未曾有の津波被害、原発事故、連続余震
河北新報社人事部採用担当です。11日に発生した巨大地震。仙台でも立っていられない激しい揺れが2分間続きました。社屋は使用できるものの水道等はストップ。自家発電の暗い電気を頼りに、かつてない大震災報道がスタートしました。
まず始めたのは被害の把握と取材体制の構築と新聞発行体制の確立。かき集められるだけの情報を、現場に散った記者が本社にメモ上げします。一方で仙台空港が津波で使えず、上空からの取材が制約されました。また大津波警報が出る中、現場の様子を取材に行きたいが行けないもどかしさもありました。
その日、できるだけのことをして、8ページの特別紙面を作成しました。下の写真は大刷りをチェックしている様子です。
一夜明け、被害の様子が次々と明らかになりました。釜石や気仙沼は、何度か行ったことのある土地。仙台市宮城野区や若林区の海岸線は、よく遊びに行く場所でした。津波や火災で変わり果てた街の姿に声が出ません。
さらに福島第一原発1号機で、炉心溶融の可能性という、あってはならない事故も起きてしまいました。
私は福島での記者時代は原発担当で、第一原発にも行ったし、東京電力や原発地域の住民にも知り合いがいます。危険性を承知の上で原発と共生してきた地域住民は、避難をしながら今、どのような気持ちでいるのか。そして被爆覚悟で懸命の作業をしている人々はどのような思いなのか...事態の推移をみるたび、胸を裂かれるような気持ちです。
被害の全容はまだまだ明らかになっていないと思います。今後さらに想像を絶するニュースが飛び込むかもしれません。東北のニュースを伝える新聞社として、外勤記者はもちろん、記者や社員をサポートする後方支援班も含め、全力を挙げて震災報道に取り組んでいます。そして被災報道だけでなく「復興」の様子まで、果てしなく長い取材体制を組むことになるでしょう。
被災された就活生やブログ読者の皆様。心よりお見舞い申し上げます。採用試験の日程等、現時点で変更するかどうかは決定していません。決まったことがあればすぐお知らせ致します。

コメント
黒田 晴雄 2011年3月13日 09:57
皆さんの安否が心配でしたが、気仙沼の菊池さん、佐藤紀生君を始め、皆さんのご無事をネットで確認でき、とりあえずホッとしています。三陸河北の方々も、無事だったのでしょうか。これからが大変でしょうが頑張ってください。皆さんによろしくお伝えください(なかなか連絡手段がなかったのでブログを私的に利用させて頂きました。お許しください)
たかきゅう 2011年3月18日 20:18
寺島さん、瓶子さん、柘植さん(ですよね?)のお姿、こうして拝見できただけで、本当にほっとしました。ご無事でよかったです。SKのみなさまもご無事だったと聞きました。これからもまだまだ大変な日々が続かれると思います。どうか、お身体にはくれぐれも気をつけてください。