2009年12月 5日
TITLE|庄屋鹿野を訪ねて
THEME|
29日、小瀬菜ダイコンを小野田に訪ねて、よい出会いをいただいたあと、迫町(現登米市迫)北方の庄屋鹿野・佐々木さんを訪ねました。佐々木さんは10月に開催した「利きジャガの会」のじゃがいもの生産者。
佐々木さんのお宅は昨年このブログでもご紹介した築130年の古民家。今回は仙台から河北新報の畠山さん、県職員の山田さん、保育所の調理員をしている高橋さん、大河内、地元の政宗ビールの社長佐藤さんと5人でおじゃま、とめていただきました。
地元の農家の皆さんも8人ほどお集まりくださって農政について、農産物の販売について、農産加工品の開発や流通について語り合いました。
と言うよりは、飲み明かした、と言うほうが当たっているかも。まあ皆さんよく飲みましたねえ。
庄屋鹿野の佐々木さんが昨年から地元に戻って農家に参入してから、地域の方の意識がすこしずつ変化がでてきたということでした。
昔からの農村の慣習や風習、助成金頼みの農業。何とかしなければ農業が立ち行かないと分かっていはいても、自助努力ではなかなか「変化・チェンジ」が起せないらしいのです。そこに異質な価値観を持った人物の介入でよい変化が起きつつあるようでした。
農家の現状の細部には疎いのですが、外野から見える限りですが、なぜ農業が産業として自立できていないのかが不思議です。
他の産業では「製品を作ったけど、売れないから売れのこりを国で面倒見てよ」と言ってない。
農業は国の基幹産業だからとは言うものの、助成金を当てにしないで経営努力をしている農家もあるようです。どうなのか。
作って、売る。流通の努力も必要なのではないかしらと、岡目八目、素人は考えてしまいます。
米などは私などに手出せる問題ではないので野菜などの側面から何とかお手伝いができないものでしょうか。考え行きたいと思いました。
皆さんのお持ちよりのおでんや煮物、はっと、漬物、煮卵(これが旨かった、大好きなんです)などなど滋味豊かな料理をいただきながらなんとかこのおいしさを仙台に広めて行きたいと思うのです。
話のなかで地域では農産加工を施して付加価値をつけた製品を出して行きたいということでした。主には漬物を考えているようでした。
私などはあまり漬物を食べないほうなので、漬物という短絡的なものではない、もっと素材としての製品を考えて欲しいのです。これからは素材が狙い目ですよね。
ちょっとお話はしたのですが、どうも耳には入らなかったような気がします。
でも、時代の風は漬物よりも素材です。だって国も栄養士もこぞって「減塩」なのですから。農村イコール漬物というのは、古いと思うのです。
じゃあ、付加価値をつけた農産加工品が何か、と言うと・・・これから地域の方と考えます。なにか絶対あるはず。
青森では青菜(ほうれん草や水菜など)や菊花などをゆでて水を張ったビニールの袋に入れて売っていました。皆さん、昼休みに買いこんでいくのだそうです。帰り道では忙しいからだそうです。夏の暑い時期に衛生面で大丈夫なのか?とちょっと心配になりましたが、それはそれとして二ーズがあり、売れているというのです。仙台ではついぞ見かけませんが衛生面がクリアできたら便利かもしれません。ゆでるだけでよいものには違いないけど、それをする時間もない、と言うのが働く人たちの実態かもしれません。
茹でておかないまでも、すぐに調理できるように洗ったもの、切ったものなどのプレカット商品もねらい目かもしれません。
漬物は一度に食べられる量はそんなに多くはないけれど調理用の食材ならばある程度の量は捌けるのではないかしら。
ともかく、鹿野の近辺の農家のお母さんたちと手を組んで迫のおいしい野菜、卵、畜産物などを仙台の家庭に、人にお届けすることができそうです。
少しずつでも一歩ずつでも進んで行きたいなと改めて思った夜でした。
お酒も、おいしかった。料理もおいしかった。お話も、人たちもおいしかったです。
心残りは・・・総ヒノキ造りのお風呂に入り損ねたこと。なんてね。
男性群は長屋門の二階のお座敷に、女性群は母屋に泊めていただきました。
お世話になりました。
投稿者 くいしんぼ : 13:51 | コメント (2) | トラックバック (0)
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コメント
大河内さん、いやぁ、飲みすぎました。
農家の方との触れ合いが楽しくてついつい。
また懲りずにお誘い下さいね。
今度は若者を連れていきましょう。
投稿者 畠山茂陽 : 2009年12月 8日 09:54
あっ、感想だけで失礼しました。まじめな話も・・・。
大河内さんの「ちょっとお話はしたのですが、どうも耳には入らなかったような気がします」には私も感じる部分大です。私も素晴らしい生活をおくっていて、商品を作っている皆さまの活動と気持ちがまだまだ伝わっていないのはもったいない。「ぜひ自らの力で情報発信を」というのが私の願いなのですが、これもなかなか伝わらず・・・。
私が飲んだくれていたのが悪いのですが、こうした提案は長い時間をかけて地域に入り込んでいかないと伝わらない部分ではないかと私自身の仮説をよりよく理解するいい時間でした。佐々木さんの旦那さんには泥臭くても愛のある活動を今のままに、内助の功の奥様にはぜひそうしたことを発信サポートいただければ、さらに輝いた地域になるのではないかと感じています。
丸森や鳴子に次ぐ、地域づくりをサポートする情報発信の豊かなモデル地区を作っていきたいですね。それが庄屋鹿野・佐々木さんを中心とした地域の皆さまからのお声があがってくると楽しいプロジェクトになってくるかもしれません。もちろん、他のエリアからのお誘いもお待ちしています。食WEB研究所で何がサポートできるか、少々次なるビジョンも伝えていきたいと思います。大河内さん、またアドバイスを何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿者 畠山茂陽 : 2009年12月 8日 10:08
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