二華中の職場体験

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仙台二華中学校の2年生7名が11月9日、10日に仙台市内にある河北新報社を訪れた。彼らは2日間に渡り社内見学を行い、実際に働く記者や編集局次長に話をきいた。「イメージしていたものが、最終的に見出しにぴったり当てはまる瞬間に一番喜びを感じる」と編集局整理部の神田さんは笑顔で話していた。一面の記事が重要なときは見出しが横文字になることも教えてくれた。報道部では、デスク業務を行う玉應雅史さんの横でテレビが流されていた。テレビのニュースを聞きながら、記者が書いた記事を推敲しているという。もれているニュースがないか確認をするのだそうだ。「集中できるのですか?」という質問に対し「慣れですよ。宿題をしながらおやつを食べるのと同じです。」と優しい笑顔で答えてくれた。

 今回の体験により、新聞は多くの人の努力で成り立っていることがわかった。河北新報社は、誰一人として手を抜く人がいない。多くの人の『本気』が今の河北新報を作り上げているのだ。仕事を行う上で、誰もが熱意を持っているからこそ、地域に愛される新聞ができるのだと思う。我々は、河北新報があることを当たり前だと思ってはいけないのだ。新聞を読む上で、常に感謝の気持ちを持たないといけないと感じた。 三浦 花梨

 

 河北新報社員の過半数がいる編集局。そのナンバー2、石川局次長にお話を聞いた。「新聞はテレビよりも自由に報道ができる反面、その分自分たちで行き過ぎた報道をしないなど線引きしなくてはいけない部分もあり、責任を感じている」という。石川さんの威厳と重みのある言葉に胸を打たれた。夕刊作業をしているデスクの仕事も見学した。記者から送られてきた原稿が直されて真っ赤に染まっていた。玉應さんは単語ごとに、記者ハンドブックを使って原稿を丁寧に確認していた。編集局を見学して、全員の仕事に対するほこりと責任を感じた。これこそが河北新報が今まで続いてきた理由なのだろう。このように大事に作られた新聞を読みたいと思った。松元 杏樹 

 

職場体験中の仙台二華中学校の生徒たちは初日、河北新報社の技術局制作グループを見学し、記事作りを体験した。副部長の佐藤さんの説明を聞き、夕刊の「何でもネイチャー」というコーナーを換えてオリジナル新聞を制作した。毎日、世界の昆虫を写真とともに紹介するコーナーで、虫の代わりに生徒の写真を使い、その人の特徴を説明する文を書いた。生徒たちは記事作りを通して、正確に読み易い文章を作る仕事の難しさを知った。また、佐藤さん達へのインタビューを通し、この部の人達が東北の発展のために働いているということを感じた。井上 真

                        

一日目の午後に、制作グループで記事の制作を体験した。男子は「何でもネイチャー」、女子は「私のアイドル」という記事だ。制作グループは紙面の写真の色を見やすいように調整するところだ。写真は現物の色と違いがあるため、その作業が写真を新聞に使うのに必要なのである。男子はお互いに、特徴や性格を書きあったが、慣れないことから苦労することが多かった。記事作りを通して、新聞作りには多くの人が関わっており、その大変さを改めて知ることができた。この制作グループだけでも多くの人が関わっていた。だからこそ、もっと関心をもって新聞を読むように心掛ける必要があると感じた。       佐々木 健太

 

職場体験の二日目、販売部で河北新報のコラボ商品を作成するという活動を行った。

男子と女子の二班に分かれ、それぞれ一時間半に渡り案を絞り、男子はオリジナルのsuicaのステッカーを作るという案を発表した。良い考えだと思ったが女子に負けてしまった。

 販売部の大和田さんの講評によると「他にもやっている人達がいるから価値が下がる」のだそうだ。続けて「アイデアは情報と情報の結びつきで生まれる」と語った。

 現在、私たちは様々なメディアから情報を手に入れられる。その中には、間違った情報も存在する。その判断のために情報と情報を結びつけることが必要なのではないかと思った。情報が欠乏しないためにも、毎日の新聞を開く時間を大切にしたい。  河合 康太郎 

 

職場体験2日目、仙台二華中の生徒7人は販売局を訪れ、商品を企画し発表するワークショップを行った。与えられたテーマは「河北新報がどこかとコラボ商品を作るとしたら、どのような物が良いか」。男子3人と女子4人に分かれ、競い合う形で活動を始めた。女子チームは、宮城県の新しいブランド米「だて正夢」とのコラボを考えた。商品に人気が出るという根拠や価格、ターゲット、デザインなどを議論し、発表した。結果は女子チームが勝利した。販売部の若生さんは「商品ひとつのアイデアを出すのも大変なことで、本当にやるとすればもっと時間も労力も使うことになるでしょう」と語っていた。 髙橋 心花

 

  セレンディピティー。これは、新しい情報に出会う能力を指す。職場体験に訪れた仙台二華中学校の2年生7名は、販売部のプレゼンテーションを通してその能力の大切さを学んだ。テーマは「河北新報と他企業のコラボグッズを作成しよう」。おのくんやだて正夢など次々とアイディアが挙がる中、販売部の大和田さんはセレンディピティーの大切さを説く。普段から多様な情報に出会っておくことが、良いアイディアを生み出す源となるのだそうだ。

 「新聞を読むことはセレンディピティーに直結する」大和田さんはそう続ける。新聞は良いアイディアの基盤なのだろう。阿部想