2006年5月 6日

TITLE|冷やし中華・生そば比較麺類論

THEME|おいしい情報

このごろ麺類付いています。

30日は冷やし中華をたらふく。
3日は手打ちそばをたらふく。

どちらも「たらふく」食べてしまった。ううう~~~ん、栄養士としては、まずい!

そこでこの「たらふく」具合についての比較麺類論。
結果としての腹具合は、「たらふく」である。しかるにたらふくに至るまでの行程にかなりの差があるのである。この差が価格的にはさして差がないのに冷やし中華を「値段が高い」と思わしめているように思われる。

ではその差とはなんぞや。

腹に収まるまでの咀嚼回数なんである。

冷やし中華は口当たりがよい。嚼まずともつるつると食べられる。スープに酢の働きもあってとても口当たりよく喉に収まる。完食するに5,6分もあれば食べられる。

対して生そば。この場合生そばとは手打ちの堅い田舎そばを指すのであって決してうどん屋の商っている逆転二八そば(別名うどんこそば)ではない。また更科系ののどごしのよいそばもこの際はずす。
田舎そばはまず「堅い」。アルデンテのスパゲッチが二,三本ひっついている状態を想像して欲しい。よってそう簡単にはかみ砕けない。今回も2/3のそばを平らげたところで、もうたくさん。おなかいっぱい。の状態になった。

ここで商売の栄養学的見地から考察するに、栄養学的には冷やし中華に軍配が上がる。冷やし中華には店によって差はあるが具が豊富に盛られる。キュウリ・トマト・スイカ(といったら仙冷中の若い人からスイカはないでしょう、とクレームが付いたが段階の世代としてはスイカははずせない)といった野菜果物が載る。そしてハム・チャーシュー・錦糸卵のタンパク質が載る。大変にバランスがよい。
生そばにはふつうネギが薬味として付くくらいで後は何もない。栄養的には貧しい。すぐに腹が減る。

どう見ても質から言っても値段的にも冷やし中華に歩があるようだ。

しかるに、高い といわれるのはなぜか。

おいしすぎるんである。しかもおいしいからパクパク食べてしまって、余韻がない。
脳が満腹を感じるには食べ始めてから15~20分かかると言われている。冷やし中華は満腹感を味わう前に完食してしまうんである。これは、まずい。なんとかしなくては。

結論。

冷やし中華のこれからの工夫は
1・嚼むのに時間がかかる太麺を使うこと。
2・するめなど(するめじゃ~ね~~。なにかもっと別のいいものをさがさなくちゃ)の嚼みごたえのある食材を具として加えること。昆布などもいいかも。
3・食べるのに手のかかる具材をのせること。殻付きカニなどがgoodだが、値段がね~~。空豆とか、皮をむく、身をほじくり出さないと食べられないなど(クルミとか菱の実とか)、骨付きの手羽先の揚げ煮などせせって食べるようなものなどの具を工夫する
4・スープに飛び切り辛い味をプラスする。冷麺と差別化するのが難しいかな?

そしてもう一つ。

「冷やし中華」 を全面に押し出す「物語」を創作すること。
別に嘘をつくわけではなく、冷やし中華にまつわる物語が必要なんである、人に「絶対これ食べたい!」って思わせるためには。だから今まで言われてきた「夏に中華そばが売れないからなんとかしたくて・・・・」なんて物語ではなくもっと感動的なやつ。ね、たとえば「タレントのだれかさんが仙台にきたときに密かに恋人のなんとさんと食べたあれ!」みたいなのをでっち上げるのではなく、さがすのである。なんとかして。あるいはこれからそういうシチュエーションを設定しても、いいのはないか。

要は、売り方、意味の持たせ方が大切なんだと思うのである。だって、日本中に冷やし中華はあるわけでその中で「仙台の冷やし中華は違うね」といわせたいわけだから、頭を使うのである。

以上。

画像は「仙台海鮮冷やし中華(ホヤとギバサの風味で)」
20060411kIsen3.jpg
すみません、この冷やし中華の物語は、「まだない」。これから考えます。


投稿者 くいしんぼ : 23:01 | コメント (1) | トラックバック (0)

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コメント

 そうですね。事実の物語、伝説を作らないとですね。
 どんな伝説がいいのでしょうかぁ。みんなで悩みたいものですね。

投稿者 食WEB研スタッフ1号 : 2006年5月 9日 01:16

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