あるもの探しの旅

« Solo Brunellista | メイン | 卒業しました »

Solo Nebbiolista

Solo Brunellista
Road to ネッビオーロ限定ワイン会
 
ちょっと長~いプロローグ 「ブルネッリスタの会」@弘前 続編


pizzeria_sasino2011.3.11.jpg【Photo】春分の日まで半月ほどとなった桃の節句。まだ昼の明るさが残る17時にネッビオーロ祭りが幕を開けた「Pizzeria DA SASINOピッツエリア・ダ・サスィーノ」。今年の豪雪とは対照的に積雪がないこの1枚は、2時間46分後に起きる事態を知る由もなかった2011年3月11日(金)正午すぎに撮影

 数多くのブドウ品種が存在し、複雑で覚えきれないといわれるイタリアワインを知る上で、ミラノ-ナポリ間を結ぶ高速道路「A1(アウトストラーダ・デル・ソーレ)」のごとくイタリア半島を北から南へと進む道筋で必ず出合うブドウといえば、北部山岳地域を除く全土で栽培されるヴィーノ・ビアンコ(白)用品種の「トレッビアーノ」、そしてヴィーノ・ロッソ(赤)用品種の筆頭格が「Sangioveseサンジョヴェーゼ」であることに異論を挟む余地はありません。

caroline_silvia.jpg 【Photo】アウトストラーダA1での今回の本題とは全く無関係なワンショット。こうもあけっぴろげに女性美を公道上でアピールする文化は、残念ながら日本には存在しない。スイス人モデルCaroline Salviaを起用したイタリアの女性下着ブランドRobertaを展開するPompea社のトラック。♫ いつまでもどこまでも~追尾して走っていたかったが、後ろ髪を引かれつつ抜き去った(笑)

Fonterutoli   Mazzei.png サンジョヴェーゼは、北部アルプス地域とシチリアを除き、ほぼイタリア全土で栽培される品種。アルプス以北の未開の地にブドウ栽培を広めた古代ローマ時代はおろか、紀元前8世紀~3世紀にイタリア半島中部で高度な文明を花開かせた先住民族、エトルリア人の時代まで遡る気の遠くなるような栽培の歴史において、環境に順応したクローン(亜種)が多数存在します。

【Photo】シエナ近郊のCastellina in Chiantiカスッテリーナ・イン・キアンティ南端にある醸造所「カステッロ・ディ・フォンテルートリ」。1435年からマッツェイ家が所有する畑で育つ樹齢20年ほどのサンジョヴェーゼ。例年9月中旬に収穫され、高品質のキアンティ・クラシコとなる

 その持てる美質が最も発揮されるのが、イタリア半島中部トスカーナ州。イタリアワイン法で最上位となるDOCGだけでも、北から順に「Carminagnoカルミニャーノ」、「Chianiキアンティ」、「Chianti Classicoキアンティ・クラシコ」、「Vino Nibile di Montepuicianoヴィーノ・ノビーレ・ディ・モンテプルチアーノ」、「Brunello di Montalcinoブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、「Morellino di Scansanoモレッリーノ・ディ・スカンサーノ」と、産地により特徴があり、醸造法により若飲みから長期熟成に耐えるものまでタイプは千差万別。

castello@barolo.jpg【Photo】手入れが行き届いたブドウ畑が色づく秋。なだらかな丘がどこまでも続くピエモンテ州ランゲ地方の典型的な風景。ブドウ畑に囲まれたバローロ村のランドマークであるファレッティ城(中央)は、膨大な数のBaroloを取り扱い、試飲と購入が可能な州立の「Enoteca Regionale del Baroloエノテカ・レジョナーレ・デル・バローロ」が設けられている(上写真)
晩秋のランゲ。アルプスから降りてくる北方の寒気と南のリビエラ海岸から入ってくる海洋性の暖気が、ランゲ丘陵一帯で出合うことにより、秋から冬にかけて視界を遮るほどの濃い霧がしばしば発生する(下写真)

nebbia@langhe.jpg

 一方、冷涼な北イタリア・ピエモンテ州南部のLangheランゲ丘陵で、旧来から名高い2つのDOCGである「Baroloバローロ」、「Barbarescoバルバレスコ」を産出するブドウ品種が「Nebbioloネッビオーロ」。例年ブドウ畑が濃いNebbia(霧)に包まれる10月中旬から収穫が始まり、白い粉をふいたような蝋質に覆われた果皮の色合いが似ていることからこの名が付いたとされるネッビオーロの誉れ高き名声は、サンジョヴェーゼに全く引けはとりません。サンジョヴェーゼとの最大の違いは作付け環境に対する適応性の低さ。原産地のトスカーナのみならず、ほぼ全土で栽培されるサンジョヴェーゼとは対照的に、ネッビオーロは栽培地域がごく限られます。

nebbiolo_vendemia.jpg 【Photo】ポー川の支流としてピエモンテ州を流れるターナロ川の北側に位置するロエロ地区のブドウ畑で収穫を間近に控えたネッビオーロ

 ネッビオーロはピエモンテ州南東部ランゲ丘陵のBaroloとBarbarescoを頂点に、バルバレスコの北に位置するロエロ丘陵では、2005年DOCGに昇格した「Roeroロエロ」を産出。ピエモンテ州北部では「Spannaスパンナ」の別称で、2つのDOCG「Gattinaraガッティナーラ」と「Gemmeゲンメ」を産します。スイス・フランス国境と接するイタリアで最小の自治州ヴァッレ・ダオスタでは、「Picotenerピコテネル」ないしは「Picotendreピコテンドレ」と呼称が変化。

 同様にロンバルディア州最北部のヴァルテリーナ渓谷では「Chiavennascaキアヴェンナスカ」と名が変わり、2つのDOCG「Valtellina Superioreヴァルテリーナ・スーペリオーレ」「Sforzato di Valtellinaスフォルツァート・ディ・ヴァルテリーナ」を産出。意外なところでは1861年に統一なったイタリア王国初代国王の座に就いたヴィットリオ・エマヌエレ2世の出身地、サルデーニャ島北部の標高500m前後の冷涼な地域でも、ピエモンテから移植されたネッビオーロからヴィーノが造られます。

【Photo】味わい尽くした垂涎のネッビオーロ。収穫後45年以上を経た`67ヴィンテージのバローロ・リゼルヴァ、'70年代までは地元消費に支えられていたイタリアワインを一躍世界の檜舞台へと押し上げた功労者、GAJAのフラッグシップとなるバレバレスコおよびバローロの雄アルド・コンテルノのリゼルヴァ・グランブッシアは、それぞれ超優良年`90と良作年`00ヴィンテージ。海外需要が見込めない状況に陥った1980年頃、時代の潮流に沿った醸造法を取り入れることで、バローロ復権に大きな役割を果たした「バローロ・ボーイズ」の飲み頃クリュもの、地元ピエモンテでは誰しもが頂点に立つバローロと畏敬の念を抱くジャコモ・コンテルノのバローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ'95など、マニアにとっては落涙ものの壮観なネッビオーロが揃った(下)
bottigli_nebbiolo.jpg

 ネッビオリスタの会に集ったのは、ピエモンテ州からは極め付きのバローロとバルバレスコ、ランゲ東部のDOC「Monferratoモンフェラート」、ランゲ丘陵域からタナロ川を挟んで北側のロエロ丘陵までの広いエリアを包含するDOC「Langheランゲ」、アルプスが間近かに迫る州北部のDOCG「Ghemmeゲンメ」。そしてバローロにアンデス山地原産の常緑樹キナの樹皮成分キニーネやハーブ類を加え、極甘口に仕上げるデザートワイン「Barolo Chinatoバローロ・キナート」。

bassen2_2013.3.jpg

【Photo】笹森シェフが一斉にコルクを抜栓。豪華なラインナップが揃ったネッビオーロフェスタ@弘前は幕を開けた(右)

 変化球として庄イタが持参した隣州ロンバルディア北部ヴァルテリーナ渓谷のDOCG「Sfursat di Valtellina スフルサート・ディ・ヴァルテリーナ」、そしてさらに意表を突いた津軽産ネッビーオーロの「Sasino Nebbioloサスィーノ・ネッビオーロ」。栽培環境をより好みする気難しいこの高貴なブドウ品種の栽培に笹森シェフが挑戦。カリフォルニアや南アフリカでは全く姿を変えてしまうネッビオーロの意外な可能性をうかがわせる一品です。

  taittinger_comtes.jpg monferrato_chiaretto.jpg
【Photo】乾杯の1杯。TAITTINGERテタンジェコント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2000」。コート・デ・ブラン地区から選りすぐりのシャルドネだけを使い、10年近い熟成を経てリリースする同社の最高級品。シードルをエレガントにしたような青リンゴのニュアンスを強く感じたのは、そこが弘前だったから?(上左) ネッビオーロのトップバッターはLe Formicheレ・フォルミシェモンフェラート・キアレット2008」。スプマンテで知られるAstiアスティから南のCanelliカネッリに向かう途中にある Costigliole d'Astiコスティリオーレ・ダスティにある造り手のDOC。一般に骨格がしっかりしたタイプが多いAlbaアルバ地域より「なで肩」の印象に仕上がる傾向のアスティらしいネッビオーロを若飲みに仕上げた気軽なロゼでまずは肩慣らし(上右)

  cascina_chicco.jpg clerico_pajana.jpg
【Photo】Cascina Chiccoカシーナ・キッコランゲ・ネッビオーロ2010」。白トリュフの町・Albaアルバ北方のロエロ地域は、品質の向上により新たなDOCGゾーンとなった。ロエロ中心部Vezza d'Albaヴェッツァ・ダルバの畑で産するネッビオーロは、タンニンが柔らかくソフトな仕上がり(上左) Domenico Clericoドメニコ・クレリコバローロ・パヤナ2000」。伝統的な大樽熟成のバローロの多くが市場で低迷していた1970年代後半の状況を打破すべく、バリック樽の導入に代表される世界市場を意識した醸造にシフトした「バローロ・ボーイズ」の1人。バローロ地区では最も南に位置するセッラルンガ・ダルバの特徴である力強いスケール感があり、収穫後12年を経てなお若々しい色合い。プラムやダークチェリー系の果実味がぐいぐい押し寄せてくる筋肉質タイプのバローロ(上右)

  vajra_barolo91.jpg vorzio_cerequio.jpg
【Photo】オフヴィンテージの2本。G.D.Vajraヴァイラバローロ1991」。'90年という偉大なヴィンテージの後、まずまずの作柄となった'93を除き、'94年まで天候に見放されたピエモンテ。にもかかわらず今回登場した顔ぶれの中で敢闘賞を献上したい1本。寒暖の差が大きい海抜400~480mのバローロ村で最も標高が高いVergneヴェルニェ地区の畑。2500~5000ℓ容量のスラヴォニアンオーク樽で42~48カ月熟成し瓶詰め。バリック由来の余計なバニラ香がなく綺麗に熟成した薫り高い伝統的なバローロの素晴らしいエレガンス!!(上左) Roberto Voerzioロベルト・ヴォエルツィオバローロ・チェレクイオ1994」。バローロ地区屈指の完璧を期する几帳面な仕事をする造り手の1人。1本の樹に5房程度を残し摘果する低収量が特徴。よって高価。収穫期に雨が降られたこの年は選果をより厳しくしたとみえて、薄っぺらな印象は皆無。しっとり透明感のある酸味を主調に多様なニュアンスが溶け込んだ液体は、熟成を重ねレンガ色に変化しつつあった(上右)

 「酔って味覚が麻痺する前に飲みましょう」と次に試飲したのが、'90年代前半を代表するグレートヴィンテージ1990年と、米国のワイン評価誌Wine Spectatorが早々に100点のヴィンテージ評価を献上するも、夏の酷暑で品質にばらつきが出た2000年のヴィンテージ違いの同じワイン。作り手は「Gajaガイヤ」と「Aldo Conternoアルド・コンテルノ」。いずれもバルバレスコとバローロを代表する醸造所です。昨年ブルネッリスタの会でソルデーラのブルネッロを提供して下さったオステリア・エノテカ・ダ・サスィーノの常連である村上さんのコレクション。Grazie milleeeeeeeeeeee!!!!

gaja_docg90e00.jpg【Photo】バルバレスコ頂上比較。GAJAガイヤバルバレスコ1990・2000」。黒地に白抜きでGAJAの4文字。名高いこの造り手がワインに注ぐ手間と情熱は比類を見ない。コルクひとつをとっても、最高の品質を求めサルデーニャ産の樫材を使用。材料段階と納品後にブショネ (=コルク臭)の原因となる化合物トリクロロアニゾールの排除や湿度管理などを徹底。ボルドー1級シャトーよりも長い6cmのコルクは、オーダーメードした専用機で充填する。ネッビオリスタの会では、貴重な1990年と10年の時をおいた2000年を比較試飲。'00ヴィンテージ(左)と比べて'90ヴィンテージ(右)はグラスのエッジが明るいレンガ色で時間の経過が見て取れる。偉大な年に偉大な造り手が手掛けた完成度の高いシルクのように優美なバルバレスコのエレガンスに魅了された
gaja_2000-1990.jpg

 すでに父ジョバンニの代に地元で一目置かれる存在だった醸造所を4代目の現当主アンジェロ・ガイヤが手伝うようになって8年目の1969年、イタリアでいち早く225ℓ容量のバリック樽を導入。ピエモンテの伝統である大樽との併用は現在も。父祖伝来のバルバレスコの名声を高めるため、市場で高値を呼ぶ畑指定のクリュもの5種を1996年から少量(5%程度)のバルベーラをブレンドし、軒並みDOC「Langhe Nebbiolo」へと変更した結果、唯一のDOCGとなったのが、旗艦としてのバルバレスコ。いささかのほころびすらない'90ヴィンテージの完成度は素晴らしく、さまざまな要素がフルオーケストラのように重なり合い、見事な調和を魅せます。熟成を重ねた今も全く衰えを知らない生き生きとした果実味があり、また10年後にも味わってみたいと思わせ、庄イタ的にはこの夜のNo.1。

  granbussia_1990.jpg granbusshia_2000.jpg
【Photo】クラシック・バローロ頂上比較。Poderi Aldo Conternoアルド・コンテルノバローロ・リゼルヴァ・グランブッシア1990・2000」。誰もが最高のバローロと賞賛する名門「ジャコモ・コンテルノ」の次男、アルド・コンテルノが、しっかりとした骨格をもつ芯の強いタンニンを伴ったネッビオーロとなるMonforte d'Albaモンフォルテ・ダルバで1969年に立ちあげた醸造所。ネッビオーロの個性を失うとしてバリックを嫌い、伝統的な造りを追求した極みが、作柄の良い年のみ造られるこのバローロ・リゼルヴァ・グランブッシア。樹齢50~55年のロミラスコはじめ、チカーラ、コロンネッロの3つのクリュをステンレスタンクで3~5カ月をかけて果皮を果汁に接触させる浸漬(マセレーション)後ブレンド。スラヴォニアン・オークの大樽で36カ月熟成後に瓶詰めし、都合7年をかけて8,000本ほどがリリースされる逸品。粘性の高い偉大な'90ヴィンテージ(上左)は、流通経路での保管に問題があったようで、残念ながら痩せ衰えていた。エチケッタのデザインが変わった'00ヴィンテージ(上右)は、抜栓後1時間ほど経過していたこともあり、非凡なネッビオーロの美質をわずかに垣間見せるが、持てるポテンシャルの全貌を明らかにするには更なる時間を要する未完の大器

  barolo_1967.jpg accomasso_2005.jpg
【Photo】Cantine Santa Rita サンタ・リータバローロ・リゼルヴァ1967」。今は存在しない造り手による46年を経たネッビオーロ。古酒ならではの鰹節や落ち葉のニュアンスなど"枯れた魅力"が味わえるクラシックな造り。円熟の極みを過ぎ、時の経過に伴って放物線を描く熟成のピークから下降線に入りかけた印象。'67ヴィンテージは、'60年代では傑出した'61に次ぐ'64と同様の良い年(上左)
Giovanni Accomasso e Figlio ジョヴァンニ・アッコマッソバローロ・ヴィネート・ロッケッテ2005」。直売以外にピエモンテで唯一入手可能なラ・モッラ村直営のエノテカ、Cantina Comunale di La Morra代表を長年務め、今年79歳になるロレンツォ・アッコマッソが、3haの優良畑Rocche dell'Annunziataロッケ・デル・アンヌィツィアータのネッビオーロから3種のバローロ「le mie vigne」「Rocche」「Rocchette」を造る。20~25ユーロという手頃な直売価格が信じられぬほど高品質かつエレガント。マセレーションでの抽出に2カ月近くをかけ、法定熟成期間の3年を越えじっくりと大樽熟成を行う。モダンな造りの生産者よりも市場に出回るのが1年遅い。事務一切を行う2歳上の姉エレーナと二人だけで運営される(上右)

  ghemme_coolis-breclemae2000.jpg cascinafrancia1999.jpg
【Photo】多様なネッビオーロ4本。Cantalupoカンタルーポゲンメ・コッリス・ブレクレマエ2000」 名峰モンテ・ローザ(4,634m)の氷河帯が源流域となり、ピエモンテ北部を流れ、ポー川に合流するセージア川。緑豊かな渓谷域から沖積地層となる中流域は、紀元前7世紀にはブドウ栽培が行われていた。ブレクレマは中世の戦略上の要衝であった村の名前。DOCG「Ghemmeゲンメ」はスパンナ(=ネッビオーロ)以外の品種を25%まで混醸が認められるが、スパンナ100%で醸されるこのヴィーノは15年の熟成が見込める。ネッビオーロ共通の高貴さがあり、キメ細やかなタンニンと長い余韻が心地よい(左上)
Nino Negriニーノ・ネグリスフルサート・ディ・ヴァルテリーナ・チンクエステッレ2002」。さらに北東へ移り、ロンバルディア州最北域ソンドリオ県ヴァルテリーナ渓谷の北風を遮る南向き斜面に拓かれた海抜450m近辺の3つの区画でキアヴェンナスカ(=ネッビオーロ)が育てられている。悪名高き天候不順の2002年ヴィンテージだが、ヴァルテリーナでは健全なブドウが生育し、収穫後に100日間陰干しした最良のブドウから、四半世紀以上に渡って品質の向上が見込める最高の作柄。レーズン・エスプレッソ・チョコレートなどの複雑な香り(左下)

  ninonegri5stelle_2002.jpg monforte_1995.jpg
【Photo】伝統的な造りを貫くGiacomo Conternoジャコモ・コンテルノバローロ・カッシーナ・フランチャ1999」(上段右上)、「バローロ・モンフォルティーノ・リゼルヴァ1995」(下段右下)。誰もが最も偉大なバローロだと口を揃え、畏敬の念を抱く造り手。鉄分の多い土壌から至高のバローロを産出するネッビオーロの聖地、セッラルンガ・ダルバに所有する畑で収穫される最良のネッビオーロを使用。ともに茶色が主調の枯れた色合い。モンフォルティーノは伝統的な熟成バローロの奥底に筋が通った強靭でクリーンな酸があり、通奏低音のように次々と複雑な旨味を呼び起こす

  sasino_nebbiolo2011.jpg cannubi_boschis1998.jpg
【Photo】Fattoria Da Sasino ファットリア・ダ・サスィーノサスィーノ・ネッビオーロ2011」。美酒の数々にご満悦の笹森シェフ(写真奥)が、岩木山麓で着手したブドウ栽培&ワイン醸造。栽培環境によって変容しやすいネッビオーロが、冷涼な津軽の風土のもとで、品種の個性をきちんと感じさせる仕上がり。樹齢が上がれば更に向上するはず。火山性土壌の岩木山は日本のランゲ丘陵かっ!!???(左上) Luciano Sandroneルチアーノ・サンドローネバローロ・カンヌビ・ボスキス1998」。あれよあれよと17本を空けた上でも、まだ飲み足りない一部メンバーの求めに応じ、予備のストックから更にもう1本。バローロ・ボーイズを代表するこの造り手のラインナップで最も評価が高いカンヌビ・ボスキス。しかも1998年は素晴らしい仕上がりとなった期待のヴィンテージだけに、溌剌としてまだまだ若々しい。嬉々として抜栓する弘前のレストラン「Point Rougeポワンルージュ」オーナーシェフ猪股誠治さん(右上)

tutti_nebbiolista2.jpg 【Photo】バルバレスコに醸造所を構え、樹齢の高いネッビオーロから非常に長命な素晴らしいバルバレスコとバローロを造るRoagnaロアーニャ渾身のデザートワイン「バローロ・キナートN.V.」も制覇。あまりの美味さと酔いで不覚にも画像を押さえるのを失念m(_ _)m。この1枚を撮影した猪股シェフを含め、一堂に会したネッビオリスタが深遠なるネッビオーロの世界を堪能した。このまま勢い余って全員で二次会に繰り出し、弘前の夜は更けてゆくのだった

baner_decobanner.gif

コメント

色々な種類がありますね☆

▼空想さま
お立ち寄りくださりありがとうございます。
そうですね。でも一晩で飲むにしては、ちょっと欲張りすぎたかもしれません。

Luglio 2018
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

archive.gif

Copyright © KAHOKU SHIMPO PUBLISHING CO.