しんぶんカフェ・7/22の様子

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 ちょっと更新が遅れましたが、7月22日に河北新報社で行われた「土曜しんぶんカフェ」の様子を紹介します。
 土曜しんぶんカフェ」は、学校の先生や先生を目指す学生のための、新聞活用セミナーです。今年5月にスタートし、今回が3回目です。
 参加者は、先生と学生合わせて12人。試験直前のためか、学生さんの参加が少なかったのが残念です。
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前半のテーマは「仙台市立七北田小学校の『写真グッド賞』の取り組みについて」。
 写真グッド賞とは、新聞に載っている写真(と記事)から、子どもたちが「これいいね!」と思ったものを各自が選んで、なぜ選んだのかなどをみんなの前で発表し、最終的にみんなの投票で1枚を選ぶという、NIE(教育に新聞を)活動の一つです。NIE教育コンサルタント渡辺裕子さんが考案しました。
 
七北田小学校は平成27年度から、日本新聞協会NIE実践指定校になっており、写真グッド賞は昨年度の5年生が取り組みました。


 写真グッド賞のめあて(狙い)は以下の3点です。
 ①写真や記事に注目させ、書いた人の思いを考え、その思いを知ることで、新聞の写真や記事には、書き手の意図や工夫が込められていることを実感する
 ②新聞記者(写真記者)の話を聞くことで、働くことに関心を持ち、仕事をする上での喜びや苦労、願いや思いについて考える(自分づくり教育)
 ③自分が選んだ記事や写真を、よりよく伝えるために、表現の効果などを確かめたり、工夫したりしてまとめ、紹介する力を養う(国語)
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また授業時数については、写真の通りです。
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それぞれがお気に入りの写真を選んだあと、4つの視点で考え、ワークシートにまとめました。内容は
①その写真を見て感じたことを書く
②その写真を選んだ理由を書く
③写真の撮り手の工夫や苦労を想像する
④写真の撮り手の思いを考える
 などです。選び取る力、考える力、想像する力、分かりやすく発表する力など、さまざまな力がアップできる取り組みになっています。

 何人かのワークシートも紹介していただきました。
例えば、仙台市八木山動物公園のゴリラを選んだ児童は
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※記事は2016年11月26日夕刊
見出しがいいですね。思わず引き込まれます。

 ハマギクの花言葉「逆境に立ち向かう」を知ると、この写真で伝えたかったことが、より分かりますね。
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※記事は2016年10月16日朝刊

写真を見ただけでも「ロマンチック」で「うっとり」してしまいますね。
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※記事は2016年11月4日朝刊

ほかにも、いろんな写真と感想が挙がりましたよ。p10.jpg p11.jpg p12.jpg

さて、七北田小学校「写真グッド賞」大賞に選ばれた写真は-p13.jpg
※写真は2016年11月15日朝刊

スーパームーンの撮影中、ジャンボジェット機が月を横切った瞬間をとらえた、奇跡の1枚です。 

 この写真を撮影したのは、写真部の庄子徳通さん。小学校で行われた表彰式に出席し、子どもたちから手書きの賞状と、写真を模したメダルが贈られました。
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その賞状とメダルを持参して、しんぶんカフェに来てくれました。

  庄子さんは「子どもたちが、写真についてこんなに考えてくれて、とてもうれしいです」と話しました。さらに「仕事でつらいときは、もらった賞状とメダルを見て、元気をもらっています」とも。
 この言葉に、先生方も思わずうるっときていました。1枚の写真をきっかけに、新聞社と先生方の思いが通い合った、すてきな瞬間でした。

p15.jpg写真部の同僚も陰ながら応援しています(笑)

 あわせて、この取り組みをきっかけに、1年以上不登校だった生徒が学校に通えるようなった事例も紹介されました。
 クラスに受け入れられていることを実感し、自分に自信を持つことができたとのことで、その生徒は、復帰以来一日も休まずに登校しているそうです。

 さて、しんぶんカフェの後半は、参加者たちが「写真グッド賞」を選びました。 

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子供たちと同じように、4つの視点で写真を選びみんなの前で発表しました。
一枚の写真から何を読み取るか...、それぞれに違いがあり、お互いの「気づき」に驚きつつ楽しみました。

最後に写真部の庄子さんから、講評をもらいました。改めて、写真の読み取りに対する奥の深さを知り、
再度、写真部員を講師に招いたカフェを実施してほしいとの要望をいただいて終了となりました。

次回の参加もお待ちしています。