あるもの探しの旅

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Colletta per Giappone (イタリアから届いた義援金)

Gent.mi italiani
Come ben saprete abbiamo subito danni distruttivi a causa del terremoto e dello Tsunami: dove abito nella provincia di Miyaghi, nei paesi vicini all provincia di Iwate e nella stupenda costa della provincia di Fukushima.
Sono passati quasi 3 mesi ma la situazione è ancora molto critica in tutta la zona colpita.
Credo che sarà davvero molto difficile la situazione ancora per molto tempo anche solo per trovare le forze di riprendersi, nonostante molte persone cerchino di sollevare quelle persone che hanno perso un membro della famiglia o che hanno perso la casa e tutto il denaro, o che sono hanno dovuto trasferirsi lontano dalla propria città a causa del problema della centrale nucleare di Fukushima.
In questa situazione così critica, ho avuto la piacevole notizia dalla Sig.ra Mayumi Nakagawara (la quale da giornalista ha pubblicato 2 libri sui vini italiani che amo perchè riesce a comuncare bene il fascino dei vini) di questa intenzione di raccogliere fondi dalle cantine italiane, da giornalisti del settore e da associazioni italiane per cercare di sostenerci.
Come Voi italiani avete ricostruito il vostro Paese dopo la seconda guerra mondiale, anche Noi giapponesi non possiamo arrenderci a questa orribile calamità naturale come ci ricordano le generazioni dei nostri genitori che hanno saputo ricostruire miracolosamente a seguito dei numerosi incendi causati dalle bombe durante la seconda guerra mondiale, oltre alla terribile bomba atomica di Hiroshima, città che oggi si è popolata di 1.000.000 di persone e vanta della presenza della sede centrale dell'azienda di automobili MAZDA, famosa in tutto il mondo.
Noi siamo sicuri di rinascere anche grazie alla vostra cortesia.Mi auguro che potremo fare un brindisi con un calice di vino italiano e con il sorriso grazie a persone preziose che ci stanno aiutando in un periodo così doloroso.
9 Giugno,2011
Hiroto Carlo KIMURA
 

(日本語原文)
親愛なるイタリアの皆様へ
 東日本大震災では、イタリアでも皆さんがご覧になった通り、私が暮らす宮城県と隣接する岩手・福島の美しい沿岸地域は、津波によって壊滅的な被害を受けました。震災発生から3ヶ月を過ぎようとする今もなお、生活基盤の全てが打ち砕かれた被災地では、過酷な状況が続いています。
 津波によって愛する家族を奪われ、家と財産を失い、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって住み慣れた故郷を追われた人々にとっては、「生きる希望を持って」と励まされても、再び立ち上がる気力すら持てないのが現実かもしれません。
 瓦礫と化した被災地の状況を前に、私たちが悲しみに打ちひしがれていたとき、私が愛してやまないイタリアワインの魅力を余すところなく伝える著作を2冊著した中川原まゆみさんから、中川原さんが呼びかけて下さったイタリア各地の生産者や生産組合、ジャーナリストの皆さんが義援金を寄せて頂いたことを知ったのです。
 中川原さんからのお申し出は、思いもかけないことでした。
 そう、第二次世界大戦で荒れ果てた国土を復興させたイタリア国民の皆さんと同じように、今回の無慈悲な天災に私たちは負けるわけにはいかないのです。私の父母の世代の日本人もまた、焦土と化した焼け跡から奇跡と言われた復興を成し遂げたのですから。
 エノラゲイによって原子爆弾を投下され広島は、皆さんの中にも乗っていらっしゃる方がおいでかもしれない日本が誇る自動車メーカーMAZDA 本社があり、100万人を超える人口を擁する大都市となりました。
 今回、皆さんからお寄せいただいたご厚意をバネに、私たちは必ずや復活することを皆様にお誓いします。苦しい時を支えてくれる大切な人と囲む食卓に、楽しい語らいと笑顔をくれるイタリアワインで、いつの日か復興の祝杯を挙げる日が来ることを信じています。
 2011年6月9日 木村浩人

イタリアワイン関係者からの義援金

m_nakagawara.jpg【photo】イタリア各地に広がる人脈を生かして義援金を募って下さった中川原まゆみさん〈撮影:渡邉 高士 氏〉

 中部イタリア、エミリア・ロマーニャ州Bologna ボローニャ在住のワインジャーナリスト中川原まゆみさんからメールが届いたのが4月21日。東日本大震災に関するニュースが、連日イタリア国内で報道されていた頃です。被災地の惨状に心を痛めた中川原さんが、ワイン生産者や生産組合、ジャーナリスト仲間らに声を掛けて集めたという総額11,515ユーロの義援金の送り先に関して情報がほしいという内容でした。以前、中川原さんの著作をご紹介したこともあり、何かお役に立つのなら、喜んでお引き受けする旨をお返事しました。

 日本円に換算して130万円ほどの募金を被災したレストランや酒販店に直接届けたいというのが中川原さんのお申し出でした。状況を探るため心当たりに直接打診したほか、被災地の支局に勤務経験のある同僚記者にも動いてもらいました。東北一円を営業エリアとしてカバーするイタリア食材専門のインポーター「モンテ物産」ほか、イタリアワインを多く扱う卸業者にも情報提供を求め、特に被害がひどかった岩手・宮城・福島の3県の候補から、最終的に下記5店に義援金を贈ることにしました。

◆ 「レストランまるみつ」 岩手県宮古市藤の川

 岩手短角牛を用いたハンバーグが人気の宮古湾に面した南欧風レストラン。被災状況はオーナーソムリエ古舘英樹さんのブログで。
 http://ariv.blog.so-net.ne.jp/2011-03-20 

◆ 「Ozio オッツィオ」  宮城県亘理郡山元町山寺

Ozio_yamamoto.jpg 石窯で焼くピザと旬の素材で作る創作パスタ&ドルチェの隠れ家的なイタリアン。海岸から1km と離れておらず、平坦な地形が災いして津波の直撃を受けた店が全壊。店のHPには、シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事のような石川オーナーのメッセージがひと言。「I'll be back ... 」


◆ 「ぱぴハウス2号店・3号店」 宮城県多賀城市および同山元町坂元

papi_house.jpg 社会福祉法人「臥牛三敬会」が、障害をもつ若者の就労支援施設として運営するイタリアンレストラン。両店舗とも津波により大きな被害を受けた。

◆ 「Al Fiore アル・フィオーレ仙台市太白区向山

alfiore_distribuito.jpg 斜め向かいに建っていた「鹿落旅館」の崩壊で店に通じる道路が封鎖され、インフラも戻らず4月末まで休業。その間、目黒浩敬シェフは被災3県の支援が行き渡らない避難所に連日出向き、炊き出しに奔走。店を再開した今も依頼が入るため、取引先から一部食材の提供を受けながら、数百名単位の炊き出しを毎週のように継続中。

◆「Est Est エスト・エスト福島県いわき市平字堂ノ前

 イタリア風居酒屋。建物には大きな被害はなかったが、什器類が損壊。現在は営業を再開。

 食器やワインが割れた、平常営業ができずに売り上げが激減した・・・といった震災の影響は、程度の差こそあれ、ほぼ例外なくあったかと思います。原発事故により立ち入り禁止区域に指定され、いつ店を再開できるのか見通しが全く立たない店舗があることも承知しています。

 ヴェロネリが発行する著名なワイン評価本「I VINI DI VERONELLI 」のテイスターとして知られるジジ・ブロッツォーニ氏など、イタリアワインに関わる方たちから寄せられた思いもかけぬ浄財。

 どこにどう渡るかも知れぬ赤十字経由ではなく、再起を期するイタリアワインのユーザーに直接お渡ししたいという中川原さんの真摯なお気持ちを生かすよう、中川原さんと相談の上で以上のような段取りをとった次第です。

514px-Michelangelo_Caravaggio_007.jpg 冒頭でご紹介した私からの感謝のメッセージに、被災状況を伝える写真を添えてイタリア語への翻訳をお願いした中川原さんにお送りし、今週ボローニャから義援金を送金して頂きました。

 津波による被害は、地震保険の対象外であり、現状では公的な保障もされません。

 そんな中で、自発的に動いてくださった中川原さんと、それに応えてくれた人たちに改めて御礼を申し上げたいと思います。

【photo】ウフィッツィ美術館所蔵のカラヴァッジョ作「Bacchus バッカス」。今回義援金を寄せてくれた「I Giusti & Zanza イ・ジュスティ・エ・ザンツァ」が自社のワイン「Nemorino」のエチケッタに使っている。再起の1杯に

 最後は善意を受け取られた皆さんへの私からのお願いで締めくくるとしましょう。店舗再開の暁には、募金に協力して下さった生産者のワインで祝杯をどうぞ上げて下さい。

 さらには再開した店のワインリストに下記の作り手のワインを加えて頂ければ、被災地で暮らす皆が心優しき生産者のワインを楽しむことができます。イタリアワインを愛する者として、また今回の橋渡し役として、これに勝る幸せはありません。

************************************************************************
募金に協力頂いた主な生産者(括弧は輸入業者)
I Giusti & Zanza / Toscana (中島董商店)
 イ・ジュスティ・エ・ザンツァ / トスカーナ州ピサ県ファウリア
   *URL:http://www.igiustiezanza.it/
Fratelli Serio e Battista Borgogno / Piemonte (中島董商店)
 フラテッリ・セリオ・エ・バッティスタ・ボルゴーニョ / ピエモンテ州クーネオ県バローロ
   *URL:http://www.borgognoseriobattista.it/
Capovilla / Veneto (スリー・リヴァーズ)
 カポヴィッラ蒸留所 / ヴェネト州ヴィチェンツァ県バッサーノ・デル・グラッパ
   *URL:http://www.capovilladistillati.it/
Azienda Vinicola Pietracupa / Campania (ウインターローズ)
 ピエトラクーパ / カンパーニャ州アヴェリーノ県モンテフレッダーネ
   *URL:なし 
Stefano Ferrucci / Emilia-Romagna (アビコ)
 ステファーノ・フェルッチ / エミリア・ロマーニャ州ラヴェンナ県カステル・ボロニェーゼ
   *URL: http://www.stefanoferrucci.it
Bisol / Veneto (パシフィック洋行)
 ビゾル / ヴェネト州トレヴィーゾ県ヴァルドッビアーデネ
   *URL:http://www.bisol.it/
Tenuta San Francesco / Campania (テラヴェール)
 テヌータ・サン・フランチェスコ / カンパーニャ州サレルノ県トラモンティ
   *URL:http://www.vinitenutasanfrancesco.it/
Josephus Mayr / Trentino-Alto Adige (アビコ)
 ジョセフ・マイアー
   / トレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノ県コルネード・アッリザルコ
   *URL:http://www.mayr-unterganzner.it/welcome

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コメント

アル・フィオーレがそんなことになっていたなんて、知りませんでした。にもかかわらず、炊き出しに奔走する目黒シェフが逞しく思えてなりません。「食の力」を感じます。

▼Anonymous様

コメントを頂きありがとうございます。
震災発生直後から続けている目黒さんの活動は、店のブログにも詳細が報告されています。 http://bit.ly/iEHHbX

活動に必要な大鍋や食材を提供する形で彼の活動を支える人たちの存在も忘れてはなりませんよね。

木村 様

義援金ありがとうございました!

宮古のお店はしばらく再開できそうにありませんが、いつか必ず、イタリアの方々の御恩に報いられるようなお店をオープンさせたいと思います。

海辺でワインを飲みながら、地元食材をふんだんに使ったイタリアンが食べれるお店を!!!

その時には是非いらして下さい!

▼古舘 英樹さま
今回の震災では、ご両親やご実家など、多くのものを失われたとのこと。心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

Bisol のプロセッコやPietracupa のフィアーノ・ディ・アヴェリーノ、Tenuta San Francesco のファランギーノとともに三陸の新鮮な海の幸をイタリアンで楽しめる店を再開できる日まで、現在も稼動しておられるARIVさんのお店様にも伺ってみたいと思います。

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