二華中の職場体験

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 11月10、11日の2日間、宮城県仙台二華中学校の中学二年生5人が河北新報社に職場体験学習で訪れた。
 新聞をつくるにあたってたくさんの部署が関わっているが、その一つとして写真部が挙げられる。新聞に掲載される写真は、記事に沿った適切な写真でなくてはならない。よって、カメラを扱う高度な技術も必要だが、記事の内容が出来るだけ多く細かく写真に含まれるように現場で瞬時に判断し、シャッターを切る技術も必要だ。
 現地で撮影したものは本社に送信され、何度も選び直されて、選り抜きの写真が採用される。一目見ただけで現場の様子がはっきり分かるようにするためだ。このような努力があり、写真は新聞内での位置づけが高いものになっている。 
 私達5人が写真部の体験でお世話になった伊深剛さんは次のように述べた。「つらい事件であったとしても、正確に伝えるためにシャッターを押す」綺麗さを求めるだけでなく、何を伝えたいのか、どうすれば伝わるのかが頭の中に常にある人こそ、プロのカメラマンだと感じた。(鈴木絵麗)

  
  
【写真部の業務や機材の説明を受けてから、近くの公園で一眼レフのカメラで撮影に挑戦。
ポイントを教わりました。最後に記念撮影も!】  

 職場体験1日目、私たちは社内見学をした。整理部は新聞の記事と写真の配置を考え、パソコンで入力をする役割を担っている。わたしたちは夕刊作業をしていた整理部の加藤さんと菅原さんに話を聞いた。加藤さんは「配置を考えるうえで大切にしていることは読者が新聞を読みやすいようにバランスを考えることだ。」と言った。写真が1か所にまとまってしまわないように気を付けているそうだ。また、見出しを考えているのも整理部である。見出しを考えるうえで一番難しいのは要点をどうやって短くまとめるかだそうだ。私たちは、見出しと記事を入力する体験をさせていただいた。入力するのは難しくまちがえてしまうこともあったが、担当者の方が優しく教えて下さった。
 私は、新聞をどうやって作っているのかに興味があり、今回の体験で新聞を発行するまでたくさんの人が関わって作られていることを知ることが出来た。(伊藤響那)
 
【整理部の見学では端末の操作にも挑戦させてもらいました。】

 午前11時、職場内はしんとしていた。私が報道部を訪れた際、人がほとんどいなかった。私は、その中で唯一仕事をしていた藤田和彦さんに話を聞いた。
 藤田さんは取材記者が現地から送った原稿をチェックしており、「デスク」とも呼ばれる。藤田さんは次のように述べた。「今は全然人がいないけど午後9時半すぎになったらにぎわってくるんだよ。」
話によると、報道部のデスクは担当が朝刊と夕刊で分かれていて、昼は夕刊、夜は朝刊担当の人が働くそうだ。実際は7,8人いてローテーションで仕事を行う。
また、報道部に欠かせないものがいくつかある。原稿チェックのための国語辞典、言葉の使い分けが書いてある記者ハンドブック。どちらも手元に置いてあり、正確でかつ丁寧な新聞を作るのにはとても重要なものだ。
 藤田さんは、新聞はリレーのようだと言う。その中でも原稿をチェックするデスクは第2走者。リレーで第2走者は加速にあたる。一見地味な報道部。でもそれは、より正確な新聞を作るのにはとても高い重要性を持っているのだ。(吉田彩乃)
 
【報道部では新聞記事の段落の区切り方の工夫、デジタル推進室の見学では紙面の〆切との関係についてなどの質問に答えてもらいました】

 私達は販売部部次長の吉田さんに話をうかがった。東日本大震災当時は地震によって社内の機材が壊れ、制作が難しい状況のなか、翌日も変わらず新聞を発行し、ライフラインが寸断されている環境での貴重な情報源となったという。「新聞を毎日発行し続けるのは当たり前のことで本来自慢できることではない。しかし、読者のみなさんからの感謝や激励の言葉は大きな力になった。」と語った。
 現在宮城県内で約72パーセントのシェアを誇る河北新報は今年6月、北海道函館市の家庭や駅の売店への配達がスタート。「河北新報が海を越えるのは約110年ぶり。これからも多くの方によんでもらいたい。」と笑顔をみせた。どんなときも人々の生活によりそう河北新報の信念を感じることができた。(村田瞳和)
 
【販売部では、懸賞応募ハガキの仕分けを体験しました】

 販売部PR担当の佐藤丹美さんと伊藤恭道さんは、次のように語った。「どうやったら新聞を読む人が増えるか。河北新報をより多くの人に知ってもらうにはどうすればいいのか。それを考えるのが私たちの仕事です。」佐藤さんは河北新報のキャラクター「かほピョン」に関する企画を担当している。かほピョンのグッズやポスターを作成したり、グッズを景品にしたクイズを考えたりと、その仕事は多岐にわたる。読者に河北新報を身近に感じてもらうための工夫が多く見受けられた。
 伊藤さんは、プロスポーツと連携した企画、スクラップ記事コンクールの関連記事コンクールの開催など様々なイベントを企画している。今回、コンクールに応募された作品の一つを見せて頂いた。作品の最後には、最初はテレビ欄のみ見ていた読者が、コンクールを通して新聞を読むことの大切さを実感した、というメッセージが書いてあった。「多くの人に新聞の良さを活用してもらいたい」それが佐藤さんと伊藤さんの願いだ。普段何気なく読んでいる企画には、そんなPR担当の人たちの多くの願いが込められている。(佐々木美月)

【写真部さん撮影の記念写真です。さすがプロ…やっぱり違う!】

※2日間、楽しみながら体験に臨んでくれましたね。
説明を理解し、さらに学びを深めようとする姿勢に、担当するこちらも楽しい時間を過ごしました。
 既に新聞が身近にある環境の皆さん。活用法を一歩進めて、将来の目標に役立ててほしいと思います!頑張ってくださいね!(佐々木)

     

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