河北新報

« 「災害弱者と情報弱者」 震災報道3カ月の分析 | メイン | アーカイブの新しい展開/「311情報学」 »

2012年8月28日

【すみません。PRです。, 新聞&ネット】

被災地と学生を結ぶインターン/地域メディアの役割を模索

intern_shuzai.jpg 河北新報社は東日本大震災のフォロープロジェクトともいうべき「新聞記者と駆ける報道最前線」を実施しています。被災地出身か被災地にある大学に通う学生が対象です。第1期23人が8月6日から26日までの日程を既に終了。9月10日から第2期(25人)が始まります。まだ数人分の空きがあるようです。

 河北新報社のような、地域に由来する新聞社は今後、若者世代との距離を縮める手立てをさまざまに講じる必要があります。同時に、「ネット社会」が進行する地域に、より密着する必要があります。「ネット社会」における若者世代との接点づくりは、新聞とネットの組み合わせはもちろん、ソーシャルメディアのような個人と個人をつなぐ力のあるメディアもふんだんに使いながら試行錯誤する必要があります。

 「新聞記者と駆ける報道最前線」は東日本大震災後、東北学院大との協業でスタートした「情報ボランティアプロジェクト」と同じ方向を目指しています。プロジェクトを運営する立場からは、情報発信力に富む若者を育成するために、プロの新聞記者がどんな役割を果たせるかがポイントになります。情報化、IT化が地域でも急速に進み、価値観が多様化するに伴い、従来型のマスメディア的手法だけでは限界があります。若い世代との協業を通じて、地域に由来するメディアの新しい地域戦略を育てていく必要があります。

 学生たちは3週間にわたってプロの記者と二人三脚で活動します。現場取材のルールやこつを記者の体験から学び、報道することの意味合いや報道に伴って起きる出来事についても考える機会となるはずです。最終的には一人ひとりが記事を書き、それらをもとに班ごとに代表レポートを仕上げます。編集局長がリポートに目を通して講評。優秀なレポート3点は夕刊に掲載されます。学生たちが各自書いた記事も地域SNS「ふらっと」にすべて掲載されます。

 河北新報社にとっては初めてのことでもあり、担当者の苦労は多いようですが、若者世代とのチャンネルづくりの実験場となっているのは間違いありません。

 写真は犠牲者の遺品の並ぶ名取市閖上小で取材する学生たち

▼インターンプログラムに参加した学生のブログ
▼「新聞記者と駆ける報道最前線」募集要領

投稿者 yoyu : 2012年8月28日 10:04