2008年8月18日
TITLE|古民家にお泊り&アグリパーク船越の人々と
THEME|宮城の味
高校のクラス会がありました。何十年ぶり、という人も何人かいて懐かしい思いでいっぱいでした。
会えば一気に18歳のころに戻ってしまう。過ぎた時間は、存在しないかのようでした。
そのお一人に高校時代とても親しくしていた方にほんとに40年ぶりくらいでお会いしました。一瞥以来の話に花を咲かせていたら、迫の実家に手を入れて将来何かを始めたいと思っているとのこと。
農地は集落営農組合に貸しているけど、屋敷周りの畑で週末農業を始めているのだそうです。
集落営農については下記を参照 農水省のファイル 「集落営農への取組(かかしパンフ)」
要旨は下記の抜粋をご覧ください
土地利用型作物での機械・施設の過剰投資を解消し、集落単位での農地利用の合理化や
機械・施設の共同利用、共同作業により農業生産コストの低減を図る。
地域における専業農家、兼業農家や女性、高齢者の役割分担を明確化し、集落全体の営
農意欲の高揚を図る。
■農地の有効利用
女性や高齢者が営農の役割を担って参加した集落ぐるみの取り組みとサービス事業体等
の営農支援を利用した効率的な農業生産活動を行うことで、農地の有効利用と遊休農地の
解消を図る。
■農村社会の活性化
集落営農活動により地域住民の相互理解や連帯感が深まり、農村文化の継承や農村の景
観保全等の取り組みを通じて集落コミュニティーの活性化を図る。
なるほど。昨年「鳴子の米プロジェクト」のイベントに参加したときはどちらかというと否定的なコメントばかり聞いてきたのですが、この文章を見る限りとても立派ですね。
鳴子は中山間地、迫は平野部、と言う違いで取り組み方に差があるのかもしれない。
(でも、かかしパンフ、というのもなんだかね、案山子じゃねえ、人じゃないものね、動かないよね)
ともかく、「あんたも食に関する仕事をしているなら、生産の現場を見においでよ。」とのお誘いで早速伺うことになりました。
築超130年という古い民家にお泊りすることになってしまった。
門の上なのに立派な床の間を備えた座敷になっていました。窓には色とりどりの色ガラスがはめ込まれ、なんともモダン。
昔の人ってハイカラだったのね。
夕方から集落営農の方たちと話し合いの会がもたれました。畑で取れた飛び切りおいしい野菜のおかずが勢ぞろい。特にズッキーニは「取れて取れて、困っちゃう」状態で、でもどうして食べたらよいかわからないのでと、漬物になってました。

なかでもすばらしかったのは「はっと」
はっと名人のお母さんの手になるもので、つるつる、しこしこ。こんなにおいしいはっとを食べたのは初めて。わたしのとはまるで別物。本場の味に感服でした。

土地のお勧めの野菜のぴか一は「おとめかぼちゃ」
栗かぼちゃの系ですが、おとめとは登米市のとめらしい。

ほくほくしておいしいかぼちゃでした。
さて、迫の人々は「おとめかぼちゃ」、「上沼のなす」、「登米きゅうり」がおいしい、と口々におっしゃるのですが、私は初耳。
「ええ、知らないです」
なんだかがっかりさせてしまうようですが、ほんとに知らない。
ここに作る人と食べる人との谷が存在するのかもしれません。
出荷するほうはブランド名を冠して出している、つもりでも大きな市場では他の大きな産地のブランドに埋没してしまう。
地場産品を使おうと意識していてなおこの状態ということは、よほど訴える力がないと他の産地の価格に負けてしまう、かも知れません。
登米きゅうりなどは仮面ライダーのキャラクターを箱に刷り込んでまで売り出しているのにね。
でも、スーパーの売り場を考えてみれば、消費者には農協の箱は目に入らないのよね。家族数が少なくなって箱買いなんてしないもの。バックヤードで仮面ライダーが光っていても、目立たないよね。小分けの袋に印刷するとかしたら、子供が買って!とせがむかなあ?いや、仮面ライダーの人気俳優の顔出しキャラクタなら若いママに受けるかも。
なんて話をしつつ、実態は大宴会になり営農組合の方たちとも親しくなれました。何かの形で生産物を仙台の消費者に届けるお手伝いができたらいいなあ、と思います。だって、おいしいのだもの。そしてできすぎて困る、なんてもったいないことだもの。
おいしい野菜が食べたい人に、届くような仕組みができたらいいな、と思います。



翌朝、農家の朝は早い。4時半にはもう起きて「朝市にいくよ~~」
眠い、だって40年ぶりの話に花が咲いて寝たのは12時過ぎ。
佐沼の朝市に連れて行ってもらいました。

帰り道、長沼の蓮を見物。
長沼はボートレース場もある大きな沼で水面いっぱいに蓮の花が見事。遊覧船も出て間近に見ることのできる観光スポットです。
近くには「政宗ビール」のブルワリーもあってなかなかよいところです。


秋になったら現地の方と仙台の消費者との語らいの会を立ち上げたいなあともくろんでいます。
皆さん、その節はぜひご参加くださいね。
投稿者 くいしんぼ : 22:20 | コメント (3) | トラックバック (0)
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コメント
うんうん、よくわかります。このエントリー。
古民家も大事にしたいですし、語らいの会、やりましょう。
投稿者 わかばやしく : 2008年8月21日 21:18
大河内さんから集落営農の話が出てきて、びっくりしました。いろいろなステージで、食材や生産者と関わっていらっしゃる姿勢に感心しきりです。ますますのご活躍を。
そのうち、3人ご飯しませんか。
投稿者 感心しきりっこ : 2008年9月 2日 16:02
この古い民家はどこら辺なのですか?
行ってみたいので教えてください。
投稿者 農村 : 2008年9月30日 00:57
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