あるもの探しの旅

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サンタ・マリア・ノヴェッラ 仙台

お待たせしました。

◆ Viaggio al Mondo ご愛読者はすでにご存知かと思いますが、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」についてはコチラで復習をば...。

SMN_7.jpg 諸事情により開店が延び延びになっていた「サンタ・マリア・ノヴェッラ仙台」が、2月25日(金)、仙台市青葉区一番町4丁目にオープンしました。聖母マリアの思し召しで(?)、プレス関係者では最も早く仙台進出の計画を知ったのが昨年。当初計画から3ヶ月遅れで一番町買物公園の一角にクラシックなイタリアそのままの異空間が誕生しました。

 病人救済のため、ドメニコ会修道士によってフィレンツェで誕生以来、800年もの歴史に彩られた現存する世界最古の薬局は、ヴァロワ朝アンリ2世のもとに嫁ぎ、当時最先端の文化をフランス王家にもたらしたカテリーナ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ(1519‐1589)など多くの貴顕に愛されてきました。これまでは東京に出向かなければ入手できなかった天然由来成分から生み出される香りの芸術品が、やっと仙台で入手することができるようになります。

SMN_1.jpg【photo】サンタ・マリア・ノヴェッラのシルクサシェで、フィレンツェの伝統工芸品である金糸の刺繍を施した絹織物のクッションカバーに相応しい優雅な香り付け

 イタリアン・セレクトショップ「Lo Spazio bianco」に続き、フランチャイズとして上質なフィレンツェの香りを届けて下さった(株)アイディール(仙台市宮城野区)の庄子 弘社長、本当にありがとうございます! グランドオープンに先立って行われたレセプションには、美しいケヤキ並木で知られる定禅寺通から至近の立地と、庄子社長のお人柄から仙台進出を決めたという(株)ヤマノ アンド アソシエイツ(東京都港区)関係者の顔もありました。

 ベージュの石壁と木製の扉が落ち着いた雰囲気を醸し出す店のファサードを飾るのは、人造大理石でできたサンタ・マリア・ノヴェッラのロゴを彫り抜いたプレート。こうしたイタリアらしい大人の演出には、好感が持てます。当初は店内の棚の上を飾る芸術品のような伝統的な薬壷は調達できないかも、と庄子社長は漏らしていましたが、いえいえどうして。ファエンツァ国際陶芸美術館《Link to backnumber 》に展示されていてもよさそうな薬壷が棚の上に鎮座しています。ちなみにこの美しい薬壷も、れっきとした商品。

SMN_2.jpg【photo】美しいガラス瓶に入ったリキュール類が有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のラインナップでは珍しく、紙の外筒とプラ製容器に入ったアックア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ エリジール

 仙台店初の買物は、サンタ・マリア・ノヴェッラのロゴが刺繍で縫い込まれたポプリのシルクサシェ(6,300円)にしました。これまで使っていた赤に続く2個目のサシェは、深い闇に落ちてゆく寸前のイタリアの空の色のような濃いブルー。独自の発酵・熟成を加えることで1年は香りが持続するサンタ・マリア・ノヴェッラのポプリは、別売のポプリに中身を換えることで、ずっと使い続けることができます。

 レセプションでは、お祝いのスパークリングワインで乾杯しましたが、真新しいポプリが薫りたつ自宅で、改めて祝杯を上げたのが、以前に銀座店で購入した「Acqua di Santa Maria Novella Elisir アックア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ エリジール」。Acqua アックア(=水)というものの、アルコール度数が70%以上という、れっきとしたリキュールです。

 アックア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ エリジールは、初代薬局長を務めたFra Angiolo ngiolo Marchissi フラ・アンジョロ・マルキッシが1614年に考案。スペアミント、ペパーミント、シナモン、キク科の多年草コストマリーといった植物成分を抽出しています。ミントやシナモンは馴染みがありますが、コストマリーは、葉の浸出液が風邪予防や胃痛緩和に効果があるとされる西アジア原産の植物だそう。容量が25mℓしかないので、そのまま飲むものではありません。コーヒースプーン1杯分をコップ半分程度の水で薄め、その香りを楽しむというもの。
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【photo】鎮静効果があるハーブ類を秘伝の処方で調合した「アックア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ エリジール」

 グラッパグラスに注いだ透明な液体は、爽やかなミント系の香りのあとにエキゾチックな苦味が残ります。割り水は、ここ2ヵ月ほど珍しくご無沙汰している庄内の湧水でも、イタリアのミネラルウオーターでもなく、仙台市に隣接する富谷町某所の口当たりが優しい湧水を使いました。合わせる水によって、印象が異なりそうなので、水を変えてみると面白いかもしれません。

 仙台の一等地ということもあり、オープン翌日の土曜日に改めて訪れたショップは、なかなかの盛況ぶりでした。私と同じくフィレンツェ本店を訪れたことがあるというお客様もいたとか。一方で開店を告げるサインボードを目にした20代と思しき女性の二人連れが、「何? 新しい紅茶屋さん??」と、店内を興味深げにのぞき込みながら語り合う姿も。

 知名度が上がってゆくのは、これからでしょうが、一人でも多くの皆さんに時代を超えて愛されるイタリア伝統の香りの芸術に触れて欲しいと願う庄イタなのでした。

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サンタ・マリア・ノヴェッラ仙台
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住:仙台市青葉区一番町4-4-27
営:10:00-19:00 不定休
Phone:022-398-8535
Fax:022-398-8210
URL:www.santamarianovella.jp/
右ショップphoto、クリックで拡大表示します

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