採用担当 喜怒哀楽記

« 2011年8月 | メイン | 2011年10月 »

2011年9月29日

とぼとぼレインボーブリッジ

みなさん、こんにちは。
blog1109292.JPG東京の飲み屋に上着を忘れたまま、仙台に戻ってきたとっしーです。店の名前を覚えていたのが幸いでした。ふぅ~

さて東京に2日間(出張+有休)行ってきましたが、その時、思いつきでレインボーブリッジ(東京都港区)を渡ってきました。
首都高や、鉄道「ゆりかもめ」が通り、自動車・列車専用道路の印象がありますが、橋の下層には都道が走り、歩道も整備されているのです。

私は台場側からスタート。左手にフジテレビの建物を見ながらスロープ状の道を歩いていきます。
下から天に伸びる太いワイヤーを横目に見て、いよいよ吊り橋部。外側に高さ2メートルほどの鉄柵があり、海に落ちる心配はないのですが、トラックが通るたび、震度2くらいの揺れを感じ、街路灯が小刻みに揺れます。blog1109291.JPG
吊り橋の中央部は海抜60メートル。陽光が乱反射する水面を、ミニチュアのような観光船が行き来していました。30分ほどかけて橋を渡り切り、芝浦側から「脱出」しました。

今回は、お台場側がよく見える橋の南側を通りましたが、東京タワーや高層ビル群が見える北側も違った光景を楽しめます。外から眺めるレインボーブリッジが一番きれいですが、徒歩で見る光景も乙なものですよ。

 

2011年9月26日

就活生の質問に答えます その4

ご無沙汰しています。先日腰を痛め、ようやく治ってきたとっしーです。
みなさん、お体は大切に。

【本日の質問】新聞記者のやりがいって何ですか?

これは、100人いれば100通りの答えがあると思います。
16年間の新聞記者経験を通して、とっしーはこう考えます。
1)名刺1枚で誰とでも会える
2)魅力ある人と出会えて話ができる
3)書いた記事で社会を動かせる
4)日々の新聞記事が自分の「作品」になる

1)と2)は、市井の人のほか、県知事や市長、政治家、芸能人らにも会うことができます。時には首相にもインタビューできます。取材目的と名刺と熱意があれば、ほとんどの人に会えると思います。正攻法で会えなければ、突撃取材もあります。こういう経験は、記者だからこそできるものでしょう。
また取材する相手は記事にできるような「何か」を持っている人です。ハートが熱かったり、行動力がすごかったり、人間的な魅力が豊かだったりして、取材している自分が勉強になります。自分自身の成長にもつながります。
なぜ記者は会えるのか。それは「読者の代表」だからです。取材相手も、記者の後ろに「読者」がいるから会ってくれるのです。決して記者個人の実力で会っている訳ではありませんので、誤解しないでください。

3)について、実例をひとつ。自転車の路上駐輪に邪魔されて点字ブロックが使えず、困っていた視覚障害者がいらっしゃいました。河北新報に電話が掛かってきました。記者はその方から話を聞き、現場を見に行き、施設管理者にも取材して、新聞記事を掲載しました。するとわずか数日後、あれだけあった違法駐輪がなくなり、点字ブロックが安全に使えるようになっていました。
困っている人を助けたい、世の中をもっと良くしたい、地域の課題を解決したいと思って、記者は動いています。自分の書いた記事で、社会がより良く動いていく経験は必ずします。記者のやりがいの一つですし、まだまだ新聞の影響力は大きいな、と感じる時でもあります。

4)について。画家や作家は、それぞれの時代、世論、交友した人の影響などを受けて、作風が大きく変わることがありますね。展覧会などでは「作品」を見ることで、その人の生涯をたどることができます。
新聞記事も一緒で、自分の書いた記事を見ると「この時代はこんなことに関心があったなあ」「こんなちっちぇーことで怒っていたなあ」とか、まざまざと思い出されます。読者の皆さんにとっては、1日過ぎれば「古新聞」ですが、記者にとっては日々の新聞が「作品」です。仕事を作品として残せるのも、他の仕事にはあまりない魅力かなあと思います。

ほかにもいろいろあると思います。自己成長ができ、社会的な責任を果たすこともできる新聞記者。大変なことも多いけど、やりがいも大きいこの仕事を、ぜひ目指してください。

2011年9月15日

就活生の質問に答えます その3

こんばんは。今日はまた、東日本の広範囲でグラリと揺れましたね。
前回は、就活と関係ない話題になってしまったので、本題に戻します。

本日の質問「全国紙と地方紙の違いって何ですか?」

「就職先」として新聞社を考えたとき、出てくる疑問ですね。ちなみに、全国紙とは全国に取材網と販売網がある新聞、地方紙とは取材網、販売網が、その地域に限定している新聞とします。

記者という仕事(取材し、記事を書く)自体は、全国紙も地方紙も同じ。ただし読者が「全国」か「地域限定」か、という点が大きく異なります。
全国民が関心あるニュースもあるでしょうし、地域限定で関心の高い情報もあります。「その地域住民に向けて、住民の関心が高いニュースをより大きく取り上げる」ことが、地方紙の特長のひとつです。

全国民が関心あるニュースに、日本の政策を決める省庁(霞が関)や国会(永田町)の動向があります。税制改革の行方や震災復興、政局など...  いきおい、全国紙は霞が関や永田町に関心が向かいます。
一方、地方紙は「霞が関や永田町で決めたことが、地域にどう影響するのか」を中心に考えます。例えば、東京で考えた震災復興のプランが、地方の意向をくんでいるのか、市町村長はどう思っているか、住民の反応は...などを伝えます。
ニュースを見る視点が、そもそも違いますね。
新聞は、地域のニーズや住民の思いをくみとり、東京に向けて発信する役目もあります。

全国紙は発行部数が数百万部に上りますが、地域単位でみると、地方紙の方が多いです。
例えば宮城県での河北新報の発行部数は約43万部。宮城県の全国紙(朝日、読売、日経、毎日、産経)の総合計の2.5倍に上ります。それは、河北が地域で一番読まれ、信頼されているあかしでもあります。

一方で地方紙は、その地方から逃れられない宿命を背負っています。一例を挙げれば、事件事故の被害者も、その加害者も、取材する記者も、地域の住民です。「被害者やその親族が読むかもしれない」「加害者の関係者も読む可能性がある」との意識を持ち、興味本位の野次馬的な内容は避けるなど、節度ある報道を心掛けています。

また地方ならではのテーマを息長く取材、報道できるメリットもあります。東日本大震災は、河北新報にとって10年も20年も続く取材テーマになります。転勤はありますが、河北新報なら原則東北地方に限られます。北海道や九州への転勤はありません。

全国紙との違いを際立たせる表現になった面もありますが、地方紙には地方紙の魅力があります。河北新報の採用試験は、10月11日まで応募を受け付けていますので、よろしくお願いします。

2011年9月14日

きょうから新入社員半年研修第2弾

コンビニでは、もうおでんと肉まんの季節。アイスコーヒーとおでんを一緒に買った採用担当です。blog110910.JPG

今日から新入社員6カ月研修第2弾。新入社員の5年~10年後を見越して成長するための土台を作ることが狙いです。また報告します。

本文とは関係ないですが、写真は先週末行われた仙台ストリートジャズフェス。音楽が上手い!ビールも旨い!!夜になっても大いに盛り上がっていました。

2011年9月 9日

就活生の質問に答えます その2

こんにちは。採用担当のとっしーです。
今週末は仙台市中心部で
ストリートジャズフェスが開催されます。
利府では桑田佳祐さんの復興支援ライブもあります。
Kスタでは東北楽天のホーム戦もあります。
大震災から半年という節目の週末、
被災地のことを思いつつ、復興に向けて
弾みをつけていきたいですね。

さて、就活生の質問に答えます その2です。

【本日の質問(前回の続き)】
新聞記者の具体的な仕事内容を教えてください。

しばし寸劇にお付き合いを。
新人「デスク、ニュースです。まだ誰も知りません!」
デスク「大きな声を出すな! この前もそれで隣の社に
 情報が漏れただろう」
新人「すみません」
デスク「で、何なんだ、そのニュースとは」
新人「うちの近所の犬が、子どもを4匹産みました」
デスク「...バカ野郎! その何がニュースなんだよ」
新人「...デスクの方が声がでかいんですけど...」
(注:このシチュエーションはフィクションです)

世の中には、人の数だけニュースがあります。
例えば飼い主にとっては、ペットの出産は一大ニュースでしょう。
ただし「個人的ニュース」は、他の人は関心ないかもしれません。
紙幅に限りがある新聞は、より多くの人が関心を持つであろうニュースを
選択して、取材して、報道することになります。

新聞記者の取材には、「情報を入手し、裏付けを取り、
価値付け(意味付け)をする」という役割があります。
例えば30分ほど取材して話を聞くと、200行くらいの原稿は書けますが
紙面に掲載できるのは30行程度。
そこで何が大切か、重要か、読者に読んでもらいたい内容か、など
取材ノートを何度も見返しながら、書く内容を絞り込んでいきます。

また政治家らの話は、日ごろは聞き流すとしても
「これは問題発言?」と感じれば、その一言に価値を付けたことになり、
1本のニュースになります。もし聞き流せば、そこで終わり。


寸劇続き
新人「その出産した犬なんですが、東日本大震災で津波にのまれ
 屋根の上で3週間漂流して発見された犬なんです」
デスク「おい、なんていい話を見つけてきたんだ!」

となって、恐らく「3週間漂流の犬 命のバトン」とかいう見出しで
記事が掲載されるでしょう。
犬が出産した事実だけでなく、その犬の生い立ち(背景)を
聞いていたからこそ、明るい話題として取り上げることができたのです。

分かりやすく犬に例えましたが、新聞記者になったら、醍醐味(だいごみ)と恐ろしさを両方味わうことになるでしょう。でも、失敗を重ねて成長していくので、心配は無用ですよ。

2011年9月 7日

就活生の質問に答えます その1

社員募集が決まり、関連する文書を朝から晩まで作っているとっしーです。

当社はことし2月に会社説明会を行いましたが、
このブログをご覧になっている就活生の中には、
「当時は他業種を志望していて、河北のセミナーは聞いていなかったよ」
という方もいると思います。

時間の関係で、あらためて会社説明会を開くことができないのですが、
就活生からよく聞かれる質問に、とっしーが答える形で、
「ちっちぇー会社説明会」を行いたいと思いますので
参考にしてみてください。
なお、個人的な思いを記述している部分もあります。
すべてが会社の公式見解ではありませんので、ご了承ください。

【本日の質問】
新聞記者の具体的な仕事内容を教えてください。

【お答え】
新聞記者の仕事は、日々のニュース、地域の話題や課題を、
人に会って聞き、データなどを調べ、記事にして伝えるという繰り返しです。
例えば火災が発生した場合、
<行動>現場に行く、または警察や消防署に電話をする
<取材>現場の様子を記録する。人に会って話を聞く
<要約>取材メモから、重要な部分を選択する(取材したすべては書けない)
<執筆>わかりやすく記事にする
このサイクルなんですね。
新人記者が警察担当(事件事故担当)になるのは、
記者のキホンを体にたたき込むためです。
十数年前、とっしーもたたき込まれました。
当時はキツい時もありましたが、今となってはいい思い出です。

新聞記者を作家さんと誤解している方もいます。
机の前に座って、パソコンと1日中格闘している訳ではありません。
事件は机の前で起きていません。ニュースの現場に行かなければ情報は取れません。
記者の仕事をインプット(新聞を見る、関係者に話を聞く、データを調べる等)とアウトプット(記事を書く)に分けると、インプット8割、アウトプット2割程度でしょうか(個人差はあります)。

特に事件事故を担当する記者は、事件事故が起きてからが仕事です。
真夜中だろうが、正月だろうが、事件事故が発生したら行かなければなりません。
早朝から深夜まで仕事が及ぶこともあります。
大変ですが、事件事故を早く、正確に報道するためには不可欠な仕事なんです。

セミナーでも結構厳しいことを伝えていますが、
やはり「記者になる」覚悟がないと、続けるのは大変です。
ただしキツいだけなら、新聞記者はみんな辞めてるはず...
続けているのは、大変さをを上回る「やりがい」を感じているからです。
そのあたりは、また次回以降お伝えします。

2011年9月 5日

新入社員6カ月研修第2日

更新が遅れましたが、9月2日は新入社員6カ月研修第2日。
早朝3時から恒例の朝刊配達実習を行いました。
いくら良い記事を書いても、新聞を配る人がいなければ
読者の手元に届きません。
新聞が家庭に届く「最終工程」を実感することが目的です。

大震災後は数日間電気が止まり、ガソリンも入手が極めて困難でした。
配達員は、朝新聞を配った後、日中スタンドに並んで
ガソリンを調達する日が続いたそうです。
本当に苦労された方の話は、やはり説得力があります。
新入社員の3人も、神妙に聞き入っていました。

新聞が印刷工場から新聞販売店に届いて、まず行うのは、
チラシを新聞に挟むことです。
二つ折りされた新聞を左手の指で少し開き
右手でスッとチラシを滑り込ませます。
手際の良さは、早送りのDVDを見ているよう。
配達エリアによって折り込むチラシも変わるので
正確さも求められます。配達員は真剣です。

新入社員も初挑戦。
速さはベテランにかなうはずもありませんが、
最後のほうは、なんだかサマになっていました。
その後は配達員と一緒に、マンションなどを回り
新聞を各家庭や事業所に届けました。blog110905.JPG

この日は午後から、新聞用紙をつくっている日本製紙岩沼工場を見学させていただきました。
古新聞や木材パルプから紙を作る工程はもちろん、廃棄物を燃料にしたり、灰を路盤材などにしたりして、ごみをほとんど出さない取り組みも学びました。

工場見学の前に昼食を取った、
「HACHI」のハンバーグはおいしかったな。

社員募集の要項が決まりました。
6日にアップします。

2011年9月 1日

新入社員6カ月研修

9月1日、新入社員6カ月(正確には5カ月ですが)研修が始まりました。
東日本大震災の影響で、新入社員春研修が中止になったため
春研修で行う予定だった分+本来の6カ月研修として
計5日間の日程を組みました。blog110901.JPG

5カ月間、大震災取材や警察取材、紙面レイアウトなど、それぞれ与えられた仕事を懸命にこなしてきた新入社員。入社式の時よりも、顔つきがりりしく、たくましくなった感じがしました。採用・研修担当にとって、嬉しいときです。

一方で仕事の大変さを実感し、不安や悩みも抱えています。
6カ月研修は、普段の仕事から離れた環境で
これまでの仕事や生活を振り返り、
前向きに頑張るエネルギーが充てんできるよう
いろんなプログラムを用意しています。

今日は「これまで書いた記事、レイアウトした紙面を一つ選び、
取材したきっかけ、取材の時の苦労、工夫した点、反響などを
子どもが理解できるように話す」というワークショップをしました。
実際に出前授業などで使っている方法です。
話し手は、これまでの仕事を振り返る機会になり、
聞き手も、同期の仕事ぶりを理解する機会になったようです。

実際新入社員の話を聞いてみて、つくづく思いました。
「俺の1年目よりもよくやっているわ!!」


東日本大震災全記録のプレゼントは、予定数に達しました。
みなさまの応募ありがとうございました。

メール「差出人」には名前を

東京出張から帰ってきたとっしーです。
社員募集開始のお知らせをしてから
いろいろお問い合わせをいただいています。
ありがとうございます。

気になった点をひとつ。
みなさん、メールの「差出人」「送信者名」は
自分の名前に設定していますか?
私はメールをOutlook Expressで受信しています。
「送信者」欄に、名前が表示されていれば
(例「河北 太郎」「Kahoku Taro」)
誰からのメールかすぐ分かりますが、
メールアドレスだけの表示だと、
メールを開くまでだれが送信したのか分かりません。
(例「kahokunisaiyoshitekudasai~co.jp)

毎日多くのメールが届く担当者の立場に立ってみて、
どちらのメールが相手にとって親切でしょうか。
そんなところで、印象に差が出てはモッタイナイですね。
設定方法は、それぞれのメーラーで異なりますが
ネットで検索するなどして、解決策を見つけてください。

また携帯アドレスでメール登録をされている方もいますが
添付ファイルを送ったりすることもありますので
できればPCメールの登録をお願いします。

あと、件名に「○○について(河北新報社・大槻)」などと
所属・名前まで書くと、ビジネスメール中級昇格です。
内定した方も、これからの方も、ちょっと気にしてみて下さいね。

Copyright (C) The Kahoku Shimpo