2009年3月27日
TITLE|山形酒セミナー&パーティーに参加しました!【前編】
THEME|ガンバレ日本酒☆ガンバレ宮城の酒
先日仙台市内で山形県酒造組合主催のセミナー&パーティーが開かれ、
参加して来ました。
山形の酒といえば、くしくも私は現在「山形日本酒学校」の9期生の身。
セミナーの方は1時間程度なので、もしかしたら日本酒学校で受講した内容と同じかも。
でも復習にもなるし何事も勉強!と参加した所、その読みは大正解!!!
メインの講師が「山形・食の親善大使」である奥田シェフ、
そう あの「アル・ケッチャーノ」のオーナーです。
同じ食WEB研究所仲間である庄内系イタリア人さん(←リンク)のブログに、よく登場されていたので、
何となくお会いした気分でいた私ですが、そんな事は全くなく(笑)、
初めてお話しを伺える機会を得た事に感謝です!
そしてもう一人はアレ・キュイジーヌ!(Allez cuisine!)でお馴染み 「料理の鉄人」にも
登場された事があるという料理研究家古庄シェフ。
まずは奥田シェフ登場。
奥田シェフのテーマは「冷から常温までのお酒に合う料理」。
さて 奥田流 料理の合わせ方とは?
興味津々で伺いましたが、奥田シェフのお話しが面白いのです!!
やはり その道で第一線に抜きん出る方というのは、すごいっっ!!
コチラ↑↑↑。会場では平目のカルパッチョが各自配られました。
まずはお酒だけを単品で飲んでみる、次にお酒と一緒に頂いてみる・・・と
味わいの変化を体感します。
詳細は割愛しますが、奥田シェフの場合
「日本酒の美味しさを苦味・酸味・まろやかさの3要素で探る」と言います。
その上で そのバランスが既存の食材の何に似ているを探り、それを料理の中に組み込んでみる・・・。
同じバランスのものを組み合わせる=「同化」させる事でアルコールが揮発し、
プラスした食材の風味が上がって美味しく感じるのだそう。
ポイントになるのは、素材の味が前面に出て来る味=骨格になる味よりも、
むしろ その影に潜む味や香りが重要との事。
それを探り、その旨みを持つ食材を付加する事で、1+1が5になるとの事!
更に、香りが舌で温まる事で香り成分が上がり、相乗効果で美味しく感じるそうなのです。
具体的に美味しくさせる術も素晴らしいもので、例えばこのカルパッチョの場合、
カルパッチョの上にカラスミが乗っていたり、
日本酒の旨みを対比させる為、見えないように干し貝柱をハケで塗ってあったり、
融点が高い(溶けにくい)キレのある油を使ったり・・・
お話しを伺いながら、私はもう・・・ アドレナリン☆ドックドック放出状態でした!
ボードを使い、わかりやすく説明する奥田シェフ。
左側には独自に考えられた「味のバランスシート」が書かれていますが、これは参加者だけの秘密。
正直「そんな深い所まで考えて料理を作っているの?すごい!」
そう思いました。
何より感心したのは、トークにおける表現力の素晴らしさ!!
"素材の味の、骨格の中に秘めている香りとの相性"
"香りが上がる事で それをコクと錯覚する"
言葉ひとつひとつを聞きながら、何だか一人でゾクゾクしていました、私。
ジャンルは違えど、「森の香本舗」の道川さん(←リンク)に非常に近いものを感じました。
「味覚」という感覚的な部分を独自のスケールに置き換え、プロットし緻密にデータ化する、
そして五感的部分を第三者に伝える繊細な表現力・・・
両方併せ持つ素晴しい方です!
この方のお話しは是非とも、もう一度お聞きしたいです!!!
そして、古庄シェフは「燗酒に合う料理」がテーマ。

ほど良く温められた燗酒。
そしてそれに合う料理として配られた「帆立のマヨネーズソース」。
古庄シェフの指示通り、まずは燗酒のみを頂く、そして料理を味わう。
その後 燗酒を頂いてみる・・・と、これ又味わいの変化が!!
料理自体、美味しい(ソースがデラうま!!)のですが、お酒を含んだ後は
帆立自体の旨みが高まり、
加えてソースの影に潜んでいた旨み(チリソースかマスタードのような辛味)が前面に顔を出して来て
よりコクがある風味に。
古庄シェフ曰く、これは料理の中にお酒を使っているからとの事。
「より美味しく感じるのは、料理の中に旨みを感じさせる鍵を持って来たから。
お酒を口に含んだ時点で、まずその鍵が開く。
その既に扉が開いた状態に入って行く(=お酒を材料に加えた料理)事で
相乗効果で美味しく感じる」そうなのです。
お二人の話しを伺いながら、
「美味しいものには理由がある」。
この言葉に深く納得する事、しかりでした。
最後の締めは山形工業技術センター酒類研究科長である、
小関先生(←リンク)からのお話し。
山形を中心とする東北酒の現状を、笑いを交えながらわかりやすく説明して頂きました。
小関先生のお話しを伺う機会は、私はまだ2回目ですが、
真面目な紹介ツールの中に、ふんだんに懇親会の楽しい酒席が盛り込まれていたり、
根底に「日本酒愛」があるのをすご~~~く感じます。
宮城も山形も秋田も岩手も青森も・・・東北全て、
そして日本全国 日本酒パワーを復活させたいなぁ~
そんな事を思わせる内容でした。
何といってもこれだけの内容なのに、今回のセミナー
無料です!!
太っ腹!山形県酒造組合さん!勉強になりました!
そんなこんなで【後編】はパーティーの部へ続きます。
投稿者 おっかぁ : 00:22 | コメント (2) | トラックバック (0)
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コメント
すごーく深い話ですね。おいしいものには理由があるんですね。でも、私は計算が弱いので、味わうほうはいいですが、料理とお酒をお出しするほうはちょっと無理かも。
投稿者 高橋敦@ふらっと : 2009年3月31日 15:29
☆高橋敦@ふらっとさん こんにちは~!
コメントありがとうございます!!
すごーーーく深かったです!!
アドレナリンドックドック放出状態でした
(しつこいですね。笑)
第一線にぬきんでる方の、思考と着眼点はさすが違いますね。
ほんと…もっとお話しを聞きたかったです。
てか、私は未だにお店に行けてないので、行かなければ!!
投稿者 おっかぁ早坂 : 2009年3月31日 17:26
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