河北新報

2013年3月12日

【すみません。PRです。, 新聞&ネット】

ハイパーローカル始めました

photo_nekonome.jpg 河北新報社の関連会社の一つに「三陸河北新報社」があります。石巻市に本社があり、「石巻かほく」という日刊紙を約4万部発行しています。河北新報の購読者であれば月額200円で、石巻圏のより詳細なニュース、情報をお読みいただけます。その地域密着型、震災被災地ど真ん中の地域新聞社が、新しいウェブサイトをスタートさせました。「メディア 猫の目」といいます。

 http://ishinomaki.kahoku.co.jp/からご覧ください。

 新サイトの構築を担当しました。河北本社のデジタル分野の仕事に加えて、より地域に密着したメディアのデジタル戦略の形を模索しています。「メディア 猫の目」は、長年の目標を一つの形にしたものです。河北新報社のような、地域に由来する新聞社でデジタル部門を担当する人なら一度は経験した方がいいフィールドです。米国のメディア業界では、この分野を「ハイパーローカル」と呼び、多様な実験的な取り組みが進んでいます。

 詳細はフェイスブックで個人的に運営している「メディアプロジェクト仙台」に書いてあります。関心のある方はぜひお立ち寄りください。
 
 なお、このエントリーは河北新報社の地域SNS「ふらっと」のブログにも掲載します。

投稿者 yoyu : 11:13

2012年8月28日

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被災地と学生を結ぶインターン/地域メディアの役割を模索

intern_shuzai.jpg 河北新報社は東日本大震災のフォロープロジェクトともいうべき「新聞記者と駆ける報道最前線」を実施しています。被災地出身か被災地にある大学に通う学生が対象です。第1期23人が8月6日から26日までの日程を既に終了。9月10日から第2期(25人)が始まります。まだ数人分の空きがあるようです。

 河北新報社のような、地域に由来する新聞社は今後、若者世代との距離を縮める手立てをさまざまに講じる必要があります。同時に、「ネット社会」が進行する地域に、より密着する必要があります。「ネット社会」における若者世代との接点づくりは、新聞とネットの組み合わせはもちろん、ソーシャルメディアのような個人と個人をつなぐ力のあるメディアもふんだんに使いながら試行錯誤する必要があります。

 「新聞記者と駆ける報道最前線」は東日本大震災後、東北学院大との協業でスタートした「情報ボランティアプロジェクト」と同じ方向を目指しています。プロジェクトを運営する立場からは、情報発信力に富む若者を育成するために、プロの新聞記者がどんな役割を果たせるかがポイントになります。情報化、IT化が地域でも急速に進み、価値観が多様化するに伴い、従来型のマスメディア的手法だけでは限界があります。若い世代との協業を通じて、地域に由来するメディアの新しい地域戦略を育てていく必要があります。

 学生たちは3週間にわたってプロの記者と二人三脚で活動します。現場取材のルールやこつを記者の体験から学び、報道することの意味合いや報道に伴って起きる出来事についても考える機会となるはずです。最終的には一人ひとりが記事を書き、それらをもとに班ごとに代表レポートを仕上げます。編集局長がリポートに目を通して講評。優秀なレポート3点は夕刊に掲載されます。学生たちが各自書いた記事も地域SNS「ふらっと」にすべて掲載されます。

 河北新報社にとっては初めてのことでもあり、担当者の苦労は多いようですが、若者世代とのチャンネルづくりの実験場となっているのは間違いありません。

 写真は犠牲者の遺品の並ぶ名取市閖上小で取材する学生たち

▼インターンプログラムに参加した学生のブログ
▼「新聞記者と駆ける報道最前線」募集要領

投稿者 yoyu : 10:04

2010年6月22日

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ノルウェーの学生と電子書籍

 河北新報社が運営している地域SNS「ふらっと」で、新しい企画「World Wide Blog(世界のブログ)」(WWB)が始まりました。海外に住む東北ゆかりのみなさんにブログを書いてもらっています。手法としてはインターネットが登場して以来の伝統的な(?)形です。海外で活躍するみなさんのメッセージを十分に味わってください。また、「ふらっと」が海外在住のみなさんと郷里を結ぶ役割を果たせればうれしいです。

 どんなブログが書かれているかは実際にご覧いただくとして、WWBブログ「ノルウェー便り」の記事を一編だけ紹介します。タイトルは「ノルウェーの学生にとって有難い電子書籍」。筆者はノルウェー・オスロ在住の大学院生、鐙 麻樹(あぶみ・まき)さん=秋田県出身=です。

 鐙さんは「紙を手にしてインクの香りをかぎながら、本を手にする」といった本好きの人々の気持ちや出版業界の問題について触れ、「ノルウェーでも同じ意見を持つ人が多いかと思います」と書いています。その上で、経済的に余裕のないノルウェーの学生にとって、電子書籍がなければ勉学にも支障が出ることを具体的につづっています。

 学生があまりお金がないのは世界共通。そして、ノルウェーでは「紙」という「紙」は全て高く、日本の紙製品の2~3倍の値段はします。この国にいると、日本の書籍や、ノートなどの文房具の安さに本当に驚きます。例えば、私が来学期に履修する「メディアの歴史と機関」という授業に必要な必須テキスト3冊買ったところ、約1000クローネ(約1万4300円)。ほかに7授業履修予定なので、テキストだけでも恐ろしい金額になります。
 ほんの少しの金額(時には無料で!)、インターネットで書籍や文献をゲットできるのは学生にとっては本当に有難いのです。

 iPadが日本でも発売され、いわゆる電子書籍がさまざまに取り上げられています。電子書籍の問題は出版社およびその業界側の視点で語られることがまだまだ多く、今後、日本でどのように展開するかは見通せない部分があります。この手の話はとかく抽象的に理屈で考えがちですが、実際の利用シーンで考える場合、鐙さんの報告のような事例が多くを語ることになるのでしょう。

投稿者 yoyu : 18:14

2009年9月 1日

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生活文化部長のブログ

 河北新報社の編集局に生活文化部というセクションがあります。このセクションの寺島英弥部長(編集局次長)が地域SNS「ふらっと」でブログを始めました。「Cafe Vita(カフェ・ヴィータ)」というブログです。

 「"Vita"(ヴィータ)は、イタリア語で"生活"。ちなみにマストロヤンニの映画「甘い生活」は、"La Dolce Vita"でした。なぜイタリア語かというと、たまたま筆者はイタリアンが好みなのと、語呂がいい・・との理由からです。大事な言葉は"生活"。わたしたちの人生、社会、歴史もすべて、日々のささやかな生活に始まります」

 河北新報の人気コラムの一つに「デスク日誌」があります。いろいろな仕事に携わっているデスクさんたちが書いています。仕事との距離感はさまざまながら「新聞社で働く人たちの素顔が見えるようだ」との評価を得ています。寺島部長の「Cafe Vita」は「デスク日誌」のネット版といってもいいでしょう。

 以前、生活文化部は「学芸部」と名付けられていました。文字通り生活や暮らし全般について、幅広く、かつ深い関心を持つ記者たちが所属しています。いわゆる報道、ニュースとは一味違う仕事ぶりをお楽しみください。生活文化部の記者たちの記事はニュースサイト「コルネット」でも楽しめます。「生誕100年 それぞれの太宰治」「不安社会~雇用問題を語ろう」などです。 

 寺島部長のブログの意味について「ふらっと」を運営する立場で説明すると、新聞社の業務について担当者があれこれ分かりやすく語り、インターネット利用者と新聞社の間に新しいチャンネルを作る、ということになります。新聞社の仕事の現場は編集、営業、管理などに分かれ、実に多彩です。インターネット利用者のみなさんに新聞社のいろいろな現場での仕事ぶりを少しでも分かってもらえればと考えています。

 当ブログと合わせて「かほくブログ」のくくりを新設しました。社内各現場からの参加を募っています。

投稿者 yoyu : 15:42

2009年7月28日

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書店員さんのブログ

 河北新報社が運営しているブックサイトの名称を「本屋さんの空気」といいます。地域SNS「ふらっと」と連携させています。姉妹サイトといっていいでしょう。世の中、とかくデジタル一辺倒になりがちなので、アナログへのこだわりをあえて表現しているつもりです。ネットで本を探し、購入するのも便利だけれど、身近な書店に足を運んで、書籍をながめ手に取れば、きっといい時間が過ごせるはずです。そんな思いをこめたサイトです。

 ぜひ「本屋さんの空気」にお出かけください。まだまだ改善、拡充の必要はありますが、書籍や書店に関する手作りの情報と更新頻度の点で、ちょっとは自慢できるかもしれません。

 特に仙台市内の3つの書店で働く3人の書店員さんのブログが出色です。「のんちゃんの本屋うちそと」「さるみみ堂」「私は本になりたい」。どのブログからも本好きのオーラのようなものが伝わってきます。

 何よりも自分の仕事との「親密な関係」がうかがえるのが興味深い。3人とも個性的で型にはまらない書き手です。予想できないような筋の運び。言葉の使い方やニュアンスにも人柄がにじみ出ています。言いたいことがはっきりしています。新聞社で仕事をしながら、約束事の多い文章を書いたり読んだりしてきた身にとっては、驚かされることの多いブロガーさんたちなのであります。

投稿者 yoyu : 11:43

2009年7月15日

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SNS発「納豆ソングコミュニティー」

 地域SNS「ふらっと」の会員向けに毎週金曜日、メールマガジンを発行しています。コンテンツの一つにふらっと編集室スタッフが書く「つぶやき」があります。毎週、「お題」を設定して、スタッフが一言述べています。「ふらっと」スタッフの肉声をお届けしながら、会員のみなさんとの距離を少しでも縮めたいと願っています。

 我田引水ながら、これが結構楽しめます。最新作は「納豆の思い出」。7月10日の「納豆の日」にちなみ、スタッフがそれぞれに思い出をつぶやいています。

[目黒]プリン体がちょっと気になりますが、週に2回は食べます。
[中島]毎朝納豆ばしでこねこねしてます。次は納豆鉢が欲しい。
[畠山]13年前に東京・青山で「みんなで納豆を食べる会」を開きました。なんだかにおう話がいっぱい出ました。
[渡部]現在、納豆オムレツにはまっています。
[高橋]大好きです。ネギ、カラシ、梅など薬味がポイントですね。

 これだけなら紹介するほどのことでもないかもしれません。

 が、SNSはここからが面白い。メルマガ発行後、「スタッフのつぶやき」はブログになります。そのブログを読んだふらっと会員がさまざまなコメントを寄せてくれました。なかなかの盛り上がりです。コメントの一つに「納豆の歌は『納豆ソング』というタイトルで仙台で2003年にCD化されたようです」というのがありました。

 納豆ソング?どんなもの?スタッフも一緒になって納豆に関する曲探しが始まりました。その結果、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」などに8種類の納豆関連ソングが見つかりました。

 『みやぎ小粒納豆の歌』
 『なっとう!なっトゥッ!!』
 『納豆ワルツ』
 『ネバネバ納豆』
 『ねばねばなっちぃのうた』
 『納豆の歌』
  瞳かほりさんの「納豆ソング」
  ナットウエンジェルの「納豆ソング」

 懐かしいオールディーズ風あり、ワルツあり、カントリー風ありと、曲調も多彩です。詳細はここここをご覧ください。ふらっと会員さんがコメントの中で紹介した「納豆ソング」は、瞳かほりさんの歌に「スリービーンズ」のコーラスがついたものらしいです。作詞・作曲は木村善徳さん。いろいろ調べているうちに、宮城県出身の歌手、吉川団十郎さんにも「納豆の唄」という持ち歌があることが分かりました。SNSが縁で広がった「納豆コミュニティー」は奥が深い。

投稿者 yoyu : 13:40

2009年5月28日

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「沙棗」の作者、平谷さんと話そう。

 河北新報朝刊に連載中の小説「沙棗(さそう)-義経になった男-」の作者、平谷美樹(ひらや・よしき)さんを囲む集いが2009年6月6日午後1時から仙台市青葉区の河北新報社1階ホールで開かれます。参加費無料。事前申し込みを受け付けています。平谷さん自身が作品世界を語ります。欧州のケルト文化に詳しい水彩画家の古山拓さん、寺島英弥河北新報社生活文化部長との鼎談で「蝦夷・平泉・義経」について語るほか、会場の参加者との自由なトークも予定されています。

 平谷さんは、河北新報の地域SNS「ふらっと」のコミュニティーでも精力的に発言しています。読者とのつながりを求める気持ちがびんびんと伝わってきます。集いは「『沙棗』を語ろう~平谷美樹さんを囲む集い」と題して開かれます。「ふらっと」のコミュニティー参加者と実際に顔を合わせて交流する「オフ会」も兼ねています。申込方法などの詳細はこちら

 新聞メディアにとって新聞小説は伝統のある形式です。とりわけ地元作家の作品を掲載し、多くの読者に読んでもらえることは、地方文化の振興に貢献したいと考えている地方新聞社にとって、まさに新聞社冥利(みょうり)に尽きます。

 平谷さんの熱意もあって「沙棗」では、新聞本紙とネットを組み合わせた新しい現場ができつつあります。作家、読者、新聞社の関係に新しい形をもたらしうるのではないか。新聞社の仕事に携わる者の一人としては非常に刺激的で面白い現場です。インターネットの仕掛けを、あまり急がず、当事者の思いに寄り添う形で活用すれば、新聞社らしい事例もありうるというお手本のようなものです。
 
 従来までのマスメディアの論理をそのままあてはめれば、SNSのコミュニティー参加者の多寡で評価しがちかもしれません。一人の作家さんの向こう側にできるだけ多くの読者を想定する物差しでいえば、やはりSNSのコミュニティーへの参加者は多い方が望ましい。

 しかし、もう一方で、平谷さんのようにネットも含めて豊かな発信力を有する作家さんの場合、読者の間に、もっと丁寧な双方向の回路を開ける可能性があります。

 地域SNS「ふらっと」が作家と読者の間の丁寧な回路づくりにつながったかどうかの判断はもっと先になるでしょう。作家と読者をつなぐ新聞社の役割の点でも、もっと研究する必要があります。「ふらっと」のSNSメンバーになって、平谷さんのコミュに参加してみてください。作家さんは作品世界を支えるために、これだけの思考、行動、発信力を備えているのかと感心してしまいます。

投稿者 yoyu : 11:03

2009年2月27日

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新聞小説コミュ 「沙棗(さそう)」

 河北新報に連載中の小説「沙棗(さそう)」の筆者、平谷美樹(ひらや・よしき)さん=岩手県久慈市生まれ=を囲むコミュニティーが09年2月27日、河北新報社の地域SNS「ふらっと」でスタートしました。河北新報社が連載小説の読者と筆者を結ぶ手段としてネットを活用するのは初めてです。新聞とネットの特性を互いに生かしながら、規模は小さくても熱心で深いコミュニティーが生まれるように願っています。「ふらっと」に登録(無料)してコミュニティーに参加してください。

 地方新聞の連載小説は複数の新聞に連載されることが少なくありませんが「沙棗」は河北新報だけに連載されています。東北出身の作家と河北新報がしっかり組んでお届けするオリジナル小説です。北行伝説も含め、歴史上の人物としては最強の一人である源義経。その影武者として数奇な人生を送る「沙棗」の物語です。輝かしい歴史文化を築いた奥州・平泉が舞台となっています。

 河北新報のオリジナル小説といえば、古くは青森出身の作家太宰治さんの「パンドラの匣」(45年10月22日-46年1月7日)があります。84年3月16日から85年4月7日にかけて連載された「総門谷」は高橋克彦さんの初期の作品です。第7回吉川英治文学新人賞を受賞しています。「沙棗」もぜひご愛読ください。

 米国の出版団体、作家団体と米グーグル社の間で繰り広げられてきた集団訴訟で和解が成立しました。これによって同社がネット上で世界中の書籍を公開できる環境が整ったというニュースが大きな衝撃となって飛び交っています。

 デジタル技術の進化とサービスの多様化に伴い、出版・読書環境は今後も大きく変わっていくのかもしれません。そんな慌しい流れにあって新聞小説は今も、その日、読んでもらいたい分だけを確実に読者に届けています。若い人たちに支持されたケータイ小説の出版が昨年話題になりました。新聞小説は昔も今も文学作品が出版される前に読者に届けられる、唯一のペーパーメディアです。

 1日という間隔を置いて、毎日少しずつ、しかし確実に情報を受容するスタイルにも再度焦点を当ててはどうかと思います。ネットに慣れ親しんだ人なら一度に大量に情報を集め、取捨選択するのが普通かもしれません。しかし、人間、バランスよく生きていくにはやはり両方のスタイルが必要なのではないか。オンラインを活用することの魅力に20年以上接してきて今さらながらにそう思います。ワープロやネットを駆使して大量に資料を作る一方、書き味にこだわりながら万年筆でゆっくりと文章を書く醍醐味と、どこか似ているような気がします。「沙棗」コミュニティーではそのあたりもぜひ意見交換してほしいものです。

投稿者 yoyu : 10:05

2009年2月12日

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「ふらっと」と「Facebook」

 2年前に地域SNS「ふらっと」をスタートさせて以来、大手のSNSを併用するスタイルになりました。そのほかSNSとは切り離して運営しているブログが2つあります。個人的な情報空間としてはこれで十分かと思っていたら、最近になって知人から米国生まれのSNS「Facebook(フェイスブック)」に招待されました。はまっています。

 「ふらっと」が「地域」との関係で、実名あるいは匿名の交流空間を目指しているのに対して「Facebook」は実名、小規模、親密かつ・グローバルなオンライン空間を作るのに適しているようなのです。もともとは学生のためのオンライン空間として開発されたそうです。「ふらっと」の機能拡張や活用場面をイメージする上でも、強い刺激を受けているところです。

 河北新報社の地域SNS「ふらっと」は4月で満2歳になります。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)という新しい環境を地方新聞社の仕事と位置づけるための模索が続いています。「ふらっと」構築の準備期間を含めて足かけ4年。同時にSNSを活用した個人的な情報空間づくりを試行錯誤する時間でもありました。

 SNSを仕事やプライベートな分野で利用する醍醐味は、自分が持つささやかな情報を複数の人々と共有したり、互いに批評できることでしょうか。他の参加者との間で緩やかで柔軟な意思疎通を心掛ける必要があります。互いに顔を見ながら話すのとは違います。書き言葉を中心に自分の考えや気持ちを伝えるには、それなりの心構えや基本的なノウハウが必要です。

 インターネット以前のパソコン通信時代、電子メールや会議室を初めて使ったころから書き言葉中心のコミュニケーションを手掛けてきたつもりですが、いまだに間違います。自分では気がつかないところで相手を傷つけてしまうことがあります。実害を受けた友人・知人のみなさんにはお詫びしなければなりません。

 SNSというネット環境が優れているのは、オンラインでの意思疎通に使える仕組みがさまざま用意されている点です、文章、写真はもちろん動画も使えます。伝えたい内容と気分やスキルに合わせて手段を選択できるわけです。手前味噌で恐縮ですが「ふらっと」の場合も、ブログ、コミュニティー(会議室)、写真アルバム、スケジュール、マップなどをお使いいただけます。

投稿者 yoyu : 23:42

2009年2月 4日

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ブログ大会「冬日記」 大賞にハレルヤさん

 河北新報社の地域SNS「ふらっと」でブログを書いているみなさんを対象に募集してきた「ブログ大会『冬日記』」の大賞、入賞が決まりました。大賞には「窓をあければモノガタリ」というブログを書いているハレルヤさんの「冬日記/家族と一緒、蕪栗沼へ-。」が選ばれました。ブログ大会の審査結果はこちらからご覧ください。

 地域SNSを新聞社の仕事として始めた最大の理由は、ブログという手段を使って、情報発信、自己表現している人たちとつながりを持ちたいと考えたからです。

 なぜかブログとジャーナリズムを直結させて考える風潮があった日本では、依然として「日記型」のブログを軽んじる傾向が強いかもしれません。

 しかし、従来、情報発信がマスメディアや専門作家らの専権事項だったことを思えば、ブログを活用した地域発情報発信の広がりは隔世の感があります。市民一人ひとりが身の回りや世相、社会問題等について自立的に見て、書いて、発信するレベルが向上すれば、地域そのものを変える可能性さえ想定できます。草の根スタイルのメディアとして評価されるべきでしょう。

 「ブログ大会」は「ふらっと」でブログを書いているみなさんの感性や表現方法をあらためて認識するいい機会になりました。題材の選び方、思いを表現する順序、言葉使いなど、どれをとってもまず個性的だし、柔軟でした。新聞記事の書き方のルールに即した文章しか書いた経験のないわたしにとっては、大きな刺激となりました。何よりも自分で思いのままに文章をつづることの楽しさを伝えてくれる作品が多かったのには、感謝する以外にありません。

 10年余り前、日本に初めてインターネットが登場したころ、登場して間もないのに「インターネットにあるのはごみばかり」と酷評する気の早い人たちが大勢いました。そう断言してはばからない人の中には、インターネットをろくに経験したこともない人が多数いました。はばかりながらパソコン通信時代からオンラインの世界で遊んだり仕事をしたりしていた「ネットワーカー」の一人としては、にわか専門家諸氏の断言ぶりをとてもほほ笑ましく感じたものです。

 確かにインターネットは玉石混交、どこに何があるか見通せない世界でした。だから「ごみばかり」発言にいちいち反論するぶしつけなまねはしませんでしたが、玉石混交ぶりが逆に魅力でした。あらかじめ決まった秩序にしたがって展開する世界ではない、インターネット特有の面白さを感じたものです。当時の専門家諸氏が現在のネット世界を見たら何と言うだろうかと考えることがあります。

投稿者 yoyu : 21:57

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