あるもの探しの旅

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赤川花火大会2013

3年ぶりの感動日本一@鶴岡

 第23回「赤川花火大会 翔habataki-感動日本一への挑戦」が、8月17日(土)、鶴岡市赤川河畔を会場に開催されました。27年ぶりの復活となった1991年(平成3)、1,500発で再スタートして以降、質量ともにスケールアップし、目の肥えた花火ファンの支持を不動のものとしている赤川花火大会。こと知名度の点では、600m上空に直径550mの大輪の花を咲かせる正三尺玉やフェニックス花火など、2日間で延べ2万発を打ち上げ、その起源が1879年(明治12)まで遡る「長岡まつり大花火大会」や、1910年(明治43)から開催され、今年87回目を数える全国花火競技大会「大曲の花火」などの伝統ある大会と現状で比べれば、赤川は一歩譲るかもしれません。

akagawa2013poster.jpg【第23回 赤川花火大会 「翔 habataki」 実行委作成ポスター】 花火撮影:井上真也氏click to enlarge

 しかしながら、歴代の青年会議所有志が中心となって運営し、全国デザイン花火競技会でもある同大会には、世界的にもレベルが高い日本屈指の花火師が全国から参加します。夜空を彩る1万2千発のデザイン花火や割物の尺玉が、赤川に架かる羽黒橋と三川橋の間の羽黒町側河川敷の全幅700mを使って打ち上げられ、すぐ目の前の天空を色とりどりの光で埋め尽くします。さまざまなジャンルの音楽と静と動を組み合わせた光の芸術の大迫力は、"感動日本一"の呼び声に違わぬもの。大会運営の良さもあり、開催地の人口を遥かに超える観客が会場に殺到し、終了後に大渋滞に巻き込まれ疲労困憊、フィナーレの感動が吹き飛ぶ残念な結果を見ることもありません。

akagawa_2013.jpg【Photo】第20回記念大会に訪れて以来、3年ぶりに訪れた今年の赤川花火大会で夜空を焦がすデザイン花火。Bravooooo(=たまや~)!!!!!

 通称「アカハナ」こと赤川花火大会に庄イタがデビューした2004年(平成16)。作家・藤沢周平への再評価の機運が高まって「海坂の大花火」が大会テーマだった第14回大会の印象は鮮烈でした。10・9・8・・・のカウントダウンに続く1曲目Queenの「I Was Born to Love You」でセンセーショナルに幕開けしたオープニングのワイドスターマインで、一気にヒートアップ。シェフの好意で一緒に花火を楽しませてもらったアル・ケッチァーノの若手スタッフたちは感動のあまり瞳を潤ませています。ビバ青春!

 「You raise me up-あなたがいれば立ち上がれる」が大会テーマだった翌15回大会。そのエンディングは、TBS系「世界遺産」のテーマ曲「The Song of Life」が使われた市民花火との2部構成でした。さまざまな歌手がカバーしたこの年の大会テーマと同名の曲ですが、ここで使われたのは、日本では最も知られるケルティック・ウーマンのバージョンではなく、ジョシュ・グローバンの力強い美声。「エレクトリック・ミュージカル・ワイド花火」と形容されるデザイン花火が、曲とシンクロしながら百花繚乱のクライマックスへと至り、鳥肌が立つほどの感動を覚えたのを鮮明に記憶しています。

 クラシック音楽あり、J-POPあり、子ども向け演出ありで、幅広い世代が楽しめる大会全体の構成に感心したものです。それ以来、赤川花火大会の日は、ランチ営業だけで店を切り上げ、スタッフ全員で花火見物をするアル・ケッチアーノ特設席に同席させてもらうのが庄イタ家の恒例行事となりました。

akagawa_poster2011.jpg 【第21回 赤川花火大会「希望の光」 実行委作成ポスター】  花火撮影:加藤隆志氏click to enlarge

 東日本大震災が発生した2年前の夏は、実行委が当初予定していた「飛躍の翼」から「希望の光-復興に勇気 子どもたちに笑顔 東北に未来を」へと大会テーマを変更。全国で催事の中止が相次いだ中、被災地に勇気と希望を届けようと、震災で最大の犠牲者を出した石巻や南三陸町の子どもらを招待してくれました。この「希望の光プロジェクト」は、「飛躍の扉-明るい未来へ天空からのメッセージ」をテーマとした昨年は福島から、今年は岩手の小学生が招待され、鶴岡の子どもたちと共に仙台・八軒中で有名になった合唱曲「あすという日が」をオープニングで披露しました。

【Movie】10分に及ぶフィナーレ「輝け! 響け! 未来へ、翔け!!」は長野県の(有)伊那火工 堀内煙火店による感動スペクタクル巨編。心震える感動日本一体験をどうぞ

 混乱のさなかにあった2年前の8月、そして昨年も赤川花火を見ることはできずにいましたが、3年ぶりに訪れた今回、やはりアカハナは素晴らしいとつくづく実感できました。効果のほどは???ですが、夕凪で時おり立ちこめる花火の煙を河川敷を埋める観客が一斉にうちわで追い払う恒例「パタパタ」にも参加。尺玉が上空で炸裂する空気の振動を肌で感じ、上空から燃え尽きた花火の灰が降り注ぐライブの素晴らしさには及びませんが、33万人(実行委発表)が体感したフィナーレの感動を少しだけお裾分けします。抑制の利いた前半から一転、5分過ぎから堰を切ったように溢れ出す光の洪水は圧巻!!

 仙台七夕花火祭や泉区民ふるさとまつりなど地元の花火は勿論のこと、隅田川や大曲の花火も体験した庄イタがイチオシする赤川花火大会。その素晴らしさを知らなかったというアナタ、来年の開催日は8月16日(土)です。Don't miss it.
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 ■ 赤川花火大会実行委員会(公益社団法人鶴岡青年会議所内)
   URL:http://akagawahanabi.net/
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コメント

こんにちは。楽しく読ませてもらいました。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。

大樹さん、コメントありがとうございます。
からっ風が吹きすさぶここ数日の寒さを忘れ、真夏の夜の夢のような気分を味わって下さいましたでしょうか?
打ち上げ場所から間近の河川敷で見る赤川花火。機会があれば鶴岡に一度足を運んでみてください。美味しいものが四季それぞれにたくさんある土地柄ですので。

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