2020年度「石巻かほく」川柳 最優秀賞・優秀賞

 2020年度の「石巻かほく」川柳の最優秀賞が石巻市蛇田の菅野勇さん(83)に決まった。優秀賞には東松島市赤井の片岡シュウジーさん(78)と石巻市向陽町の佐藤功さん(71)が選ばれた。選者の水戸一志氏が選考した。

<選者・水戸氏から>

 年間成績は入選句の得点(佳作1点、◎2点)の累計を基本にした。

 最優秀の菅野勇さんは、はがきに毎回、時事吟と生活川柳を交ぜて3句出す。作品の幅を広げることは視野の広さにつながり、入選率を上げる。「カタカナ語増えて街から人が消え」(20年4月12日)のように、平易な表現ながらツボを押さえた作品に特徴がある。

 優秀賞の片岡シュウジーさんと佐藤功さんは本当に川柳好き。投句数もずば抜けて多い。気がはやって粗削りのまま投函したような句も多いが。これは二人に限らない。片岡さんの「10年の鯰でてきてご挨拶」(21年2月21日)、佐藤さんの「投句するまだ元気だぞ同級生」(20年8月30日)が印象に残る。

 20年度に1回以上、入選句が掲載された人は84人だった(投句者総数はもっと多い)。

 入選句は大勢の人に読まれている。励みにしてほしい。

 
◇受賞者の声・最優秀賞/菅野勇さん
tmp20210326000021.jpg 初めての受賞で大変びっくりしました。光栄の至りです。
 10年ほど前から独学で川柳に取り組んでいます。朝に目覚めた時や新聞を読んでいる時、お風呂に入っている時に思いつくことが多いです。
 石巻かほくの川柳欄で紹介される皆さんの作品に刺激を受けています。見た方が思わずにやりとするような作品が目標です。
 今後とものんびりと焦らずに続けていきたいと思っています。


※短歌は来年発表
 「石巻かほく」短歌の20年度の最優秀賞については、年度途中で選者が交代したことに伴い、短歌欄が再開した昨年12月以降に寄せられた作品を対象に21年度の最優秀賞などを選び、22年3月に結果を発表します。選考は石巻かほく短歌選者の斉藤梢氏が務めます。