あるもの探しの旅

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2007/06/01

こんな私ですがよろしくお願いします

庄内系イタリア人

Piacere,mi chiamo Carlo Chimura.
ハジメマシテ, ワタシハ カルロ キムーラ ト モウシマス。

gr_070109.jpg 所持するPassaportoパッサポルト(=旅券)の国籍はGiapponeジャッポーネ。そこに記載される戸籍上の氏名は、木村 浩人 Hiroto Kimura

 イタリア語では単語の頭にある〝H〟は発音せず〝イロト キムラ〟となること。同じく〝K〟で始まる単語は存在せず、キ音は〝Chi〟と綴るため、違和感を自身拭いきれない。そのためイタリア人に対しては、ヴェネツィア出身のイタリア人女性から授かったCarloと名乗り、冒頭のような自己紹介をする。かかる事実からも脳細胞の99%はイタリア人の組成と推察される。

 前世では北イタリア在住だったようで、水田が広がる穀倉地帯ロンバルディア平原のように広大な庄内平野や大崎耕土で産するRiso(お米)を食する。そのポリシーはパスタ同様あくまでも炊きたてのアルデンテ。ゆえに柔らかなお粥にはいまひとつ馴染めない。

 主食はmolt buonoなイタリアンに加え、健康食としてイタリアでも注目を集める日本食。Vinoヴィーノがないと食事が喉を通らない特異体質でもある。体内を流れるO型の血液はイタリアワインの主力品種"サンジョヴェーゼ"の香りが漂う。自宅セラーには消費≦補給ゆえ、常時300本を越えるイタリアワインと若干数の他国産ワインが眠っている。

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 根っからのラテン系ゆえに、手をかけた美味しいものやCOOLな巧の結晶、そしてその作り手との出会いを大切にしている。嗅覚が働いた先には、衝動ジャケ買いしたRubino rossoAlfa Brera 2.2JTS‐skywindowを駆ってすっ飛んで行くも、雨天時に頻発するエンジントラブルの多さゆえ、3年を待たずに放出を決意。次なる移動の足は180°方向転換、故障知らずな燃費世界一のハイブリッドカーを調達。なれど刺激の無さゆえの違和感は禁じ得ず、後継モデルのアバンギャルドな造形に失望。現在はSoul Red カラーの広島製アルファロメオに宗旨変え。

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 来日したイタリア人がよく口にする都市部でやたらと信号機が多い日本の公道上は別として、その走りはレーサーまがいのドライバーが跋扈するイタリアの高速道路や、殺気立った車がひしめくローマ市内を走らせても、彼らにまったく引けを取らない。

 それは "Quando sei a Roma, vivi come i romani "= When in Rome, do as the Romans do = 郷に入っては、郷に従え)が身上ゆえ。

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 勤務する河北新報社までの通勤や勤務中の移動には、チェレステをあしらったantraciteカラーのBianchi Impulsoを愛用。食の趣好同様に Ciclista(チクリスタ=サイクリスト)としてロハスな一面もうかがわせるかと思いきや、自転車大国イタリア各地を転戦する世界最高峰自転車ロードレースのひとつGiro d'Italiaジロ・ディタリア(⇒)clicca qui〉出場を目指せ!!とばかりに、その移動速度たるや、目にも止まらぬ電光石火だったりして。

 爆走系かと思いきや、伝統が培ったアルティジャーノ(職人技)が生み出す珠玉の手工芸品をこよなく愛し、バロック音楽やイタリア歌曲などの古典芸術にも親しむ。

 草花と小鳥が戯れるLampasso柄のカーテンを閉ざす雨の日曜の夜は、DeLonghiのエスプレッソマシンで淹れたカッフェ、そしてヴィヴァルディやアルビノーニのBGMとともに、塩野七生の「海の都の物語」で故国を偲ぶ。

 その部屋を照らす柔らかな明かりはヴェネツィア・ムラーノ島のマエストロが手がけたシャンデリアのもの。壁にはリナシメント様式の衣装に身を包んだ男女の姿が描かれたデルータ焼きのペア絵皿が下がり、稀少なフィレンツェ共和国以来の伝統を誇る貴石モザイク画すらそこには存在する。

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 フィレンツェのボッテーガで織り込まれた金糸を交えたブロッカート織が組み合わされたパッチワークのVelluto(ビロード)クッションに身を任せるソファーには、ブラーノ島のノンナが手編みしたヴェネツィアンレースが掛かる。そこは「カナル・グランデ」に面したPalazzoかしらん。ここは何処? 私は誰・・・?

 トルネードHIDEO NOMOL.A.Dogersで活躍した当時、女房役の捕手だったイタリア系アメリカ人メジャーリーガーMIKE PIAZZAがいかに偉大だろうと、周囲が侍ジャパンの応援に熱を上げるWBCにイタリア代表チームが出場しようと、Calcioの国イタリアではマイナースポーツに過ぎないベースボールには関心薄。 

 唯一応援に熱が入るのは、DNAに刻まれた愛国心をくすぐるAZZURI。お宝は2002FIFAワールドカップの折に仙台でキャンプを張った代表チームに所属したバロンドール、カンナバーロやネスタらから貰ったサイン。国際試合前のイタリア国歌に、つい心は昂ってしまう。行け!我が思いよアドリア海へ。黄金の翼に乗って。(⇒BGMG・Verdi「ナブッコ」からイタリア第二の国歌こと「Va Pensiero」ね)
  
 現世では仙台生まれの伊達者のはずが、「んめもの」(=おいしいもの)の宝庫こと山形県庄内地方を筆頭に、東北各地で目撃証言が寄せられている。 さて、次はどちらへご一緒します?

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