あるもの探しの旅

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卒業しました

piatto201204.jpg 爆弾低気圧が襲来した先週末、社主催による大きな催事に携わったため、毎月第一土曜日の発行に極力あわせるよう心掛けてきたViaggio al Mondoの「Piattoこぼれ話」カテゴリーの更新ができませんでした。

 今回はPiattoに関してちょっとしたご報告をします。

 仙台市青葉区一番町にあるフラワーショップ「ハナサク4Leaf(フォーリーフ)」の店頭で色とりどりの花に囲まれて佇む高以亜希子さんが表紙を飾った4月号をもって、仙台発・大人文化を提案するマンスリーマガジンPiattoの関連業務から離れることになりました。

piatto2010.10_cover.jpg【Photo】4月6日発行Piatto最新号(上)と2010年10月の創刊号(左)。表紙に関するこぼれ話はコチラ

 創刊当初はオヤジ連中から「何だっけ、ピッコロじゃなくて、えーっと・・・」などと言われたPiattoというネーミング。イタリア語で皿や料理を指すこの名前に最終的に落ち着くまで、外部の編集プロダクション数社からの提案を含めて事前に挙がった候補は、ゆうに300を超えます。ああでもないこうでもないと、社内会議で議論を重ねるも「これぞ!!」という決定打がなく、やがてアイデアが煮詰まる隘路に。空腹による思考回路停止の寸前で、イタリアンのコース料理にちなんだPiattoという名が浮かんだ庄イタの案が起死回生となり、採用となったのでした。

 Antipastoに始まり、Primo Piatto、Secondo Piattoへと続き、Dolce、Bevandaまで一連のコース料理のように、旬のオイシイ話題を毎号召し上がって頂けるようにという願いを込めたこの名前。発行経費を広告収入で賄うフリーペーパーという制約の中ではありましたが、これまでご用意した前菜からパスタ&リゾット、肉&魚のメイン、そしてドルチェ&カッフェに至るPiatti(複数形)をお楽しみいただけたでしょうか?

trattoria_alpha.jpg【Photo】シチリアのタロッコオレンジジュースを取り上げた河北aipha2000年7月号のTrattoria alpha(トラットリア・アルファ)。協賛広告にはジャンジャン横丁にあった頃の「イル・デスティーノ」、「francesca」オーナーのTさんが多くの料理人を育てた「VINO IL SALOTTO」、泉パークタウンにあった「泉亭」、多賀城の東北歴史博物館にあった「ビストロレストランK」など懐かしい名前が並ぶ〈誌面クリックで拡大〉

2002_05cover.jpg Piattoの前身にあたる月刊情報誌「河北alpha」では、2000年5月号から連載したイタリア食材シリーズ「Trattoria alpha」を立ち上げ、2002年5月のリニューアル号では、日韓共催FIFAワールドカップで、デル・ピエロ、トッティ、カンナバーロらスタープレーヤーを擁すも、正視に堪えない決勝トーナメント韓国戦で登場した迷審判による不正ジャッジに泣いたイタリア代表が仙台をキャンプ地に選んだことを機に「VIVA! ITALIA-好きだからもっと知りたいイタリア」を特集。太っ腹にもバッグがリニューアル記念読者プレゼントとなったGUCCIのほか、ETRO・MISSONIなどの最新モード、家具、書籍、食&ヴィーノなどイタリアで埋め尽くされた特集の巻頭は、パンツェッタ・ジローラモのインタビューでした。

【Photo】ロゴや内容を一新し、河北ALPHAとしてリニューアルした2002年5月号は渾身のイタリア特集

panzetta_giroramo.jpg【Photo】東京渋谷のNHK放送センターで教育テレビ「イタリア語会話」収録の合間に取材したパンツェッタ・ジローラモの単独インタビュー記事。その日はドルチェ&ガッバーナで決めていたジローラモの著作「極楽イタリア人になる方法」と「パスタとワインと豚のシッポ」を持参、取材後サインをねだるミーハーなのだった〈誌面クリックで拡大〉

 2003年4月、山形営業所開設に伴い、一旦ALPHA担当を外れます。なれど、それがきっかけで、独創的な食の世界と真摯に向き合い、当時は無類の輝きを放つも、ほとんど顧みられることがなかったアル・ケッチァーノを東田川郡櫛引町(後に鶴岡市に合併)で発掘。同年9月号「食の里・庄内」で世に唯一無二の価値を紹介します。同年秋には、イタリア・マルケ州アンコーナ県アルチェヴィアと藤島町の有機農業を通じた民間交流促進訪問団の現地運転手を兼ねて私費で随行、翌年3月号で同行レポートにまとめました。

ALPHA_2004.03.jpg【Photo】2004年3年号。前年秋の訪伊使節団同行記〈誌面クリックで拡大〉

 新潟下越から東北6県をカバーするViaggio al Mondoにおける予測不能な出没ぶりから、フーテンの寅次郎と一部で囁かれる庄イタに代わり、5月号からは私と同じ「かほくブログ」に所属する「OH!たけっち」指揮のもとでPiattoの誌面作りが行われます。東北各地における神出鬼没ぶりは、遠征が週末に限られた庄イタ以上。昨日は会津、今日は岩手久慈、明日は八戸&弘前といった雲隠れを得意技とする行動パターンは浜崎伝助さながら。松竹映画が寅さんからハマちゃんにバトンタッチした構図と符合するPiattoの司令塔交代劇。今後いかがなりますか、乞うご期待。

 あくまでも庄内系イタリアンゆえ、ここでは庄内&イタリアつながりの掲載事例だけ一部挙げましたが、これまでALPHAやPiattoで取り上げたジャンルは多岐に渡ります。こうして振り返ってみると、随分と長きにわたってフリーペーパーに携わったなぁ、と実感します。

 ALPHAとPiattoをご愛読くださった皆さん、そして取材でお世話になった多くの方々、ご協賛頂いたクライアント、そしてタイトかつハードな作業で支えて下さった歴代編集スタッフの方たち、本当にありがとうございました。
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