あるもの探しの旅

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Made in TOHOKU 仙台・東北が世界に誇れるモノづくり展

Sendai and Tohoku presents its arts and crafts to the world.
東北の手しごとを、見て・聞いて・感じよう

 東北六県と新潟の伝統工芸品を紹介する企画展「Made in TOHOKU-仙台・東北が世界に誇れるモノづくり展」が、東北電力グリーンプラザで現在開催されています。(入場無料・14日まで)
madeinTohoku-01.jpg 仙台市・仙台観光コンベンション協会・東北電力グリーンプラザが主催するこの催しには複数の知人が絡んでおり、開幕初日3月4日に伺ったほか、一昨日も会場に足を運んで来ました。

logo-WCDRR.jpg フライヤー(上写真)には、企画展の最終日3月14日(土)に開幕する「第3回国連防災世界会議」の公式ロゴマークがあしらわれています。仙台出身のデザイナー佐藤悠さんが手掛けたロゴ(右)の5つの色は、5大陸の人と人が手を携えて行動を起こす姿を表現したといいます。

FLAG-wcdrr.jpg 国連(UN)が主導するこの国際会議は、世界が連携して自然災害による犠牲と損失を防ぐ指針を打ち出すため、10年に一度開催。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長ほか世界193の国と地域から首脳級・閣僚級など5,000人以上が参加する本体会議は、国連総会に次ぐ規模。

 第1回は1994年(平成6)に横浜で、第2回は2005年(平成17)に神戸を会場に開催されており、今回、東日本大震災の被災地・仙台市をメイン会場に開催されることになりました。これは日本がさまざまな自然災害に見舞われてきた事実と無関係ではありません。

【Photo】国連が作成した幾何学模様のキービジュアルと略称WCDRRをデザイン化した歓迎フラッグが各所に掲げられる仙台市内(左・下)

 「東日本大震災の経験と教訓を世界へ」をテーマに国や実行委などが主催する10件の総合フォーラムほか、国内外の企業・団体・NGO・大学などが企画し、仙台市内各所で開催される市民参加型のパブリック・フォーラムは350件以上。これは神戸で開催された第2回会議の10倍という特筆すべき数字です。

satazione-sendai2015.jpg

 5日間の会期中、国内外の随行者・プレス関係者を含め、延べ4万人が参加する見込みです。これは東北で開催される国際会議としては過去最大規模。震災発生当時、過酷な状況にあっても互いに助け合い、思いやりを忘れない東北の人々を、驚きをもって世界が賞賛したことを皆さんもご記憶かと思います。

benjyogami.jpg【Photo】庄イタの周辺では、耳にすることが最近めっきり少なくなった仙台弁。「ようこそいらっしゃいました」を意味する「よくござった」と語りかけるかのような藩制時代以来の仙台の工芸品「堤人形」。その特徴は鮮やかな朱色。時を経ると色合いに深みが加わる。これは男女一対の「赤芥子」(別の雅号:厠神)。ロケ地:仙台市歴史民俗資料館の某所。ヒント:植村花菜の代表曲

 東北の暮らしの中で育まれた手仕事もまた、世界に誇るべきもの。この機会に東北6県と新潟から選りすぐった伝統工芸の素晴らしさを再認識したいものです。

 「手しごとミュージアム」には、伝統の技に現代性を取り入れた暮らしを彩る逸品が揃います。例えば青森・BUNACO、岩手・南部鉄器、秋田・曲げわっぱ、宮城・鳴子漆器、山形・天童木工、福島・ノダテマグ、新潟・越後三条打刃物。

madeinTohoku-2.jpg 「プレミアムギャラリー」では、仙台で生まれた11品目の伝統工芸品と出合うことができます。一昨年、数量限定でGUCCIとコラボしたバッグが話題を呼んだ仙台平の紋付袴、松川だるまに代表される仙台張子、名工・田村政孝氏が200もの工程を経て編み出す稀少性の高い仙台竿、堅牢さと装飾性を兼ね備えた仙台箪笥などなど。

 さらに見逃せないのが、国内外で活躍する仙台ゆかりのアーティストの感性が、伝統の技と出合って誕生した「クリエイティブプレミアム」。固定概念を破るプロダクツで注目される尾方釿一氏や木村浩一郎氏らが手掛けた玉虫塗や仙台堆朱を取り入れた作品は、見る人のイマジネーションをかきたててくれるでしょう。

 メイン会場である東北電力グリーンプラザ以外の仙台市内各所でも、Made in TOHOKUのコラボ企画が展開されます。
madeinTohoku-3.jpg 11日(水)まで藤崎7階催事場で開催されている「Made in TOHOKU」には、イラストレーター佐藤純子さんの下絵をもとに遠刈田系こけし工人・小笠原義雄氏が絵付けした12カ月ごと異なる花をあしらった愛らしいサイズの12本揃いの「花こよみ」が限定50セットで登場。

 仙台木地製作所とセレクトショップBEAMSが連携して2年前に登場するや話題をさらった本藍を使った青いこけしが「fennica indigo kokesi」。完売必至の予想通り、3月8日(日)にビームス仙台で発売されたインディゴこけし300本は、開店前から行列ができ、数分で完売したといいます。

madeinTohoku-4.jpg 工人がモノ作りについて語るトークイベントが行われるアクアホールには、宮城を代表する銘酒のひとつ「浦霞」と堤焼の酒器との四季ごとの組み合わせや、洋風のテーブルセッティングに曲げわっぱを調和させる組み合わせを提案する一角も。
 
 仙台市内の飲食店17店舗では、堤焼や玉虫塗、埋もれ木細工など、今回展示されている伝統工芸品で宮城の味を味わえる企画を展開中。

 遠来のお客様が数多く仙台を訪れるこの機会に、存分に宮城・仙台の粋を見て・触れて・味わって頂けるよう、改めて地元を知ることが肝要。311以降、国内外から差しのべられた温かい支援への感謝の心を込めたおもてなしを心がけたいものですね。

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Made in TOHOKU
仙台・東北が世界に誇れるモノづくり展

メイン会場:東北電力グリーンプラザ 仙台市青葉区一番町3丁目7-1電力ビル1F
日時:2015年3月4日(水)~14日(土)10:00-18:00 
   ●3月9日(月)は休館 最終日は16時まで
URL:手とてとテ http://tetotetote-sendai.jp/
問:Made in TOHOKU事務局 022-214-2772
  (株式会社ディー・エム・ピー内 ※平日10:00‐18:00)

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