2010年11月11日

TITLE|小瀬菜大根を楽しく食べ語らう会。ちょっと純米酒も。

THEME|みやぎ当方見聞ログ, 仙台・宮城 風土な味

祝日の3日、北仙台の「しん」さんで、「小瀬菜大根を楽しく食べ味わう会」が開かれました。

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主催は県食産業振興課の山田さん管理栄養士の大河内さん
そしてしんさんの3人。
昨年から「小瀬菜大根」の畑作りにチャレンジしているメンバーです。

所で「小瀬菜大根」って何ジャラホイ?

そうそう!そこですね!
周辺で話題になっているけど実際の所、どういう野菜で、どんな味なのかを
知るべく、今回参加させて頂きました。

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大河内さんが手に掲げているのが「小瀬菜大根」。
加美町の小瀬屋敷地区のみで栽培される伝統野菜で、戦後しばらくは地区全体で栽培されていたものの、青首大根や白菜に取って代われ、今では生産農家がたったの2軒!!
絶滅の危機に立たされ、スローフードインターナショナルが認定する「味の箱舟」にも選ばれているそうです。

一般的な大根に比べると、根の白い部分が小さく、上の葉部分が大きい。
地元では茎部分だけを古漬けにし、後の部分は全て捨てちゃうらしい。

今回大河内さん達が着目した点は、実際は葉も美味しいし、生で食べても美味しい、
つまりは"食材として可能性を秘めている"ということ。

この日はその「小瀬菜大根」の持つ可能性を、しんさんの独創力でもって、体感させて頂くという趣旨でした。

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皆で実際に生の葉をかじりっこしていたら、なぜか視線が蔵王ハーブの平間さんに集中。
あちらこちらから「.わぁーリスみたいでかわいいー。」の声が。笑
ポーズを作って応えてくれる平間さん、いい方です。

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しょっぱなから、かなり驚きました。
しんさん曰く「切り方の違いで味が違う」を体感。

同じ茎部分の切り方を変えたもの、3種類を比較。
これがまた、面白いように違うのですよー!!
子瀬菜大根自体、通常の大根の茎に比べかなり水分が多く、みずみずしいのが特長ですが、
とりわけ手前の厚め斜め切りは一番水分が出てくる。
そして左後方の千切りは、甘みと香りが前面にふわぁーと出てくるのです。
包丁の入れ方でこんなにも違ってくるんだ!

こういう所からは入っていくというのは、食材そのものを理解する上ですごくわかりやすいですね。

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お次は通常の大根との比較。
手前が一般的な大根、奥が小瀬菜大根。一緒に比較すると、小瀬菜大根のみずみずしさが一層実感できます。

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それに今度は味噌と塩を合わせてみる。ふむふむー。

ちなみに同じ種を道一本隔てた隣の地区で育てても、決して同じように育たないそう。
「地力」が成せる技なのか、不思議。。。

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小瀬菜大根の葉サラダ。
一緒に合わせたお酒は「あたごの松 うすにごり」。
口に含むとグレープフルーツのような香りが広がる爽やかなお酒。
後で聞いたら、サラダにはグレープシードオイルを使っているそうで、合わせ技だったんですね。

ちなみにお酒のセレクトは「しん」さんと言えば、もちろんこの方↓↓。

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上杉の池田酒店さん。料理に合わせて計6品をブラインドで提供し、それぞれの料理に合わせ体感。最後は答え合わせというものでした。
小瀬菜大根が食材として未知数だけに、いつもの「しん」さんの酒会と比較し、お酒はちょっと控え目な存在でした。

「あたごの松」以外には、「萩の鶴ひやおろし」や「奧播磨」、「独楽蔵」などが提供されました。
池田さん ごめんなさい。細かく紹介できなくて。
今回は池田さんも話していたように、「小瀬菜大根」にフォーカスしたまとめになっています。

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ごま油で炒めたもの。

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オイルを塗って片面のみ焼いた葉の中には、鶏肉・さんまのすり身が、塩漬けした葉で包んであります。
添えてあるお芋には、ローズソルトを効かせて。しんさんらしい演出。

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煮ても小瀬菜大根はシャキシャキ感が残る!の言葉通り、鍋仕立てにしても、
茎は面白いくらいシャッキシャッキ。
冬野菜だけに、いろんな鍋に使えますねー。

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根の部分の大根おろし。スペシャル辛いぞぉー!!!
鋭角的にピリピリ攻撃してくるような辛さ。

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締めはごはんと漬物で。
生のままでも美味しいし、茎はもちろん、葉も根部分も美味しい。
なので、サラダでも浅漬けでも鍋でも薬味でも美味しいー。
「可能性を秘めている食材」---まさにその通りだなと痛感。
需要がないから捨てちゃうなんて、もったいないよねー。


ちなみに後日談があるのですが、参加者はお土産として2~3束頂けたので、
試しに自宅でも作ってみました。

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葉部分はニンニクオイル+ごま油で牛肉炒め。
少し苦味があるので、"美味"というより"滋味的美味しさ。ゴーヤ炒めに近い感覚を感じます。

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ちょっと驚いたのがコチラ↑↑。たまたま三角揚げを買い置きしていたので、おろしを付け合わせに。
めんつゆに入れて食べてみましたが、正直マッチング的には今ひとつ。
辛さが強い分、さんま焼きとか脂分があった方が美味しそうですね。

何が驚いたのかって言うと、大根おろしそのもの!
これって、水分がほとんど出ないんですねー!!!
しんさんのお店で見た時は、無意識に水を絞って出したんだとばかり思ってましたが、画像が擂ったまんまの状態なのですよ。

茎部分はあんなに含水率高いのに。。。
全ての水分が茎の方へ行ってしまう品種なのかしら。。いやー不思議。

今後3名のプロジェクトがどうなって行くか、要注目ですね!

主催者の方も当日のレポを綴っています==

大河内の食いしん坊Blog

宮城を一生楽しむ!日記

投稿者 おっかぁ : 08:38 | トラックバック (0)

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