2009年10月30日

TITLE|庄内へ、ディープなバスツアー  その1

THEME|名物に旨いものは、ある?

先週、鶴岡、酒田方面にいってきました。

なんともコアなマニアックなツアーでした。

なんと有名観光地には一切行かない旅です。どこに行ったかと言うとまずは畑。

 庄内といえばかの有名なイタリアンレストラン 「アルケッチャーノ」のお膝元。奥田政行シェフが食の親善大使として庄内の産物を紹介してから俄然注目を集めている地方です。今年はまた新潟と共にデスティネーションキャンペーンの真っ只中。でも、アルケッチャーノには行かない。???


 食の宝庫として売り出している庄内の産物の畑と作る人を訪ねるたびでした。仕掛け人は食WEB研究所宮城でおなじみの「庄内系イタリア人」さん。
そのブログは「あるもん探しの旅」旅程の詳しくは「私がご案内します」
をごらんください。河北仙販主催の「通旅」に参加してのたびです。


私なりの今回の旅のテーマは


1・庄内の産物のどこが、人のどこが「庄内系イタリア人さん」を虜にし、他地方の私たちをしてあそこまでディープなツアーに誘い込もうという動機になっているのか。

2・本当に庄内の産物が日本一のものなのか。

3・では宮城ではなにが不足しているのか。

の三点でした。


基本、食材は土地で食べるからこそおいしい。と思っているので輸送をかけてまでとりよせはしない主義です。


ならば自分の土地のおいしい食材をどのようにして発掘し、地場で流通させられるしくみが作れるのか。見つけてこよう。


こんな目の付け所を自分に課してさて出発。


 
 

 朝、7時45分。仙台駅西口バスプールに集合した私たち、好天に恵まれて出発しました。バスのなかは半数くらいが人生の先輩方。旅程によればかなりの強行軍なのだけどと心配しましたが、なんのなんの。私のほうが心配されるほうでした。みなさん、お元気。ご夫婦でのご参加の方も多くて、いいなあ。あんなふうに年を重ねたいなあ。なんて。

 

 さて、西道路のトンネルをくぐれば、もう高速道路。旅気分も盛り上がる。とここからツアコンの「庄内系イタリア人」さんの解説が始まり、なんと聞きほれている間にバスは寒河江のサービスエリアに到着。1時間ず~~としゃべりっぱなし。お疲れ様でした。ほんもののツアコンのかたも添乗していたのですが、出る幕無し。

これで今回の旅の目的と見るべきものがはっきりとしてきました。おかげさま。

 寒河江ではトイレだけのつもりが、ついならべ始めたばかりの食用ほうずきに目が行ってしまってお買い上げ。だって試食させてくれたんだもの。いまからこの調子でこの先どうすんだろう。とちょっぴり不安。

 

 バスはいよいよ山形道を西へ。月山道に入って修験道の霊地月山を遠くに見ながら庄内の地へ。

 途中「産直アグリ」にたちりました。ま、トイレ休憩ですね。ここでも珍しいものみっけ。カタクリの干したもの。花と葉と一緒に乾燥させたもので、仙台じゃカタクリの花を取ったりしたら、お目玉ものですよね。はなの色は白くなってしまっているけれど、どんな料理をしたらおいしいのか、楽しみです。

 先月酒田に行ったときには、手に入らなかった小茄子のからし漬けを買おうかな、と物色したのですが和芥子の粉を発見。これは買いです。でもこれから行く先々でも売ってました。それほど庄内では和芥子は当たり前の食材なんですね。こちらではほとんど見かけないですけど。

さてお楽しみのブドウ狩り。
  


 鶴岡市西荒屋にいたって減農薬で栽培されている「大玉ブドウの佐久間ファーム」さんに。佐久間さんのブドウ畑でブドウを試食。
ハッピーシードレス
ピオーネ
赤嶺(セキレイ)
の3種がみのってました。時期的には少し盛りを過ぎてしまっていたらしいですが、おいしい。
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これはハッピーシードレス。種のない甘さの勝ったブドウでした。
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右端が佐久間ファームの佐久間さん。左端は今回ツアコンの庄内系イタリア人さん。

皆さん思い思いにブドウを摘み、お買い上げ。ブドウはバスのおなかの中に。


 私たちも何かお腹に入れたい時間となりました。
 
 今回のたびでは先月行けなかった「知憩軒」さんと「レストラン欅」でお食事ができるのが一番の楽しみ。

いよいよお昼ご飯は日本一の農家レストランとして有名な「知憩軒」へ。

詳しい説明は上記のリンクをクリック。庄内系イタリア人さんのブログに詳しいです。


民家を心地よく古い農家のよさを残しつつ、現代の生活のよさも取り入れつつ、のしつらいが心地よいお店でした。


振舞われた食事は
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おにぎりが絶品でした。そして次の旅にこころがはやる、カブの漬物。「浅漬け」といっておられましたが、これもおいしくてみんな手の出ること出ること。


そういえばこのほかに大豆ご飯とお汁が出たはずなのに、写真がない。食べちゃったのね。

ここまでは平地でした。

いよいようわさに聞く「藤沢カブ」の畑訪問。


 これが、とてつもない畑なのです。なにしろ山の斜面。植林の杉を切り出した跡地を借り受け下葉や枯枝などすべてを含めて焼いた跡に種をまいて育てる、伝統野菜なんです。それも、種まきは焼畑した直j後。85度のときでないと発芽しないのだそうですよ。熱いなんてもんじゃない。作業は8月の初旬なんだって。熱い、暑い。過酷です。畑は山の斜面そのもの。
そこに一面にカブが作られているのです。


 畑は毎年移動させなければ連作障害がおきて収量が落ちるとのこと。来年はどの山になるのか、現段階では分からないという。

その過酷ともいえるカブ造りを楽しげに説明してくださったのが後藤勝利さん・清子さんご夫妻。
今年の畑は今までになく家のすぐ近くだ、との説明でしたがなんの何の。久しぶりに上る急斜面を15分ほど登った「山」。


その斜面をカモシカのように飛び跳ねる66歳。すごい。そしていい笑顔でご自分のカブつくりについて語ってくださいました。誇りにみちた笑顔が印象的でした。
1024kabu1.jpg

 


そのカブはこちら

1024kabu3.jpg
DSC04345.jpg


これがおいしかったのです。漬物になってもおいしいけど、カリカリと生をかじってもおいしいのです。程よく辛味があって、甘くて。

 これに勝てるカブはそうそうはない。あの苦労がそのままカブに閉じ込められているとしか言いようがない。特別にお安く分けてもらって、皆さんうれしそうでした。
そして後藤さんも仙台からわざわざ遠いところを来てくれて、と本当にうれしそうに手を振って見送ってくださいました。なんだか庄内人のファンになってしまいそう。


後は次回に続く・・・・

投稿者 くいしんぼ : 22:14 | コメント (5) | トラックバック (0)

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コメント

 先日は内容テンコ盛りのツアーにご参加頂き有難うございました。一泊二日ではご紹介しきれない万華鏡のように多彩な「食の都庄内」の実力の片鱗をご体感頂きました通り、魅力の鍵を握るのはズバリ「人」です。最初の頃、出会う人出会う人なんと役者が揃っていることかと唖然としたものです。

 おまけに作物には由来と物語があって、さまざまな立ち位置の人々が、ちゃんとその魅力を発信している。地元では誰も気付かなかった魅力に着目し、ネットワーク作りと対外的な発信を始めた某氏が、以前のように地に足をつけてきちんと本業に回帰すれば、鬼に金棒。

 まだ一部しかご紹介出来ていない食の都に関するモロモロに関して根掘り葉掘りする私の旅は、いつ果てるともなく続くことでしょう。

投稿者 庄内系イタリア人 : 2009年10月31日 17:00

庄内系イタリア人さま

世話になりました。すっかり「庄内系イタリア人」さんの宝箱の虜になりました。

思えば、ここ2年庄内には都合3回もいっているのです。つい先月(9月)にも行ったばかり。

そこで、みやぎでも庄内系イタリア人さんのような、某氏のような伝導師を見つけなくちゃ。

ですよね。

投稿者 kuishinbo : 2009年11月 1日 20:51

 庄内バスツアーでは大変お世話になりました。
 情報がてんこ盛り過ぎてまだ私もアップできていません。集中的に時間を作って私もレポートしていこうと思います。

投稿者 畠山茂陽 : 2009年11月 2日 13:06

 庄内バスツアーでは大変お世話になりました。
 情報がてんこ盛り過ぎてまだ私もアップできていません。集中的に時間を作って私もレポートしていこうと思います。

投稿者 畠山茂陽 : 2009年11月 2日 13:16

畠山様

お世話になりました。ほんとにてんこ盛りで、整理がなかなかできません。

それにしても庄内系イタリア人さん並みの人材をどこでリクルートしてきたらいいのでしょうね。

投稿者 kuishinbo : 2009年11月 2日 21:18

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