採用担当 喜怒哀楽記

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2011年9月15日

就活生の質問に答えます その3

こんばんは。今日はまた、東日本の広範囲でグラリと揺れましたね。
前回は、就活と関係ない話題になってしまったので、本題に戻します。

本日の質問「全国紙と地方紙の違いって何ですか?」

「就職先」として新聞社を考えたとき、出てくる疑問ですね。ちなみに、全国紙とは全国に取材網と販売網がある新聞、地方紙とは取材網、販売網が、その地域に限定している新聞とします。

記者という仕事(取材し、記事を書く)自体は、全国紙も地方紙も同じ。ただし読者が「全国」か「地域限定」か、という点が大きく異なります。
全国民が関心あるニュースもあるでしょうし、地域限定で関心の高い情報もあります。「その地域住民に向けて、住民の関心が高いニュースをより大きく取り上げる」ことが、地方紙の特長のひとつです。

全国民が関心あるニュースに、日本の政策を決める省庁(霞が関)や国会(永田町)の動向があります。税制改革の行方や震災復興、政局など...  いきおい、全国紙は霞が関や永田町に関心が向かいます。
一方、地方紙は「霞が関や永田町で決めたことが、地域にどう影響するのか」を中心に考えます。例えば、東京で考えた震災復興のプランが、地方の意向をくんでいるのか、市町村長はどう思っているか、住民の反応は...などを伝えます。
ニュースを見る視点が、そもそも違いますね。
新聞は、地域のニーズや住民の思いをくみとり、東京に向けて発信する役目もあります。

全国紙は発行部数が数百万部に上りますが、地域単位でみると、地方紙の方が多いです。
例えば宮城県での河北新報の発行部数は約43万部。宮城県の全国紙(朝日、読売、日経、毎日、産経)の総合計の2.5倍に上ります。それは、河北が地域で一番読まれ、信頼されているあかしでもあります。

一方で地方紙は、その地方から逃れられない宿命を背負っています。一例を挙げれば、事件事故の被害者も、その加害者も、取材する記者も、地域の住民です。「被害者やその親族が読むかもしれない」「加害者の関係者も読む可能性がある」との意識を持ち、興味本位の野次馬的な内容は避けるなど、節度ある報道を心掛けています。

また地方ならではのテーマを息長く取材、報道できるメリットもあります。東日本大震災は、河北新報にとって10年も20年も続く取材テーマになります。転勤はありますが、河北新報なら原則東北地方に限られます。北海道や九州への転勤はありません。

全国紙との違いを際立たせる表現になった面もありますが、地方紙には地方紙の魅力があります。河北新報の採用試験は、10月11日まで応募を受け付けていますので、よろしくお願いします。


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