2006年7月

2006年7月24日

ボクの助っ人

う~ん,それにしてもなんだか不思議な運命を感じるよ。だって,支倉常長がローマの地を訪れたのが1615年10月27日でしょ。400年後の2015年はこのプロジェクトの10年後でもあるんだよね。ボクのことがきっかけになって宮城がイタリア野菜の発信地になっていればいいなあ。そんな夢を目指してスタートラインにたったような気分だよ。

でも,まだボクはほとんど知られていないし,いくらボクのことが大好きな人がたくさんいても,ボクのことを育ててくれたり,ボクのことをよくわかってお料理してくれたり,それを喜んで食べてくれる人の輪が広がらないと,一時的なブームで終わってしまっていつのまにか忘れ去られてしまうかもしれないんだ。
kentyoimg_01.jpgだから,ちょっとだけ宮城県産業経済部産業政策推進室の新食材振興チームの人たちがこの輪を広げるお手伝いをしてくれることになったんだ。ボクに人気者の素質があれば宮城のブランド野菜の仲間入りをすることになるかもしれないね。そうなったらうれしいな!
(写真:宮城県庁)

投稿者 punta : 17:19

2006年7月20日

種まき

semina.JPG「おおきくなってね」って愛情たっぷり,一粒一粒ていねいに種まきしてくれたよ。長靴はいて取材に来てくれたテレビ局の人も仲間入り。


写真は,ボクの個性的な姿に惹かれて宮城で立派に育つように,長い間,ボクの面倒を見てくれた試験場の研究職員さん。育ての親として一番愛情を注いでくれた人だよ。もう一人は,ボクの優秀な種をローマから送ってもらうために一番がんばってくれた宮城県産業経済部国際交流課の国際交流員さん。発芽試験に使われたボクの仲間は,さっそくなめくじのえさになっちゃった。なめくじくん,おいしいからってこれ以上ねらい打ちしないでよ!それから,ボクの種ができるだけ宮城の土地にストレスを感じませんように。

投稿者 punta : 11:01

2006年7月19日

美しいものの命は・・

これはボクが花になった姿。どうかなあ。なかなか上品な色合いでしょ。
それにしても花になったボクの魅力を知っている人が宮城県にいたなんて感動だなあ。

fiori.jpgなんでも,宮城県の「中新田」という地域で活躍している「新園倶楽部」の人が教えてくれたんだって。フランス料理で使われる「サボイ」の生産量日本一を誇る生産者グループの人たちだよ。さすが,20年も前から西洋野菜の栽培に取り組んでいた人たちはちがうよね。ボクのことも10年前から作り始めていたそうだよ。芽はなかなか出てこないし,形にならないし,最初の3年間はとても苦労したんだって。
プロジェクトチームの人たちは花になったボクのことも使おうって考えたみたい。でも,ボクの花びらは一日でしょんぼり閉じちゃうんだ。美しいものの命ははかない,っていうからね。見た目は不格好なボクがこんな繊細なお花を咲かせるなんて以外でしょ。

投稿者 punta : 16:22

2006年7月18日

発芽試験もバッチリ!

ボクの種が届いたので,種まきする前に,種から芽を出す割合がどのくらいになるかを調べてくれたよ。そうじゃないと,農家の人たちも安心してつくれないからね。

結果は・・お見事!ほぼ100%の発芽率。試験場の人も大喜び。実は,これまで日本でボクの種を手に入れたときは,ほとんど発芽しないこともあったからちょっと心配していたんだって。よかった。よかった。
いよいよボクが成長していく様子をお知らせできる準備が整ったね。成長したボクの姿をみて,どれが本当のプンタレッラなの?って言われることが多いよ。だって,畑ににょきにょき生えるときもいろんな大きさや形になって出てきちゃうんだから。
punnta18.jpgでも,これってごく自然なことだと思わない?ヒトだって同じ顔,形の人はいないでしょ。まあ,ボクの場合はあまりにもばらついているから,同じような大きさや形になるように面倒をみてもらったことがあまりないのかもしれないね。
さて,ここでとっておきのボクの姿をおひろめしちゃうよ。ちょっと恥ずかしいけど・・
(次回のお楽しみ・・)

投稿者 punta : 19:11

2006年7月13日

ローマから種が届いたよ!

無事届いてよかった(涙)目の前にボクの種がこんなにたくさんあるなんて夢のようだよ。ボクの種を検査して証明書を発行してくれたラツィオ州の検査機関の人も興味津々だったんじゃないかな。
 

そういえば,ボクのことじゃないけど,イタリアで買ってきた種の中には,時々,ぜんぜん違うものが出てきたりすることもあるんだって。つまり,にんじんだと思って植えたらなすが出てきた,みたいなことがあるってこと。日本じゃ考えられないことなんだろうけど,こういうことがあってもあまり大騒ぎにならないところがイタリアのいいところかも・・
もちろん,ワールドカップは大騒ぎだったけどね(^o^)
宮城の人たちもアズーリ(サッカーのイタリア代表チーム)が優勝した瞬間は見てくれたかな。2002年日韓W杯では仙台がアズーリのキャンプ地だったよね。トッティ,カンナバーロ,デルピエロ,ブッフォン・・仙台スタジアムで練習していた選手もたくさん活躍していたよ。
circomassimo.bmp giocatori.jpg
歓喜する人たち(ローマ・チルコマッシモ)  イタリア代表足形(仙台市内)

投稿者 punta : 14:53

2006年7月12日

ボクってどんな味?!

ボクのことが食べられるのは10月の終わり頃から3月のはじめ頃まで。イタリア・ローマでも10月の中旬頃になると収穫されたままのボクや,すぐに食べられるように若芽(茎)の部分をカットして袋詰めされたボクが市場に並び始めるんだよ。

ボクをカットするのは結構たいへんな作業かも。昔は,ノンナ(イタリア語でおばあちゃんの意味)が市場の片隅で手を真っ赤にしながらボクをむいてたよ。
mercatore.JPG ボクって氷水にさらされるとくるくるってかわいく丸まるんだよ。そんなボクを自慢のオリーブオイルでアンチョビと一緒にサラダでたっぷり食べるのがローマの人たちの楽しみ方。ボクってちょっと苦いからこどもにはいやあな顔されちゃうけど,シャキシャキとした食感と苦みは大人の人には評判がいいんだ。だから「大人の味」がボクの売りかな!
ローマっこは「今日はプンタレッレを食べに行こう!」ってお店に行くこともあるらしいよ。でも運悪く売り切れってこともよくあるらしい・・結構人気者でしょ!
それにしてもボクの種,今頃は飛行機の中で宮城に到着するのを待ちわびているのかな。

宮城でボクが育っていくための土の検査も終わったし,試験場や大河原農業改良普及センターの普及指導員さんもボクの種が届くのを待ってるところだよ。
marumori.jpg   sampling-small.JPG
阿武隈川                  土のサンプリング(丸森町)

投稿者 punta : 09:51

2006年7月11日

ローマと宮城のゆかり

歴史の好きな人なら伊達政宗ってわかるよね。仙台駅や仙台市内にある青葉城址に騎馬像があるよ。NHKの大河ドラマの主人公にもなったし,豊臣秀吉や徳川家康の時代の人だからこの二人に関するお話の中にもよく出てくる人だよ。

p_07.jpg政宗は今から約400年前に家臣の支倉常長率いる慶長遣欧使節団をスペイン・ローマに派遣しているんだ。常長一行は,帆船「サン・ファン・バウティスタ号」に乗って石巻市の月浦から出航し,はるばるスペイン・ローマを目指したんだよ。1615年10月にローマの北西約72㎞に位置する「チビタベッキア」という港町に到着し,ここからローマに向かったんだ。
cave.jpg
こんなゆかりもあって2001年10月8日に宮城県はイタリア・ローマ県と友好姉妹県になっているんだ。常長一行は10月末から1月までローマに滞在していたそうだから,ボクのことを食べてくれたかもしれないよね。だったらうれしいんだけど・・このころは種を持ち帰って育ててみる,なんて考えはなかったのかなあ。あったらおもしろいのになあ。もしかしたら宮城のどこかにぼくの祖先が眠っているかも。そんなはずないか。でも何か知っている人がいたらおしえてね。

投稿者 punta : 16:55

2006年7月10日

プンタくんみやぎへ

なんでも日本の宮城県っていうところでボクのことを紹介してくれるプロジェクトが始まったんだって。どうしてって?それは,ボクが「永遠の都ローマ」と言われているイタリアのローマの人たちに愛されている野菜だから。でもなぜ宮城なの?それは宮城県がイタリア・ローマとゆかりのあるところだから・・

PA250045small.JPG日本でボクのことを知っている人はまだ少ないんだ。ローマに暮らしたことのある人の中にはボクの大ファンになってくれた人が何人もいるんだよ。そんなボクの魅力を宮城の人たちが日本のみんなに紹介してくれるのはうれしいな。
もうすぐローマからボクの種が宮城に届くそうだよ。ボクのことを4年前から研究していた宮城県農業・園芸総合研究所というところで苗になるまで育ててもらうんだ。
これから,海・山・大地の恵みたっぷりの「食材王国みやぎ」からボクのことをたくさん伝えていくよ!
ちょっと待って!ボクボクってあなた何て言う野菜なの?
ごめん。ボクは「プンタレッラ」。ローマでは「プンタレッレ」。レとラのちがいはイタリア語の女性名詞は複数形になると・・・なんてちょっと難しい話になっちゃうから今はやめとくよ。

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写真:(左)収穫間近のプンタレッラ     (右)調理されたもの

投稿者 punta : 09:33