あるもの探しの旅

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長いものには・・・

StarbucksがClover®を買収

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【Photo】日本のカフェでは第一号の「Clover 1s」を操作する「Bal Musette カフェ バル ミュゼット」の川口バリスタ 

 資本の論理はスゴイ。そんな出来事が最近ありました。2004年に二人の男性が米国シアトルで起業したベンチャー企業「Clover Equipment クローバー・イクイップメント社」が、コーヒーショップを世界規模で展開する大手チェーン「Starbucks スターバックス」に買収されたのです。「え? 何のこと?? 」と、仰る方もおいででしょう。そんな方はまずこちらのバックナンバーをチェック願います。米国シアトルに本拠を置くスターバックス社がこの企業買収に関して発表したのは先月19日のこと。私が仙台市泉区桂にある「la casa del caffè Bal Musette カフェ バル ミュゼット」でクローバー社製のマシン「Clover 1s」で淹れたコーヒーと出合ったのが昨年11月。どうやらその未体験のコーヒーの味に魅せられたのは、私だけではなくスターバックス社の会長兼CEO(最高経営責任者)ハワード・シュルツ氏も同様だったようです(笑)。
《参考資料》 2008年3月19日付 Starbucks Coffee Company のニュースリリース(英語)

 変貌著しいコーヒーの世界の最先端を仙台に居ながらにして体験できるというので、皆さんにもぜひ味わって頂こうと、そのコーヒーの美味しさを当「あるもん探しの旅」でご紹介したのが、バックナンバーの通り昨年11月30日のことです。"コーヒー抽出法の革命"と世のバリスタ達が注目するClover 1sは、バル ミュゼット以外には、当時は焙煎業者に2台しか日本に上陸していませんでした。その後日本に2台ほどが導入されましたが、スターバックス社の発表によると、同社が独占的にClover 1sを国内外の店舗に供給してゆくようです。スターバックスでは、シアトルとボストンの数店舗にClover 1sが導入されたとのこと。すでに導入済みのバル ミュゼットほか一部の例外を除いて、日本でも同社のチェーン店でClover®社のマシンで淹れたコーヒーが遠くない将来、飲めるようになるかもしれません。

bal_musette_nicalagua.jpg【Photo】 川口バリスタがオススメの「ニカラグア・リンダ・ビスタ」をClover 1sで淹れた一杯

 記者発表の場に同席したクローバー・イクイップメント社の創業者の一人ザンダー・ノスラー氏は「Coffee is as complex, rich and distinctive as fine wines.(コーヒーは素晴らしいワインのように複雑で豊かで特別なもの)」と語っています。この点に関しては激しく同意しますが、世界最大手のコーヒーチェーンの傘下に加わる決断が、ノスラー氏に幸福のクローバーをもたらすかどうか、厳しい豆の選択眼と卓越した技能を備えたバル ミュゼットの川口バリスタが丁寧にサーブするコーヒーを飲みながら、ふと思った休日の午後でした。

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コメント

おはようございます。

クローバーがスタバにですか。

あの味が街中で、いたるところで味わえるのならうれしいですね。

でも、機械はおなじでも豆や煎り方や、淹れかたによって違いって出ないものなんでしょうかね。

某大手ハンバーグチェーンにお家芸のコーヒーでしてやられているスタバとしては、起死回生の一手と考えたのかなあ。

▼kuishinbo様
グローバルチェーンの膨大な店舗数にはまだまだ供給が追いついていないため、現状ではアメリカ本国でもごく一部の店舗にしかClover 1sは導入されていません。

海外進出第一号店が'96年に銀座松屋裏に出来たスタバだったので、海外にも導入する体勢が整った暁にはCloverもそうあってほしいものです。

しかし、仰る通り、イタリア本国のバールに居る熟練のバリスタとスタバのバリスタは似て非なるものゆえ、(厚いクレマに覆われていないエスプレッソや、大味な作りのフォームドミルクに覆われたカプチーノを飲めば「一口瞭然」ですよね…)Bal Musetteのようにいくかどうかは判りません。

ただ、マシンのセッティングさえきちんとすれば、バリスタの技量の優劣による“ブレ”はCloverが補ってくれるようです。だからこそシュルツ会長はClover社に目をつけたのでしょうけど。

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