2007年3月 4日

TITLE|春の鄙の祭り・鳴子の米発表会

THEME|宮城の味

春の鄙の祭り・鳴子の米発表会が鳴子で開催されました。「鳴子の米」?なんだろう。
さっそく参加申し込み。楽しみにしていました。

会場が当初鬼首だったのだけれど道路が不通にになって急遽東鳴子にある鳴子スポーツセンターに変更になりました。

さて、東鳴子を目指して車を走らせました。平成4年から乗っている年代物のうちのアッシー君いよいよ今日で乗り納め。記念の遠出となります。いささかガタが来て、大丈夫かなあと気にしつつ、東鳴子へ。

鳴子に来たのは40年ぶりくらい。東鳴子には初めてです。鳴子温泉は古くからの湯治場だったところで特に「脚気川渡・カサ鳴子」といわれました。カサとは湿疹のことで硫黄泉なので皮膚病に効くといわれてきたのです。日本で知られている11種の泉種のうち9種類がそろっているそうで、温泉の見本市みたいなところです。

今度のイベント「春の鄙の祭り・鳴子の米発表会」は

みんなで支えあう農業、みんなで支えあう地域。
そこに鳴子のこれからを描こうと進めてきた
「鳴子の米プロジェクト」
作る人、食べる人、集う人・・・
たくさんの人の結び合いの中から、
ノウと地域との新たな展望が開けますように

とプログラムの巻頭にもあるように、高冷地・狭量な農地・けっして大規模ではない経営規模、という中山間地帯の農を今後どう続けて行くのかという大きな課題に対する一つの挑戦と提言をしていこうという取り組みです。

農政のめまぐるしい変容と今後への不安を地域との連帯のなかで解決できないか、という大きな取り組みの報告会でもありました。鳴子地区の600戸越す農家でこの度の「品目横断的経営安定対策」の適用を受けられる4ha以上の農家は5戸に過ぎないのだそうです。小規模の農家が農地を集約して20haまとめることのできる平らの農地はほとんどない。
国の助成を受けられる農家はほとんどないということになります。

いまでさえ厳しい経営を強いられている中山間部の農家が生き残るためには・・・ということで登場したのが民俗研究家の結城登美雄氏。結城氏のプロデュースによってプロジェクトがはじまったのが昨年5月。県の古川農業試験場で新しく作られた「東北181号」という寒冷地でも作柄が落ちずしかも味がよい米を作ることになったそうです。
県の主力品種「ひとめぼれ」や「ささにしき」は冷害にあうと収量が落ちる。しかし東北181号は冷害につよい。
鳴子の山間部の鬼首などでは日照が少ない、田の水の温度が低いなどで米つくりにはむかない土地だそうです。でも、はやり日本の農の基本は稲作。農民は稲が作れること、が何よりの喜び。その稲つくりが今危機に瀕している。何とかせねば。

東北181号を鳴子で作り、温泉街でも消費してもらい、また新しい米製品を創造して地域の活性化にも取り組む。みんなが知恵を出し合って「協働」して地域を再構築していこう、との取り組みの報告会が今日のイベントでした。

会場には大勢の人が集まり、テーブルには様々なおにぎりがいっぱい。

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なぜおむすび?といえばこのお米はさめてもおいしい。低アミロース米なのでもち米に近い食感。そしてなによりも「作る人と食べる人を結ぶ」橋渡しとしての作物だから、おむすび。
なるほどね。

テーブルにはそのほかに漬物、煮物、和え物など鳴子で食べられてきた昔からの「おかず」がたくさん。

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まあ、おいしいものを目前にして、セレモニーは続き・・・。
やっと頂きました。

ううう~~ん、おいしかったあ~~。
まず、ご飯がおいしい。もちっとしていて、香りが高くて。味が濃いと感じました。
「もったいなくて納豆は掛けられないな」というのが感想ですね。

漬物がおいしい。煮物もおいしい。

そして、なんと「どぶろく」もありました。どぶろく特区をとっている方がいるそうで2種類のどぶろくを頂いてきました。初めて飲みましたが、ちょっと酸味があって甘酒のようで、お酒というよりはお米のジュースという感じです。

講演のなかで結城登美雄氏は

この世にはあきらめてはならないことがあり
失ってはならないことがある
米を失うことは
村を失うことであり
国を失うことであり

私たちのもっとも大切なもの・こころを失いことである

そして
たった1椀のご飯に費やすお米の値段・20円の価値を
今一度考え直そう

今お米に24円を費やすと、日本中の農家が元気になれる

たった(といってよいかどうかは分からないけれど)24円を他のものへの消費から
地域の農家の生産物に振り向けることで
元気な国に生まれ変わる

作る人・食べる人の結び合いをいまいちど考え直そう

という呼びかけをされました。

農への歓心をもっと持たなければならないと、おいしく頂きながら思ったことでした。


投稿者 くいしんぼ : 20:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

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