ないかもしれません。
紙幅に限りがある新聞は、より多くの人が関心を持つであろうニュースを
選択して、取材して、報道することになります。

新聞記者の取材には、「情報を入手し、裏付けを取り、
価値付け(意味付け)をする」という役割があります。
例えば30分ほど取材して話を聞くと、200行くらいの原稿は書けますが
紙面に掲載できるのは30行程度。
そこで何が大切か、重要か、読者に読んでもらいたい内容か、など
取材ノートを何度も見返しながら、書く内容を絞り込んでいきます。

また政治家らの話は、日ごろは聞き流すとしても
「これは問題発言?」と感じれば、その一言に価値を付けたことになり、
1本のニュースになります。もし聞き流せば、そこで終わり。


寸劇続き
新人「その出産した犬なんですが、東日本大震災で津波にのまれ
 屋根の上で3週間漂流して発見された犬なんです」
デスク「おい、なんていい話を見つけてきたんだ!」

となって、恐らく「3週間漂流の犬 命のバトン」とかいう見出しで
記事が掲載されるでしょう。
犬が出産した事実だけでなく、その犬の生い立ち(背景)を
聞いていたからこそ、明るい話題として取り上げることができたのです。

分かりやすく犬に例えましたが、新聞記者になったら、醍醐味(だいごみ)と恐ろしさを両方味わうことになるでしょう。でも、失敗を重ねて成長していくので、心配は無用ですよ。


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