2012年2月21日

TITLE|みやぎの酒応援隊蔵見学 第23弾「乾坤一」(大沼酒造店)

THEME|ガンバレ日本酒☆ガンバレ宮城の酒

今期初の「みやぎの酒応援隊」の蔵見学。
第23弾は村田町の「乾坤一」を醸す大沼酒造店さん

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前回蔵見学で伺ったのは3年前(←リンク)
昨年の大震災もあり、何だか随分遠いことのようです。。。

大沼酒造さんは県内蔵の中でも震災によるダメージが大きく、
震災から一年経った今、どの程度修復し、酒造りの状況等も含め個人的には気になる所でした。

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ご案内頂いたのは宮城酒造界のイチローこと、次期蔵元の久我さん
「最近 似てないですよ。運動もしてないから、体重も少し増えてしまって。。」


いえいえ、似てますってば。

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このショットなんて、ソックリじゃないすかっ!!!

久我さんには蔵見学の前に、震災後の造りの状況等を聞かせて頂きました。
蔵の修復は現在7割、仕込みは例年の三分の二程度とのこと。
まだ貯蔵庫の修繕が残っていて、こちらは酒造りを終える5月中旬から再度着手することになるそう。

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ああー キレイになっていますねー。

「オピのおび」(←リンク)で綴った5月下旬の状況とは、当たり前ですが雲泥の差!
今回の修復では骨組自体はそのまま生かし、壁や周囲を新しく作り変えたそうで、外から見た印象自体はさほど変わらないのはうれしいですね。
「オピのおび」でも書いていますが、酒蔵は町の伝統文化!シンボルなんですもの。
昔ながらの酒蔵がある風景は、是非とも残したいです!


今回の修復に当たり、一番力を入れた所が動線の良い蔵

「どうせ直すんだったら、徹底的に蔵人が動きやすい蔵を目指しました。」
その為、県内や山形の蔵を色々見学させてもらい、良い所は全部取り入れたんだそうです。

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麹室もピッカピッカ~☆前面杉板。
木香が残らないよう3年枯らした杉板に透明な柿渋を塗り、更に数日間枯らして使っているそうです。
蔵の設備って、恐ろしくお金と手間がかかるもんですね。。

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保温性・保湿性の高い麹米シートや、酒母室では冷気を直接タンクに当てない管(上右)のようなもの、
初めて見るものばかりで、色々新しい試みにチャレンジしていることが伝わってきました。

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1週間経ったプクプクちゃん
 まだ若い、フレッシュなバナナな香りー。

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個人的にこのタンク室には、ぐっと来るものがありました。
5月にお邪魔した時には、天井と壁が崩れ落ちていた場所。(詳細は前述リンクの「オピのおび」参照)

よくぞここまで・・と感慨深いものがありましたね。。

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震災前よりタンク数を3本減らし、その分期間を長く、じっくり造るようにしていくそうです。

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移動中、釜場の前を通ったら、菅野杜氏と蔵人さんが火入れをしている所に遭遇。
湯気の中から垣間見える眼差し・・すごく真剣!!
このままポストカードにしたいぐらいですっっ!

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最後は利き酒をさせて頂きました。
ブラインドで各自、好きな順位を挙げていき、最後に久我さんから種あかしというもの。
全6種類の中で私は、右から2番目のひとめぼれ辛口1回火入れタイプがいっちゃん好みでした。
驚いたのは一番フルーティーさを感じるものが、実は「雄町50%」だったりして、
いんやぁー すごく面白いかったですね!!!

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てなことで最後は恒例「はいーぽん酒!」で集合写真!
村田の町に「はいーぽん酒!」がこだまします(笑)

今回の蔵見学で一番印象深かったこと。
それは「震災を経て、酒造りに対しての姿勢や気持ちなど何か変わりました?」という質問に対する答え。

「今までは酒販店メインの付き合いが多かったけれど、
震災後は日本酒愛好家や様々な方から、連絡やメッセージを頂いた。
震災を通して、"うちの酒を飲んでいる人のつながり"が垣間見れて、うれしかったです。」


実際、今回撮影した画像と5月にお邪魔した時の画像を比較すると、
久我さんの表情がまるっきり違うのがわかります。

まだまだやらなければならないことが山積み・・・
でも目指すべき先が見えた・・そんな雰囲気が伝わってきました。

そして新しい環境でスタートを切った酒造りによって、
今後「乾坤一」ブランドはますます美味しくなっていくんだろうなぁと、確信させてくれるような蔵見学でした。

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おいとまする寸前、大沼社長ともご挨拶することができました。
現状蔵人さんが2名足りない中、色々な持ち場でフォローされているそうで、非常に忙しそうでした。

久我さん、大沼社長、長時間お邪魔させて頂き、ありがとうございました!!

この後私達は、久我さんオススメの絶品ランチのお店へ向かうのでありました♪

投稿者 おっかぁ : 21:07 | トラックバック (1)

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