2006年10月 1日
TITLE|すてきな出会いの結果は・・・
THEME|宮城の味
4月にふとした縁でお近づきになった村田町の平岡さんの記事を書きました。
雑穀を栽培している方です。
その平岡さんから「もろこしが実ったから見きたら?」とお電話をいただいたのが8月はじめ。お盆明けにおたずねしました。
もちあわ・もろこし・もちきびが穂をだしていました。
もちあわ

もちきび

もろこし

ところで、この平岡喜七さん、たいへんなお方だと言うことが判明。長年、宮中で執り行われる新嘗祭に粟を献上している方だったのです。平岡さんが栽培している粟は純粋の日本在来種の粟なんだそうです。これを作っているのは平岡さんだけで選ばれて献穀しているとのこと。
皇居・賢所にもって行くんだそうです。一粒一粒ピンセットでより分けた粟を五合。絹の袋に入れて桐の箱に納めて。
ところで、「モロコシ」という穀類を知っていますか?私は知りませんでした。トウモロコシではありません。ウィキペディアによると
「モロコシ(蜀黍、唐黍、ソルガム、学名Sorghum vulgare)は、イネ科の一年草の植物・穀物。熱帯アフリカ原産。熱帯、亜熱帯の作物で乾燥に強く、米、コムギなどが育たない地域でも成長する。主要な栽培食物のひとつであり、穀物としての生産面積では世界第5位である。日本栽培されているものの大半は飼料として用いられている。雑穀の一種として販売される場合には「タカキビ」と呼ばれることが多い。中国名は高粱(こうりゃん、カオリャン)」
とあります。
「紅いコーリャン」という映画がありますが、その実はレンガ色をしています。紅い色はタンニンだそうで多少の渋みがあります。いまなぜこのモロコシが注目されるかというとグルテンを含まないので小麦のアレルギーの代替食として使われるようになったのです。
古くは桃太郎のお話に出てくる「きびだんご」がこのモロコシの団子なんだそうです。粘りがあり、もちもちした食感があり、一般的にはやhり団子にしてたべられるようです。岩手では「へっちょこだんご」といっているようです。
お話もとてもおもしろく、わざわざ仙台から仲間とおじゃましたのをおもしろがってくださいました。農業の話、昔語り、いろいろお聞きして、すっかり意気投合し、たくさんのモロコシや米粉、筍、等をいただいてしまいました。
さてそれから1月。
「モロコシ実ったからまたおいで」との電話。
早速おじゃましました。
実り物はしっかり刈り取られ、納屋の軒先に干してありました。

もちあわです

もちもろこし

平岡さんです

実りのものが軒先に干してある風景は久しぶりに見ました。とても豊かな気分になりますね。
ここまでの手間をお聞きするとそれは大変なものです。これらの雑穀類は無農薬・無肥料で育てるそうです。鳥に食べられないように、虫が付かないように、雑草が増えないように。
収穫後もまた大変。
粟は穂から粒をはずすのがとても手がかかるらしいです。脱穀が難しい。
もろこしは精米がむずかしい。籾が堅く、とれがたいらしいのです。それゆえ昔はあまりよろこばれなかったらしいのですがいまは精米器が良くなったので殻がきれいにとれるようになったのです。
またたくさんモロコシや粟を頂きました。
さて、これをどう有効に利用しようかしら。
と思案をしていたら、ちょうど良くよい機会が訪れました。
その話は次回に。
投稿者 くいしんぼ : 23:34 | コメント (4) | トラックバック (0)
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コメント
雑穀を探して、昨年花巻周辺を行脚しました。目当てのお店が閉まっていたりし、やっと見つけた雑穀の食事がなんというか、思い入れが強すぎたせかどうか、期待はずれでした。こんな身近にこんなすごい雑穀の先生がいたんだったら、もっと話を聞いとけばよかったなぁと思います。これからに期待します。
投稿者 佐々重1号 : 2006年10月 2日 13:24
佐々重1号様
コメントありがとうございます。
何でもそうなんでしょうけれど、商売ベースになってしまうと味は二の次ぎになるような気が・・・
商売抜きでよろこんでもらいたい、伝えたいという思いだけで作られた物だから心がこもっているし、おいしい。頂く方ももったいないから粗末にできない。
そこが一村一品運動が広がらない原因じゃないかと。農産加工所の物がうまくいかないのは、ホンモノの商売ものとはなれず、かといってほんとの手作りにも徹しきれず、中途半端な商品が多い感じがするのですけれど。
投稿者 kuishinbo : 2006年10月 2日 22:42
平岡さん、とってもやさしい笑顔ですね。
実りものの風景とともにあったかい気分になりました。
投稿者 おっち : 2006年10月 3日 12:00
雑穀とは言葉では聞いて知っているつもりになっていましたが、写真で見るとなんとも素晴らしい穀物ですね。これを食べたらなんだかいつもより元気になれそう。そんな気分になってしまうのが不思議です。やはり考えることと体験することは全然違う。そんな風に考えてしまいました。
投稿者 スタッフ1号 : 2006年10月 8日 11:13
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