聖ウルスラ学院英智中2年生が職場体験

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 仙台市の聖ウルスラ学院英智中2年生4人が10月11日、青葉区の河北新報社で職場体験に臨んだ。記者に仕事のやりがいや大変さを聞くなど自分たちで取材して記事をまとめ、新聞社の仕事を体感した。

 報道部は事件事故や災害など、当日起きたニュースを取材する。複数の取材班に分かれていて、経済班は東北の経済の動きを取材する。たとえば、銀行の利子の増減がある場合、担当の高橋一樹記者が記事で伝えることで読者は事前に情報を知ることができる。

 震災班は主に東日本大震災関連の取材をしている。発生から8年半が過ぎ、災害公営住宅の家賃が入居時の倍になったり高齢者が一人で亡くなる孤独死が起きたり、震災直後とは違う問題が増えているという。

(石野 奈音)

 新聞の写真は何が起きたかを一目で読者に伝え、興味を引く視覚的情報だ。写真部は写真を専門に撮る部署で、記者は事件事故、政治、スポーツ、催しなどあらゆる現場に出向いて紙面を彩る写真を撮る。

 特に写真が重要なのがスポーツだ。勝敗の決まる瞬間を捉えるため、1秒間にコマ撮影できる望遠レンズ付きカメラで2000~3000枚撮る。掲載されるのは、1~2枚という。「最前線でニュースに関われることが魅力」と鹿野智裕記者。技術と忍耐力が必要な、活動的な仕事だ。

(河崎 莉果)

 整理部の仕事は紙面を「組む」ことだという。外勤記者が取材、執筆し、デスクが確認した記事を受け取り、分かりやすいレイアウトや記事の内容が一目で伝わる見出しを作る。

 特に見出しは難しく、10字程度の限られた字数で「読みたい」と思わせなくてはならない。記事の内容をストレートに伝える記者もいれば、しゃれやユーモアをきかせる記者もいる。整理部は多くの記事を一つにまとめる力とセンスが問われる、新聞社の要である。

(菅原 紗英)

 防災・教育室長の鈴木淳さんへのインタビューでは、印象に残っている取材について聞いた。プロ野球横浜(現DeNA)が日本一になった時に仙台市出身の佐々木主浩投手の取材を試みたが、当時は「時の人」でなかなかアポが取れず苦労したという。

 大きな出来事が飛び込んできて掲載予定だった記事を差し替えなければならない場合どうするか聞くと、ケース・バイ・ケースという。あふれた記事を翌日に回すこともあれば、掲載しないこともある。新聞制作は苦労が多く、判断力が必要な仕事と感じた。

(加藤 慶紀)

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