仙台青陵中2年生が職場体験

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仙台市仙台青陵中(青葉区)の2年生4人が10月28日~11月1日の5日間、青葉区の河北新報社で職場体験をした。現場で働く社員の話を聞いたり取材に挑戦したりして、新聞作りの面白さや責任について学んだ。

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初日は報道、生活文化、写真の各部を見学。報道部で東日本大震災関連の取材をする東野滋記者(37)は「被災者に寄り添い、教訓を未来に生かす記事を書くのが仕事。自分にしかできない仕事と思って取材することが大切で、初めて知ることや発見があるとやりがいを感じる」と話した。

東野記者の「自分にしかできない仕事」という言葉が心に残った。5日間を通し、「新聞社に無駄な部署はなく、全てがそれぞれの役割を果たすことで1枚の新聞が完成している」ということを肌で感じた。

(沼田温人

3日目は河北新報印刷センターを見学した。庄司誠さん(57)に案内され、白い巻き取り紙に記事が印刷され、新聞となって配達用のトラックに運ばれる様子を見た。大きな音を出して動く機械や忙しそうに作業する社員の姿から、新聞を発行することの大変さが伝わってきた。

地下1階の建物と地盤の間にある免震装置も見せてもらった。この装置のおかげで東日本大震災でも被害はなく、地震直後も新聞を刷ることができたという。庄司さんは「新聞社は何が起きても新聞を発行していかなければならない」と責任感を語ってくれた。

(石川彩乃

4日目は新聞を材料にした新聞バッグ作りを教わった。気に入った写真や広告を選び、表面の柄になるよう紙を折ったり切り貼りしたりした。1時間ほどで簡単に自分だけのオリジナルバッグが完成した。

見た目よりも耐久性が高く、作り方を教えてくれた総務部の小林美玲さん(18)は「読み終わった新聞の活用になるし、エコバッグにもなるので環境に優しい。家にある新聞で作ってみてほしい」と話した。

(松田こなみ

制作グループでは制作作業を体験し、写真の加工などをした。実際に写真を撮影し、専用の機械で色の度合いや光の調節を体験。読者の興味を引く見出しを考える経験もした。

入社3年目の日下祥吾さん(23)に仕事のやりがいを聞くと、「成果が新聞という目に見える形になって残ることや達成感が得られること」と語ってくれた。

生徒たちにとって、5日間の職場体験がいい経験になったことは間違いない。

大久保駿

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