2010年2月27日

TITLE|生芋こんにゃく試作会

THEME|おいしい情報, 宮城の味

亘理にある「おうくまふれあいセンター」


仙台に一番くらいに近い農産物直売所です。
そこに「コンニャクイモ」を売っているのを知ったのは去年の暮れでした。学生のころ「食品加工実習」でこんにゃくを作ったのですがこのときは「コンニャク精粉」を使いました。10年くらい前にも群馬県の業者からコンニャク精粉を取り寄せてこんにゃくを作りました。

県内で作られたコンニャク芋で「生芋コンニャク」が作れるなら、やってみたい。
「おうくまふれあいセンター」で手に入るコンニャク芋は山元町の岩佐さんのもの。凝固材の生石灰までセットされ、作り方もついていて、おまけに連絡先まで書いてあるのです。
これは作ってみなければね。


暮れに作りました。
最後に茹でるのですが、この茹で汁に入れておけば1月以上、家では2ヶ月近く保存できました。

こんにゃく芋。これがなんと1kgくらいで300円程度とびっくりするほど安い。コンニャク粉で作るとコンニャクは水が90%以上、というのは実感できるのですが、生芋では3倍くらいに量になることも作ってみてわかりました。

味。これはおいしい!
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市販のコンニャクでは味わえない自然さがあります。

この味を皆さんに知っていただきたいといつもの試食会ではなく「試作会」を開催しました。
今日は9人のご参加でした。


作り方はコンニャクイモの生産者の「岩佐さん」の説明書にあるとおりに作ってみました。


コンニャクイモってこんな芋です。
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この無骨さ。この大きさになるまで3~5年かかるのだそうです。これで300円くらい。安すぎませんか?

生芋こんにゃくの作り方  (山元町岩佐さんの作り方)

コンニャクイモ  1kg
ぬるま湯     8リットル
生石灰      8g

ミキサー・バケツ・計量カップ・ハカリ


①  こんにゃくを100gくらいに切る
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②  鍋に入れ焼く20分くらいゆでる
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③  煮えたら冷まして皮を剥く
   (手で簡単にむける。生のままで皮を剥くと手がかゆくなる)
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④  ミキサーですりつぶす
   芋200gにぬるま湯600ccを入れて30秒まわす
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今回はフードプロセッサーにかけてからミルサーにかけて滑らかにしました。

ところで、「生や石灰でアクを抜いていないコンニャクの生芋は触ると手がかゆくなったりします。口に入れるとピリピリします。」とコンニャク協会のwebページにかいてありました。

ふんふん、

でもゆでたらなんだかおいしそう。参加された幾人は食べてしまったのです。これはほんの少々でしたけど、oh!お口の中が「シゲキックス」状態。口の中に剣山が入っているような感じ。かなり刺激的栄養士の仲間たちはモレナクタベルヒトたちでした。やっぱり食いしんぼ?それとも職業病?


⑤  バケツか大きいボウルにあける。これを1kg分繰り返す。
1個の芋で5kg近くのコンニャクになりますから入れ物はかなり大きいものを用意したほうがよいです。

⑥  終わったらよく混ぜて1時間置く
この段階でかなりの粘り。混ぜるのに男性参加者の力強い腕が役立ちました。お疲れ様でした。
この作業、かなりの力仕事。農家で自家製コンニャクを作るときはなにか道具を使うのでしょうか。高齢者には酷な作業だなあ。

そしてこの「1時間の静置」
この時間が無駄のようで無駄じゃない。コンニャクの成分のマンナンが水分を吸って充分に粘りが出るためには絶対に必要な時間だということがわかりました。
少し時間を早めて次の「石灰を入れる」をしたのはやっぱりおいしくない。弾力が違うみたいです。

⑦  ぬるま湯150ccに生石灰8gを溶かしこんにゃくに入れてよく混ぜる(2分くらい)
この作業も、女の細腕にはちょっと酷。(いや結構太い腕だなんていわないで)
男性陣の力が発揮されました。
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これはバーミックで拡販しているところ。こんなものでは足りなくて長い麺棒で混ぜました。

⑧  四角い入れ物に入れて固まるまでそのまま静置する(1~2時間)
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⑨  適当な大きさに切り、30分くらいゆでる
保存は湯で汁に入れておくと長く保存できる
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最後は味噌おでんにして試食。お持ち帰りのコンニャクは700gくらい。結構できました。


皆さんの感想

コンニャクってこんなに力が要るとは。
こんなに時間と手間がかかっていることを知るとおろそかにはできないね。
(仙台弁では「ぶさたにできないね」といいます)
おいしい。

コンニャクイモを見たのは初めて、と言う方ばかりでした。わたしもまだ作るのは2度目ですから、恐る恐るでしたが見事なコンニャクができて、よかった。

今回はなかなか時間が取れなくて生産者の岩佐さんに連絡を取ることができませんでした。近いうちにもっと詳しいことをお聞きしてきたいと思います。
また芋を手に入れて「手作りコンニャクの会」を開きますので、今回ご参加になれなかった方も是非ご参加くださいね。


コンニャクでおなかがいっぱいです。


まだ、くるしい。って単に食べすぎか。


コンニャクについては(財)日本こんにゃく協会のwebページに詳しく出ていますのでごらんください。(財)日本こんにゃく協会→http://www.konnyaku.or.jp/gaiyou/index.html

投稿者 くいしんぼ : 22:11 | コメント (0) | トラックバック (1)

TITLE|常長様に拝謁!

THEME|季節の味

24日から東京にいってました。

いや~~~疲れた。
2日にわたって東京ビッグサイトで開催されている「厨房設備機器・フードケータリングショウ・ホテルレストランショー」を見物してきました。二日行く人もあまりいないかと思うのですけどね。

ビッグサイトは広い!

休むまもなく歩き詰めで、足はくたくた。スチコンや涼しいガス厨房機器や最新のフードカッターなどなど欲しいものばっかり。物欲の鬼のようになってしまいましたが、買えるはずもなく、見てるだけ~~。

おととし行ったときには鍋とか調理器具とかたくさん出ていたような気がするのだけれど今回は大型の機器が多く展示されていました。

寿司ロボット、餃子包みロボット、などおもしろいものもたくさん。スチコンや全自動の調理機器を使えば誰が動かしても、一応の水準の料理はできるみたいで、職人の技はどうなるのだろうかとちょっと不安を感じてしまいました。神田のよく行くイタリアンのお店のシェフが「スチコンを使うと感覚が馬鹿になるから、使わない」といってたのもなんとなく頷ける気がしました。
パンだって冷凍パン生地があって成形済みの二次発酵が済んだものを冷凍してあるので「焼くだけ」。実際はオーブンに入れてスイッチを押すだけ。高校生のバイト君でもやれるか。

本当においしい店がだんだん少なくなってしまうかもしれないと、なんだか心配になってきちゃいました。


さて、時間があったので上野の美術館をはしご。


思いがけなく「支倉常長」様の肖像画を拝んできましたよ。
東京都美術館で開催されている「ボルゲーゼ美術館展」です。

目玉はラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」なのです。
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「支倉常長像」があったのです。

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感激です。
そこにあるとは思いもしなかったのですから。かなり大きな画でたぶん等身大よりも大きいようです。196×146cm。仙台市博物館蔵の見慣れた支倉像の写真も飾ってありました。よく見ると顔の感じが異なるものの着ている衣服の襟のレース飾りなどは同じものに見えました。

身に着けている着物は「伊達の粋!」きらびやかでかなり手の込んだ刺繍や綴れ織りなのではないかと思われる高価なもの。政宗がはるばる荒波を越えて船出する支倉に下賜したものではないのかしら。

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よくは見えないでしょうが、着物の襟の中から洋服の襟、それもレース飾りのついた白い襟が見えているのです。袖には明らかに日本の紋様「七宝つなぎ」が縫い取りされています。これは絶対日本から大事に大事に運んだものなのでしょう。

えぇとお顔は、その辺にいる普通のおじさん、顔。でも400年以上も前にはるばるローマまでたどり着いたその精神力。言葉だって簡単には通じなかっただろうし、風習もまるで違う。政宗の命を奉じて外交に命をかけた男の顔なんだなあ、と見入ってしまいました。

館を出るとき去りがたくて、もう一度階段を逆戻りしてもう一度しばらくながめてきました。

ああ、今日はいいものを見た。帰ろうか、と国立博物館では「長谷川等伯展」の看板。

これを見逃す手はないでしょうということでハシゴ。
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こちらはすごい人。ゆっくり見ることもできない。

金彩の屏風絵もよい、仏画もよい。

でも
展観の最後、「松林図屏風」は足が動かなくなってしまいました。


なんといったらよいか。

屏風から伝わる世界観・・・でもない、湿潤な松林のおそらくは海も近いところにある、松韻のさやぎが聞こえてくるような・・・・・・静謐な存在感。


見ていて涙がこぼれました。だれもいなかったら、もっと長い時間そこにいたかもしれません。一日でも見ていたいともいました。


いい!

機会があればまた見たい。国立博物館所蔵のようなのでいつでも見ることができるのかしら。


あ、食ブログでした。


ボルゲーゼ美術館展でこんなものを手に入れてきましたよ。

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プンタレッラの種です。今年はファーマーデビューです。はて上手にできるのでしょうか。

他には

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ズッキーニといろいろなチコリのミックス種です。

ふふふ・・おいしいのができたらお慰みです。


そうそう、国立博物館では尾形光琳の「八橋図硯箱」をお買いあげ。といっても漆器などはとても手が出ませんから、クッキーの入っている缶です。でも、きれい。クッキーはあまり期待しなかったんだけど、結構おいしいクッキーでした。
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どうも箱好き、袋物好きの病気は治らないようです。つい買ってしまう。イカンです。

長谷川等伯展は3月22日まで。
ボルゲーゼ展は4月4日までです。

投稿者 くいしんぼ : 00:02 | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月21日

TITLE|再会。オーストラリア在住の友と何十年ぶりだろう。

THEME|つぶやき

今日は食から少し離れたお話。でも、やっぱり食にからんだお話になってしまいます。

昨日、15年ぶり?もしかすると20年ぶりくらいにオーストラリアに住む友人と再会。ゆっくりお話したのは中学卒業以来かもしれない。高校一年のときに転校してしてしまったかただから。

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ずう~と音信不通になっていて、気にはなれど、なかなか連絡を取れないでいた中学時代の友でした。

それがふとした出会いでお仕事のつながりを持った方が何と彼女の弟さんと知ったのは去年の夏ごろのことでした。何という偶然。ほんとにまったくの偶然だったのです。それからは彼女のブログ「ようこそ!ハイランド真里子ブログです」のウォッチャーになってしまいました。これがまたおもしろいブログなんですが、それはそれとして、日本に来ているとの事なのでメールを入れたら仙台に来るということがわかって会ううことになりました。

何十年の時が流れてもやはり友は一目で分かるもの、時は消し飛んで中学生の頃のままになってしまいました。2時間以上もおしゃべりしてしまい、レストランの方、長居してごめんなさいね。

友人のこと、先生のこと、中学の頃のこと。修学旅行の楽しかった思い出。楽しい思い出であふれたあの時代。私たちを包んでくれた友人、そのような学校に通わせてくれた両親、いつも他の人を顧みて「地の塩、世の光になれ」と教えてくださった先生方に感謝でした。

いつも思うのですが、第三若草物語のジョーやベア先生が開いた「プラムフィールド」のような学校だったなあと思うのです。まだアメリカのキリスト教精神が力を持っていて人の生き方の指針をして機能していた50年~60年年代。赤毛のアンや若草物語、スウ姉さん、などなどの少女小説が聖書の示す生き方をわかりやすく示してくれていた時代。敬虔であれ、慎み深くあれ、全てに感謝していきよ、などの今は聞かれなくなってしまった人生の送り方を教えてくれた学校でした。

いろいろ彼女の今の仕事の話を聞いていると、いま私がやりたいと思っているテーマにぴったりとはまる仕事を日本で展開して行こうと考えているらしいことがわかりました。

実は彼女はオーストラリアで競馬や動物関係の仕事を展開しているのです。特に厩舎から出る廃棄物を有機栽培の材料にするプロジェクトやハーブなどの有機栽培を手がけていきたいらしいのです。

なんか一緒に事業としてやれるかもしれません。特にオーストラリアでは家庭菜園やコミュニティガーデンがとても盛んなのだそうです。友人や近所の人たちが土地を借りてみんなで野菜や花を作って楽しむのが普通とのこと。
日本でもクラインガルテンなどが少しずつ広まっては来ているけれどなかなか取り組むのは大変ですよね。何かもっと身近で気軽に楽しめる野菜畑や花畑があったらいいなあとおもうのです。

あちらには腰をかがめずに作業ができるコンテナがあるそうで、それに有機栽培の土や肥料をセットにしてあったらどこでも楽しめていいですよね。ぜひ日本に紹介してほしいなと思います。ゴメちゃん、おねがいね。

そんなこんなで3時間しゃべりにしゃべって、また会うことを約束してお別れしたのでした。

ほんとに友達っていいなあ、と思ったことでした。これからも仲良くしてくださいね。
ほとんど私信に近くなってしまいましたが、ワールドワイドに活動を広げて行きたいと念じているこのごろ、思いは通ずるものですね。

投稿者 くいしんぼ : 00:17 | コメント (1) | トラックバック (0)