2010年1月20日

TITLE|プンタレッラ試食会報告です

THEME|宮城の味

あがいん宮城!の試食会も4回目、今回はプンタレッラの試食会を開催しました。

プンタレッラって何?
と言う方も多いかと思います。たしかに、かなり、マニアックなイタリア野菜です。だってローマ限定の冬野菜というから名だたるイタリアンのシェフもご存じないかたも多いかもしれません。

詳しくは「プンタくん日記」をごらんください→http://blog.kahoku.co.jp/shokuweb/punta/

それを宮城のブランド野菜にしようというとてつもないプロジェクトを丸森で行われています。県の食産業振興課が宮城の新食材として力を入れて育てているプロジェクトなのです。

今回はそのプンタプロジェクトの生みの母?「プンタまま」さんもご参加くださって14名のかたがたで試食しました。

ほとんど立錐の余地もないほどぎゅうぎゅう詰めで申し訳なかったのですが、寒い夜、おしあいへし合い、楽しくいただきました。

さてプンタレッラ、県の目論見では飲食店への出荷をめざしているそうで、一般市場にはあまり出回ることがなかったのです。141のイタガキさんの野菜売り場かフジサキで扱っていたようです。昨年はわたしはどうも縁がなかったらしく、いつ行っても置いてない!!ので食べられなかったのです。
今年はイタガキさん、フジサキさん、のほかに朝市の今庄青果でも取り扱うようになったのでおねがいしておけば確実に入手できるようになりました。
今庄青果店は→http://www.imasho-seika.jp/

このプンタレッラ、はまるのです。病み付きになるのです。

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ほろ苦味としゃきしゃき感がたまりません。

事の起こりは3年前。宮城県主催のプンタレッラ試食会があり、初めてたべました。そのご縁で県のプンタレッラのレシピ集にレシピを掲載していただきました。イタリアンレストランのデルカピターノのシ庄子シェフと共に料理の講習会の講師もさせていただき、ますますはまってしまいました。

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癖になるのですね、この野菜。チコリの種類と言うことですがアディーブ(白菜の芯のような円錐形のもの)よりはエンダイブ(葉がチリチリの、和名キクニガナ)のような苦みが特徴です。まあどっちにしても親戚らしいからね。エンダイブよりはかるい苦味です。この手の苦味って癖になるのですよね。エンダイブは昔から大好きでしたしね。

今回はサラダ。これはプンタレッラの王道らしいです。アンチョビとにんにくとオリーブ油と胡椒だけ。あ、おいしいワインビネガーがあれば言うことなしですね。すっぱくなった白ワインでもいいし。

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あとはローマでは廃棄するという外葉も入れてパスタ。これはもう、にんにくとプンタだけ。ビヤンコです。

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おいしい。

ご参加の方は今回始めてのかたが約半数。プンタの力でしょうか。皆さん思い思いの飲み物持参でおいしくいただきました。

お客様のお出でをおまちして・・・
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ご参加の方たち
栄養士の仲間、有名地元誌の編集長、野菜ソムリエ、いつもご参加くださる方たち、などなど多士済々。
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プンタままさん
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今回は宮城県のプンタにかける思いをお聞きできました。商品開発と流通のしくみの挟間でどう売っていくのか。いろいろな困難を解決しながら地道に販路を広げている様子をうかがえました。

しかし、やはり地元宮城県の県民が「プンタレッラってなにっしゃ?」状態であっては困るのじゃないかと思うのです。

宮城にいったら、仙台に行ったら、プンタレッラが買える、と思ってくる方がたくさんになるようにと願っていますが、また仙台の玄関口エスパルの野菜売り場にはプンタはない。それはいかがなものかと。
これからの観光は通り一遍のお土産で満足はしないはず。首都圏で有名になりつつある(なって欲しい!)プンタを仙台にいったらきっと買えると思ってくるお客さんに気軽に買っていただけるようにして欲しい。
地元民がみんなプンタをしっている、状態じゃないと、名産とは言いがたいのではないかな、とおもったのですが、いかが。

投稿者 くいしんぼ : 23:45 | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年12月 8日

TITLE|朝市で・・・八百屋さんとの立ち話で考えさせられたこと

THEME|宮城の味

仕事と仕事の合間に朝市に寄りました。
ちょうど通筋なのです。

先日の栄養士会のイベント「いい日いい汗栄養祭り」にも出展してくださった今庄青果店の専務・庄子泰浩さんをお見かけしてお礼を申し上げました。
そしていろいろな野菜販売についてのお話を伺うことができました。

なぜ、町の八百屋さんが軒並み姿を消したのか。
町に生鮮三品を商う店を見かけなくなって久しいです。
なぜなのか。
後継者問題もあるでしょう。スーパーの力任せの販売力にかなわないこともあるでしょう。

でも生産物販売のルートがくずれたことが原因の一つだと庄子さんはいいます。生産者直売、それに市民農園などでの生産も影響していると。

生産者にとって販売は未知の世界、リスクも多い、販売のスキルもともなわないかもしれない。

やはり餅は餅屋に、と。

なるほど。確かにそうとも言えなくもない。


今週末、「マルシェ・ジャパン」なるイベントが開催されるらしいです。かなりの予算を取ってのことらしい。一番丁には野菜工場がお目見えすると。

行政の補助金などを使っての年度を区切ってのイベント仕掛けに頼っているように見える産直などの行く先は結構厳しいものがあるのかもしれません。事業年度が終わったらそれでおしまい。

よくあるパターンのような。


補助金行政が一概に悪いとはいえないけれど、継続可能なビジネスモデルを構築するために本当に有意義に使われているのかと、疑問を感じることもあります。単に調査で終わってしまう、実験で終わり。行政のお金が切れたら、もう立ち行かない。継続可能な事業になるかならないかはやる気が本気かどうかなんだろうなと思います。自分の事業なら本気で取り組まないとね。


とこれは来年度に向けての私自身への気合注入でもあるのですがね。決して補助金を宛てにはしていないのでなおさら、本気をいれないと。


さて、生鮮三品の流通の難しさを教えていただいて、で、私は何をしたらよいのだろうかと考えてしまいました。

やはり埋もれている野菜や畜産物、水産物を掘り出して消費者に紹介すること。そして地場のものを食べる意義や健康へのよい影響をお知らせすること。考えるきっかけを作ること。
消費者と生産者、流通販売の現場のかたの三者を引き合わせ、手と手を結ぶお手伝いをすること。これが私の仕事なのかな、と改めて思い定めたしだいです。

といっている間にも、近所で長年肉屋さんをしていた方が精肉販売を辞めた、と聞きました。スーパーの力の値つけ、安売りにほとほと嫌気がさしてしまったらしい。おいしい肉を商っていた良心的なお店だったのに、とても残念。

安ければよい、と言う風潮にはとても疑問があります。その値の裏には何が隠されているのだろうか。

消費者ももっと流通のからくりに目を向けなければなりませんね。


投稿者 くいしんぼ : 23:45 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 5日

TITLE|庄屋鹿野を訪ねて

THEME|

29日、小瀬菜ダイコンを小野田に訪ねて、よい出会いをいただいたあと、迫町(現登米市迫)北方の庄屋鹿野・佐々木さんを訪ねました。佐々木さんは10月に開催した「利きジャガの会」のじゃがいもの生産者。

佐々木さんのお宅は昨年このブログでもご紹介した築130年の古民家。今回は仙台から河北新報の畠山さん、県職員の山田さん、保育所の調理員をしている高橋さん、大河内、地元の政宗ビールの社長佐藤さんと5人でおじゃま、とめていただきました。

地元の農家の皆さんも8人ほどお集まりくださって農政について、農産物の販売について、農産加工品の開発や流通について語り合いました。

と言うよりは、飲み明かした、と言うほうが当たっているかも。まあ皆さんよく飲みましたねえ。

庄屋鹿野の佐々木さんが昨年から地元に戻って農家に参入してから、地域の方の意識がすこしずつ変化がでてきたということでした。

昔からの農村の慣習や風習、助成金頼みの農業。何とかしなければ農業が立ち行かないと分かっていはいても、自助努力ではなかなか「変化・チェンジ」が起せないらしいのです。そこに異質な価値観を持った人物の介入でよい変化が起きつつあるようでした。


農家の現状の細部には疎いのですが、外野から見える限りですが、なぜ農業が産業として自立できていないのかが不思議です。

他の産業では「製品を作ったけど、売れないから売れのこりを国で面倒見てよ」と言ってない。
農業は国の基幹産業だからとは言うものの、助成金を当てにしないで経営努力をしている農家もあるようです。どうなのか。

作って、売る。流通の努力も必要なのではないかしらと、岡目八目、素人は考えてしまいます。


米などは私などに手出せる問題ではないので野菜などの側面から何とかお手伝いができないものでしょうか。考え行きたいと思いました。


皆さんのお持ちよりのおでんや煮物、はっと、漬物、煮卵(これが旨かった、大好きなんです)などなど滋味豊かな料理をいただきながらなんとかこのおいしさを仙台に広めて行きたいと思うのです。


話のなかで地域では農産加工を施して付加価値をつけた製品を出して行きたいということでした。主には漬物を考えているようでした。
私などはあまり漬物を食べないほうなので、漬物という短絡的なものではない、もっと素材としての製品を考えて欲しいのです。これからは素材が狙い目ですよね。

ちょっとお話はしたのですが、どうも耳には入らなかったような気がします。
でも、時代の風は漬物よりも素材です。だって国も栄養士もこぞって「減塩」なのですから。農村イコール漬物というのは、古いと思うのです。

じゃあ、付加価値をつけた農産加工品が何か、と言うと・・・これから地域の方と考えます。なにか絶対あるはず。
青森では青菜(ほうれん草や水菜など)や菊花などをゆでて水を張ったビニールの袋に入れて売っていました。皆さん、昼休みに買いこんでいくのだそうです。帰り道では忙しいからだそうです。夏の暑い時期に衛生面で大丈夫なのか?とちょっと心配になりましたが、それはそれとして二ーズがあり、売れているというのです。仙台ではついぞ見かけませんが衛生面がクリアできたら便利かもしれません。ゆでるだけでよいものには違いないけど、それをする時間もない、と言うのが働く人たちの実態かもしれません。
茹でておかないまでも、すぐに調理できるように洗ったもの、切ったものなどのプレカット商品もねらい目かもしれません。

漬物は一度に食べられる量はそんなに多くはないけれど調理用の食材ならばある程度の量は捌けるのではないかしら。

ともかく、鹿野の近辺の農家のお母さんたちと手を組んで迫のおいしい野菜、卵、畜産物などを仙台の家庭に、人にお届けすることができそうです。


少しずつでも一歩ずつでも進んで行きたいなと改めて思った夜でした。


お酒も、おいしかった。料理もおいしかった。お話も、人たちもおいしかったです。


心残りは・・・総ヒノキ造りのお風呂に入り損ねたこと。なんてね。


男性群は長屋門の二階のお座敷に、女性群は母屋に泊めていただきました。
お世話になりました。


投稿者 くいしんぼ : 13:51 | コメント (2) | トラックバック (0)