2010年8月21日

TITLE|仙台夏の陣 純米・燗酒の会[前編]

THEME|ガンバレ日本酒☆ガンバレ宮城の酒, 仙台・宮城 風土な味

 世の中的にはお盆の8月15日。お墓参りやら親戚回り等に忙しい時期に、
上杉・池田酒店さん主催の超ディープな酒宴がありました。

ひとくちに言えば、今回のテーマは・・・・

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東西【鶴】の饗宴!!
東の鶴は宮城「萩の鶴」
(画像は「日輪田」ですが)、
西の鶴は広島「竹鶴」です。
東西の【鶴】を熱燗で楽しむという主旨でした。

今回はあまりにもディープな内容だった為、都合2回に分けてUPします。
なんてったって11時半の開宴から始まって、終了が16時半。
これだけでも長い!しかし、その後二次会やらへ流れ、結局最終電車。
お盆の最中だというのに12時間強飲みっぱなし!!
ひょえーー!!いいのか、自分。

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宴の前にはそれぞれの蔵元さんからのミニセミナーが。

「萩の鶴」の実質蔵元と杜氏を兼任する佐藤曜平さんからは、
入蔵して9年目、自社杜氏に切り替えてから5シーズン目という、
今までの心の動きや、今後目指す方向性などのお話しが聞けました。
データ含めきちんと資料を準備し、酒類業界全体から見えてくる自社の位置付け等、
非常にわかりやすい内容でした。

個人的に印象深かったことは、せっかく仕込んだ酒を「腐造(ふぞう)」させてしまう昔とは違い、
技術力の進歩で、そこそこのお酒は造れるようになった今、
「うちは純米酒にこだわりたい」という発言。
何故ならシンプルでわかりやすいし、造る側も飲む側も楽しい酒だから。

目指すのは「湯のみ茶碗で気軽に飲める酒」という、曜平さんらしい言葉でした。

そして宮城県は少量だけど良い酒を造っている、
だからちょっと手を抜くと置いて行かれる市場だとも。
曜平さんからも話していましたが「宮城の酒はハズレがない」
これって、私も関東の酒仲間と話していてよく言われます。

県全体がレベルアップを目指し情報共有しつつも、
お互いを高めようと切磋琢磨しているのが、垣間見れたような気がしました。

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そして「竹鶴」さんから、は専務さんが来仙。
創業享保18年(1733年)創業の老舗蔵で、
杜氏は「純米酒のパイオニア」で埼玉・神亀で修行された方。

当日配布リーフの紹介文には、
「野武士のような無骨で力強い味わい」と記載されていましたが、
お酒以上に、ご自身のキャラクターもかなーり個性的!!!
己の思想に全くブレがない。やー 東北人にはあまりいないタイプかも。
ある意味、ここまで揺るぎない物を持てるって、すごいなと感心しちゃいました。

生もと(きもと)造りを「出汁」と「だしの素」の違いに例える等、
なるほど物理を専門にやられていたと納得する反面、
「考えるな!感じろ!」という名言を残すなど、
非常にユニークな方でしたねー。

ちなみに専務の「ひいひいじいさんの姉の孫」が、
ニッカウィスキー創業者の方にあたるそうですよ。
なるほど!!「竹鶴」ですもんねっ!

 *      *      *      *  

さてさて冒頭で述べたように、今回は「超ディープな酒宴」。
何故なら東西【鶴】が饗宴し、真夏に燗を楽しむというだけではなく、
料理が深ーくからんでいるのです。
仙台市内の7名の料理人がメニュー考案・調理を担当し、
加えて7名の宮城の生産者の方が食材を提供!
目の前にあるお酒を造っている人、
料理を作った方々、そしてその食材を育てた生産者の方々と
ひとつの空間を共有できる
なんて、素晴しいことです。

そこまで展開できたのは、最近池田さんとコラボする機会が多い、
この方が仕掛け人としていたから↓↓。

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県庁・食産業振興課の山田さん
NPO法人ファイブブリッジが主催するビジネスマンデー「食・人サロン」の事務局長でもあり、
そこでは月に一度、食の現場に関わる実践者が集まり、様々な情報交換・意見交換がされています。
私も1回目から参加させて頂いていますが、毎月かなりアツイ意見交換があります。

今回の生産者には「食・人」メンバーがガッツリと協力しているので、
なお見逃せませんでした!!
以下、提供されたメニューと料理人という構図でご紹介。

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1 . かぐや姫のリゾットサラダ仕立て
〈料理人〉国分町「GABU」山陰伸二さん
〈お酒〉萩野酒造「日輪田・山廃」
                                    


「かぐや姫」は平成10年に旧矢本で生産されたのが始まりの米。
今回の米は竹鶴ファームさんのものを使ってリゾットに。
ミニトマト、モロッコインゲン、キュウリが鮮やかにトッピングされ、
バルサミコスをちょっとからめて頂きます。

テーマは"酸を合わせるカップリング"だそうで、
酸味のある山廃とバルサミコスの妙を楽しむという主旨。
山廃は燗にしたら、パッと花が開いたように表情が豊かになったのが印象的でした。

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2 . パプリカde彩々豆腐
〈料理人〉国分町「百人屋台国分屋」田口義文さん
〈お酒〉竹鶴酒造「竹鶴 純米」
  

鶴コンビのパンチに対して、繊細なお豆腐っていうのが、面白いなーと思いました。
レギューラー酒だという竹鶴のお酒に合わせると・・おや?意外に飲みやすい?
「百人屋台国分屋」のお嬢様(これが絶世の美女!!)がいらっしゃったのですが、
なかなか撮るチャンスがなし。残念。

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 3. 氏家さん小葱にびたし 竹鶴温泉蔵王ハーブ味噌と
〈料理人〉葉山町「しん」根本真さん
〈お酒〉竹鶴酒造「竹鶴 純米」

野菜のマジシャン「しん」さん登場!生産者名を料理の冠にする所が心憎いなぁ。
まず それぞれ単独の旨みを味わって、次に味噌をつけて、
最後はぐちゃぐちゃかき混ぜてという、得意の三段構えの味わい方です。
味噌にはフィンネルやディルなどの蔵王のハーブが入っていて、
口に含んだ後の返しに、ハーブ独特の苦味が爽やかに効いていました。

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生産者の方々ご登場!!:
左はパプリカの氏家さん(涌谷町)。
右は大崎町の若手農業家団体「ふたばの会」リーダー佐藤さん
私も数年前仕事でお世話になりました。
20代の若手の農業家を束ねている、すごく男っぷりのいい人です。

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そして蔵王のハーブ生産家「グリーンアトリエひらきゅう」の平間さん
「ひらきゅう」のハーブって、実は日本で3本の指に入るくらい生産量が多いのですが、
そのほとんどがホームセンターへの流通。
現在は自社ブランディングを確立すべく、ご兄弟で頑張っています。

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4. 仙台野菜の冷し鉢
〈料理人〉国分町「HONA」安藤浩樹さん
〈お酒〉萩野酒造「萩の鶴 中取り純米美山錦」

この日提供された中で、個人的に一番好きな味でした。
野菜本来の旨みが美味しく、みょうがの残り香がお酒と合わさった時に心地良い感じ。

お酒は炭酸ガスを少し含んで「まだ若い」と説明していましたが、
個人的にはまろやかな風味で、気持ち良く余韻を楽しめました。

いやぁ それにしても今回のレポは長いぞー。ぜぃぜぃ。。

前編の終わりにちょっと小ネタ提供を。

冒頭で紹介した「ファイブブリッジ」が主催するビジネスマンデーでは、
「食・人」サロン以外にも様々なビジネス塾を開催していますが、
個人的に面白いと思うのが最近始まった「あなたのCM制作委員会」!!
(第一月曜日開催)

記念すべき第1回目では私も競演し、「ひらきゅう」さんのCMを勝手に皆で作り上げています(笑)



見終わった後、きっと苦笑していますよね?
「CMにはほど遠いんじゃ?」なんて聞こえてきそうですが、
これがなかなか大変!!
参加者が(もちろん初対面の方もいます)グループに分かれ、
テーマを含めたコンセプトメイク、構成、キャスティング、実際の撮影まで、
全て2時間の間に完成まで持っていきます。
(完成されたものは、随時YoutubeにUP)
2時間ですよ!「撮り」を含めて2時間!
モタモタしている暇、一切なし!
必要な小道具も、今目の前にあるものだけで何とかする!
「何を一番伝えたいか?そして どうわかりやすく伝えるか?」
そういうトレーニングにはもってこいです!
そして最大の効果、それはこの2時間を経験することで、
ある意味怖いものがなくなります(笑)
人間として一皮むける感じです(笑)

ちなみに私が参加した時は、「宮城の日本酒で乾杯編」なんてのも作りました。
興味のある方は検索してみてねー。笑えますからー。ぐはは。

ってコトで後編へ。

投稿者 おっかぁ : 13:16 | コメント (4) | トラックバック (0)

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コメント

ディープな会でしたね~!
私は曜平さんと敏夫専務のお話のところで
1回息切れして、まだ料理にたどりついてません(^^;
でも料理もとってもおいしかったです。
おっかあ、写真も美しく、ていねいにまとめられていてさすが!

投稿者 よこっちょ : 2010年8月23日 10:51

>いやぁ それにしても今回のレポは長いぞー。ぜぃぜぃ。。
充実レポ、ちゃんと拝読しましたよ~!!
(・・・ぜぃぜぃ・・・(-_-;))

生産者、料理人、蔵元の顔を見ながら
食事を楽しめることほど幸せなことってないですよね。
ホントうらやましいです。
こういう機会をもっと多くの人に体験してほしいですね。
県庁の山田さんに
もっともっと頑張ってもらわないといけませんなっ^m^

えっと、CMについては・・・
ノーコメントでお願いします。w

投稿者 八巻恭子@食WEB研究所 : 2010年8月23日 11:00

☆よこっちょさん こんにちは~!
コメントありがとうございます!!

濃厚過ぎる内容で、どうまとめるか、ちょっと迷いましたー(汗)
基本「食」のブログなので、今回はちょっと食の方をメインにしています。
ナンダカンダでお盆の最中だっちゅうのに、
12時間。。約半日。飲んだよー。
私なんで義母に「今日は仕事で」って、
外出してますんで(苦笑)

投稿者 おっかぁ早坂 : 2010年8月23日 18:34

☆八巻恭子さん こんにちは~!
コメントありがとうございます!!

>生産者、料理人、蔵元の顔を見ながら
>食事を楽しめることほど幸せなことってないですよね。
>ホントうらやましいです。

ほんとにこういう主旨の会って
今後どんどん広がっていきますよね。
畠山さんや山田さんがいつも強く言っている
「グリーンツーリズム」ではなく「ひとツーリズム」。
単なるグルメ情報ではなく、そこで作っている人に会いに行く、思いを聞きに行く。
これはお酒にもすごく通じる所です。

>えっと、CMについては・・・
>ノーコメントでお願いします。w

え なんでなんで??なんかコメントくださいよー(笑)
ちなみに最近のヒットは餃子の蜂屋さん編です。

投稿者 おっかぁ早坂 : 2010年8月23日 18:42

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