あるもの探しの旅

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2012/08/19

甘党も左党も納得

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しっかり田酒なジェラート
by イタリア料理アデッソ@青森市油川

 今年は青森づいている庄イタ。間もなく去ろうとしている夏の発見のひとつが、青森市油川のイタリア料理店「Adesso アデッソ」で出合ったこのジェラート。

 某所で開催された空前絶後のレアもの垂直試飲ワイン会でお会いした田酒で知られる西田酒造店の西田司社長から教えて頂いたイタリアンレストランを翌日訪れ、お持ち帰りしました。

 近所に蔵を構える西田社長御用達だというこの店。青森市街地から西へ向かった郊外にあるアデッソ訪問は、今回が初めてでしたが、アンティパスト2皿・自家製手打ちパスタ料理のプリモピアット、本来は肉料理のところを魚料理にチェンジをお願いしたセコンドピアット、ドルチェ、コーヒー or 紅茶(エキストラチャージでエスプレッソに変更可)からなるCランチ(2,520円)を頂きました。

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【Photo】アデッソのCランチ(2520円)より。陸奥湾のタコ・自家製モルタデッラ・キッシュなどのアンティパストミスト(左上) ミョウガのぺペロンチーノ風味自家製キタッラ(右上) 津軽海峡産マダイのソテー・温野菜添え(左下) イチジクのタルト・ティラミス・キウイのジェラート(右下)

 11時30分から始まるランチタイムの一番乗りを果たした私が通されたのは、手動のパスタマシン「トルキオ」の目の前の席。通行量が多いバイパス沿いではなく旧道の松前海道沿いの町外れにあるにもかかわらず、次々と来店客があり、正午前には満席に。地元の支持が高いことを窺わせますが、不意打ちを狙った(笑)西田社長は残念ながら姿を現しませんでした。

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 「この料理ならまた来てみたい」と思わせてくれるイタリアンと出合えた喜びを増幅させてくれたのが、濃厚なナポリスタイルのエスプレッソ。スプーン2杯の砂糖を加えてカッフェをさっと引っかけ支払いを済ませようと向かったレジ脇にサンプルが置いてあったのが、店の自家製ジェラート。何種類かある中で私がビビッと来たのが、この田酒酒粕ジェラートでした。同じ発酵食品である乳製品と酒粕の相性の良さはすぐに想像がつきました。

【Photo】W氏が推奨する青森市内の某日本酒BARで夢見心地へと誘ってくれた津軽の美酒双璧。今年が豊盃倶楽部最後の蔵出しとなる純米吟醸と田酒 純米吟醸 百四拾

 その前月に出張で青森市を訪れた折には、青森県庁に勤める一方で食道楽の道を驀進するW氏推奨の日本酒BARで「田酒 純米吟醸 百四拾」の上品でふくよかな旨さに悶絶したばかり。この日は青森駅近くの某酒販店で目当ての「豊盃」や「六根」を手に入れましたが、地元とはいえ、田酒については特別純米酒が間もなく出荷されるというそのタイミングでは、高額な贈答用の四合瓶セットがあるだけで手が出ませんでした。

denshu_gelato2.jpg【Photo】カップの蓋を開けると、ほんのり日本酒の芳香が漂う。酒粕だけでなく田酒そのものも少量入っているというものの、アルコール感はゼロ。甘党のみならず左党もまっしぐらな田酒酒粕ジェラート

 仙台でも店によっては田酒の酒粕を置いていますが、ジェラートとの組み合わせは試したことがありません。まして田酒を醸す西田酒造店の地元・油川を訪れて手ぶらで帰ったのでは画竜点睛を欠くというもの。この日は仙台まで車で戻らなければなりませんでしたが、かくなる事態もあろうかと保冷バッグを持参していた上、バラ売りOKとのことで購入を即断しました。

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 容量は120gと食べきりサイズの田酒酒粕ジェラート。スプーンから伝わるシャリ感のある感触は、乳脂肪分少なめのジェラートそのもの。口に含むと、ほのかな日本酒の香りが鼻腔を満たし、それを追いかけるようにしっかりとしたミルキーな風味が幾重にも重なってえも言われぬ幸せな余韻を残します。

 容量の1割を占める酒粕由来の旨味・香りと牛乳のコクのある甘さとが渾然一体となった田酒酒粕ジェラート。これならジェラートの本場イタリアでもOttimo(サイコーッ!!)、Buonissimo(ウマ過ぎ!!)と受けること間違いなし!
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Trattoria Adesso トラットリア・アデッソ
住:青森市油川字大浜1-1
Phone:017-788-0417
E-Mail:info@adesso-k.com
URL:http://www.adesso-k.com/
営: 11:30~14:00(L.O.)  18:00~21:00(L.O.)
定休:日曜日  P有り

お取り寄せはコチラから
http://www.adesso-k.com/SHOP/698287/list.html


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アデッソイタリアン / 油川駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2012/08/13

杜王銘菓「ごま蜜団子」

盛況御礼ッ! 閉幕迫る
ジョジョ展 in S市杜王町

jojo_S.jpg 8月14日(火)の閉幕が目前に迫った「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」。日本各地からお越しいただいた数多くの皆さまで、連日会場はディ・モールトに賑わっています。独自の作風で熱狂的ファンが存在する国内は勿論、ルーブルに続いて原画展がGUCCI MUSEO(グッチ・ミュージアム)で来年開催されるフィレンツェなど、海外でも高い評価を受けている仙台出身の漫画家・荒木飛呂彦氏。代表作「ジョジョの奇妙な冒険」を中心に、原画100点以上が、第4部「ダイヤモンドは砕けない」と最新作第8部「ジョジョリオン」の舞台となった杜王町のモデルとされる仙台で国内初公開されています。

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 18日間の会期で3万人以上を動員するジョジョ展。驚くべきはその波及効果。JTBが企画したジョジョ展コラボツアーだけで、380件ほどの申し込みがありました。開幕初日の7月28日には、会場となったせんだいメディアテークのキャパシティを遥かに越えるお客様にドドドドドとご来場頂き、遠方より来仙されたにもかかわらず、会場に入れずゴゴゴゴゴな思いをされた方が少なからずいらっしゃいました。会場前では、設置看板を前にしたジョジョ立ち撮影が連日繰り広げられており、ジョジョ立ちに見えなくもないブロンズ像が点在する定禅寺通りの新たな風景となっています。

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 トニオ風コースを提供する「パドリーノ・デル・ショーザン」は、既報のごとく開幕前から予約が殺到、18日間の会期中におよそ600組(!!)が訪れています。期間限定で登場した杜王町のコンビニ「OWSON」やチャリティ商品が展示されているGUCCI仙台店前では、撮影に興じるジョジョファンの姿が。4部に登場する「靴のむかでや」のモデル「むかでや履物店」では、ちょっとした買い物ついでに作中の吉良吉影(きらよしかげ)宛名でボタン代の領収証をねだるジョジョファンが後を絶たないのだといいます。空条承太郎(くうじょうじょうたろう)が滞在した「杜王グランドホテル」を自称する便乗ホテルまで登場しているようですが、皆さん思い思いにジョジョの世界観を仙台でお楽しみ頂いています。

jojo_firenze.jpg【Photo】復興支援のチャリティオークションで仙台市に落札額の全額が寄贈されるフィレンツェ展キービジュアルのサイン入り複製原画が、GUCCI仙台店のウインドーを飾る

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 開幕直前の券売の急上昇により、お客様の安全確保のために急遽原画会場から外出しとなった物販会場での売り上げは億単位に。ジョジョファンの旺盛な購買意欲はとどまるところを知りません。そんな中で新規顧客の拡大に成功しているのが、今回のジョジョ展 in S市杜王町に協賛頂いた岩手県一関市の「菓匠 松榮堂」の「ごま摺り団子」をアレンジした「杜王銘菓 ごま蜜団子」です。

goma_mitsu.jpg【Photo】オリジナル包装紙で販売される「杜王銘菓 ごま蜜団子」。ジョジョ展 in S市杜王町会場で8月14日まで限定販売。8個入り700円(税込)

 岩手県最南端の一関は、かつて奥州藤原氏や伊達氏ゆかりの田村家が治めた領地。平野部は穀倉地帯で、ハレの日に食する餅文化が発達しました。1906年(明治36)の創業時から続く菓匠 松榮堂を代表する銘菓「田むらの梅」は、梅の花をかたどった五角形をしています。地場産の餅米「こがねもち」を米粉にした求肥を包み込むのが、1年間塩漬け込けした上で糖蜜で仕上げた青紫蘇。それが口の中でプチッとはじけた後、中に詰まった甘酸っぱい梅餡の風味が絶妙の組み合わせとなります。

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【Photo】プニュッ、モチモチとした食感のごま蜜団子(=ごま摺り団子)。ひと口サイズのお団子をつまんで口にほおばると、ジュワーッと胡麻の香りがほんのり甘い餅の風味と折り重なる

 誕生して20年ほどのごま摺り団子もまた、東北産のうるち米を使用した米粉のもっちもちの食感と、口の中にとろ~り広がる練り胡麻の摺り蜜の風味が織りなすシンプル・イズ・ベストな菓子。ジョジョリオンの主人公・東方定助(ひがしかた じょうすけ)は、初めて口にした杜王銘菓ごま蜜団子を隙っ歯の前歯で噛んだため、ヴチュゥゥゥゥ!と中のごま蜜を口から吹き出してしまいます。

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【Photo】ごま蜜団子のパッケージを開けると、蓋の裏にはジョジョリオンでのやり取りが
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 そのパフォーマンスに挑戦しようという(?)ジョジョファンが競って会場で買い求めるのが、ごま摺り団子に特製ジョジョ展オリジナルパッケージを施し、荒木先生直筆の食べ方指南書(下写真)を付けた遊び心もたっぷりと詰まったジョジョリオンに登場したそのままのごま蜜団子。

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 杜王新報社の社員証と記者Kの名刺を胸に下げた私が会場で売り場を見ている間にも、お客様が2箱、3箱と入れ替わり立ち替わり買い求めてゆきます。ごま摺り団子の"プニュッ、チュルンッ"というたまらない食感を損なわないよう、冷凍することで保存料を用いずに日持ちさせることに成功しています。

 「ごま蜜団子は、ごま摺り団子とは明らかに異なる新規のお客様にお買い求め頂いています」と手応えを語るのは同社の横沢栄基専務。欧州チョコレート文化発祥の地・トリノを擁する北イタリアで過ごした前世の嗜好からか、いつもは洋菓子好きの私もそんな新規客の一人にほかなりません。

 ジョジョ展閉幕後も、通常のごま摺り団子はTo be continuedといわんばかりに販売を継続するのは申すまでもありません。練り胡麻が入ったごま蜜以外にも、枝豆をすりつぶした「ずんだ餡」、ほんのり生姜が香る「みたらし」、まろやかな抹茶クリームと餡を抹茶団子でくるんだ「抹茶クリーム」の4種類の味が揃います。

gomasuri_dango.jpg【Photo】定番のごま摺り団子。8個入り525円(税込)16個入り1050円(税込)

 中でも不動の一番人気は、ごま摺り団子なのだとか。横沢専務にゴマを摺るわけではありませんが、10月に開催される東京展、さらには来年のフィレンツェ展でも、仙台でブッチギリの人気を得た杜王銘菓ごま蜜団子が販売されればディ・モールト売れると思いますよ。

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菓匠 松榮堂
本社:岩手県一関市山目前田103
Phone:0120-23-5008
Fax:0191-23-3151
Mail:ume@shoeidoh.co.jp
URL:http://www.shoeidoh.co.jp/index.html#pagetop

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