河北新報

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2006年3月 8日

【ブログあれこれ】

ブログと自分

 ブログは「簡易型のホームページ」とも言われるように、気軽に誰でも情報を発信できる仕掛けです。ブログを個人的に運営して感じるのは、まずその簡便さです。ところが、実際にブログを運営しているうちに非常に重要なことに気づきました。

 「公私の区別」に変化が生まれるような気がするのです。プライベートな自分を二つに分けて、公表してもかまわない「私」と、誰にも絶対明かさない「私」を使い分けるようになるのではないか。ささやかな体験で言えば、2004年3月に現在のブログをスタートさせるまでに4つのブログサイトをつぶしました。いざブログを始めてみると、絶対に明かしたくない「私」がどうしても表れるのでした。

 ブログはその構造上、検索されやすい環境になっているし、どこの誰に見られるか分かりません。個人の情報発信を容易にする仕掛けだといくら言われても、ためらいは当然、生まれます。自分のことは自分が一番分からないのかもしれません。とにかく始めてみないと、自分が明らかにしたくないのは果たしてどの部分なのかもよく分かりませんでした。半年ほど試行錯誤して、やっと現在のスタイルに落ち着いたのです。

 普通の市民が仕事などの「公」とは切り離した形でブログを使う場合、「公」でない部分はすべて「私」ですが、仕事や立場に絡めて公私を区別することあっても「私」をさらに分けて考える機会はほとんどありません。特に仕事中心の生活が長いと「私」の部分にもいろいろ可能性があることにさえ気づかないでしまうようです。

 自分のブログは世界中どこから検索されてもかまいません。しかし、インターネットごときに絡めとられたくない「自分」は確かにあるわけで、その自分とブログの自分がどうつながっているのかは、誰にも明かしたくない秘密です。(20060308)

投稿者 kahoku : 2006年3月 8日 18:43