仙台二華中2年生が職場体験

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 仙台二華中(仙台市若林区)の2年生6人が11月7、8の両日、青葉区の河北新報社で職場体験をした。模擬取材に挑戦するなど、新聞社の仕事を体感した。

(小坂太一、綱本悠汰、佐藤美彩希、鳥谷部響大、藤枝侑希、佐藤若葉)

 報道部は事件事故や災害、行政の動きなど、その日起きた出来事を取材する。菊池春子記者は「記事をきっかけに問題が解決に向かった時がうれしい」とやりがいを語った。苦労もあり、「相手が話したくないことも聞かなければならないのがつらい」と明かした。

 写真部はプロカメラマンの集まりで、専門的な写真を撮る。プロ野球取材では1試合で約3000枚撮影。距離や明るさ、スピードを意識し、試合が動く瞬間の1枚を撮るには5年は経験が必要だという。

 望遠レンズ付きのカメラでは、遠くの物が望遠鏡のようにはっきり見えた。小林一成記者は災害時の泥だらけの現場で、カメラを落としたことがあるそう。「夢にまで出てくる」と苦笑いしていた。

 デジタル推進室の保管庫で約100年前の新聞を見た。現代と違い、写真の代わりに絵が使われていたり文字が小さかったりした。一方、広告は昔も今もあり、新聞社の重要な収入源だそうだ。明治、大正、昭和の新聞を見学した生徒たちは、時代の流れに伴う紙面の変化を熱心に学んだ。

 デジタル推進室では、東日本大震災直後の新聞も見学。地震の影響で新聞発行が危ぶまれたが、新潟日報社の協力で朝刊と号外を発行できた。日も朝刊を出し、被害状況を伝えた。

 死者が万単位に及ぶことを伝える記事について、見出しを作った整理記者は「「死者」という言葉の重さを考慮。「犠牲は万単位」という、より直接的でない表現を使ったそうだ。

 防災・教育室の鈴木淳室長へのインタビューでは、新聞の魅力を「人間性の幅を広げること」と聞いた。興味がない記事にも出会え、関心が広がるという。鈴木さんは悩みとして活字離れを挙げ、「子育て世代の代が顕著。新聞の良さを伝えたい」と語った。新聞を読み、人間性の幅を広げてほ しいと思った。

 181025895職場体験号外/仙台二華中生が職場体験_20191114161044.jpg2日間とも新聞を読み、感想や考えたことを話し合った。台風号に伴うペット同伴での避難を扱った記事について、「一緒に避難できるよう、行政は対策を急ぐべきだ」という意見が出た。一方、他の避難者への影響や避難所不足といった課題も浮上。生徒たちは真剣に考えていた。新聞を読むことは、社会に目を向けるいい機会になった。